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公開番号2025148455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2025116515,2022510438
出願日2025-07-10,2021-03-19
発明の名称硬化性組成物、硬化物、及び、硬化性組成物の使用方法
出願人リンテック株式会社
代理人個人
主分類C09J 183/04 20060101AFI20250930BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】硬化性及び貯蔵安定性に優れる硬化性組成物を提供する。
【解決手段】光素子固定材用接着剤、若しくは光素子固定材用封止材として使用する、下記(A)成分、及び(B)成分を含有する硬化性組成物、又は下記(A)成分、(B)成分、及び(C2)成分を含有する硬化性組成物等。
(A)成分:下記式(a-1)で示される繰り返し単位を1種又は2種以上有し、ポリシルセスキオキサン化合物(A)中の前記式(a-1)で示される繰り返し単位の含有割合が、全繰り返し単位に対して90~100mol%であるポリシルセスキオキサン化合物(A)
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(B)成分:熱酸発生剤
(C2)成分:分子内に酸無水物構造を有するシランカップリング剤
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
光素子固定材用接着剤、又は光素子固定材用封止材として使用する、下記(A)成分、及び、(B)成分を含有する硬化性組成物(ただし、ケイ素を分子内に含有しないエポキシ樹脂、又はケイ素を分子内に含有しないオキセタン樹脂を含む硬化性組成物を除く。)。
(A)成分:下記式(a-1)で示される繰り返し単位を、1種又は2種以上有し、ポリシルセスキオキサン化合物(A)中の前記式(a-1)で示される繰り返し単位の含有割合が、全繰り返し単位に対して90~100mol%である、ポリシルセスキオキサン化合物
TIFF
2025148455000019.tif
11
157
〔R

は、無置換の炭素数1~10のアルキル基、ハロゲン原子、及びシアノ基から選ばれる置換基を有する炭素数1~10のアルキル基、無置換の炭素数6~12のアリール基、並びに、アルキル基、ハロゲン原子、及びアルコキシ基から選ばれる置換基を有する炭素数6~12のアリール基からなる群から選ばれる基である。〕
(B)成分:熱酸発生剤
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ポリシルセスキオキサン化合物(A)中の前記式(a-1)で示される繰り返し単位の含有割合が、全繰り返し単位に対して90~100mol%(ただし、90mol%を除く。)である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項3】
光素子固定材用接着剤、又は光素子固定材用封止材として使用する、下記(A)成分、及び、(B)成分を含有する硬化性組成物。
(A)成分:下記式(a-1)で示される繰り返し単位を、1種又は2種以上有し、ポリシルセスキオキサン化合物(A)中の前記式(a-1)で示される繰り返し単位の含有割合が、全繰り返し単位に対して100mol%である、ポリシルセスキオキサン化合物
TIFF
2025148455000020.tif
11
157
〔R

は、無置換の炭素数1~10のアルキル基、ハロゲン原子、及びシアノ基から選ばれる置換基を有する炭素数1~10のアルキル基、無置換の炭素数6~12のアリール基、並びに、アルキル基、ハロゲン原子、及びアルコキシ基から選ばれる置換基を有する炭素数6~12のアリール基からなる群から選ばれる基である。〕
(B)成分:熱酸発生剤
【請求項4】
さらに、下記(C)成分を含有する、請求項1~3のいずれかに記載の硬化性組成物。 (C)成分:シランカップリング剤
【請求項5】
下記(A)成分、(B)成分、及び、(C2)成分を含有する硬化性組成物。
(A)成分:下記式(a-1)で示される繰り返し単位を、1種又は2種以上有するポリシルセスキオキサン化合物
TIFF
2025148455000021.tif
11
157
〔R1は、無置換の炭素数1~10のアルキル基、置換基を有する炭素数1~10のアルキル基、無置換の炭素数6~12のアリール基、及び、置換基を有する炭素数6~12のアリール基からなる群から選ばれる基である。〕
(B)成分:熱酸発生剤
(C2)成分:分子内に酸無水物構造を有するシランカップリング剤
【請求項6】
(A)成分の質量平均分子量(Mw)が、500~20,000である、請求項1、3、5のいずれかに記載の硬化性組成物。
【請求項7】
(A)成分の含有量が、硬化性組成物の固形分中40質量%以上、100質量%未満である、請求項1、3、5のいずれかに記載の硬化性組成物。
【請求項8】
(B)成分が、オニウム塩系熱酸発生剤である、請求項1、3、5のいずれかに記載の硬化性組成物。
【請求項9】
(B)成分が、下記要件(I)を満たすものである、請求項1、3、5のいずれかに記載の硬化性組成物。
〔要件(I)〕
(B)成分について、温度範囲が30~300℃、昇温速度が10℃/分の条件で示差走査熱量測定を行って得られる最大吸熱ピークのピーク温度(酸発生温度)が、80~180℃である。
【請求項10】
(B)成分の含有量が、(A)成分100質量部に対して0質量部超、5質量部以下である、請求項1、3、5のいずれかに記載の硬化性組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性及び貯蔵安定性に優れる硬化性組成物、前記硬化性組成物が硬化してなる硬化物、及び、前記硬化性組成物を、光素子固定材用接着剤又は光素子固定材用封止材として使用する方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、硬化性組成物は用途に応じて様々な改良がなされ、光学部品や成形体の原料、接着剤、コーティング剤等として産業上広く利用されてきている。
また、硬化性組成物は、光素子固定材用接着剤や光素子固定材用封止材等の光素子固定材用組成物としても注目を浴びてきている。
【0003】
光素子には、半導体レーザー(LD)等の各種レーザーや発光ダイオード(LED)等の発光素子、受光素子、複合光素子、光集積回路等がある。
近年においては、発光のピーク波長がより短波長である青色光や白色光の光素子が開発され広く使用されてきている。このような発光のピーク波長の短い発光素子の高輝度化が飛躍的に進み、これに伴い、光素子の発熱量がさらに大きくなっていく傾向にある。
【0004】
ところが、近年における光素子の高輝度化に伴い、光素子固定材用組成物の硬化物が、より高いエネルギーの光や光素子から発生するより高温の熱に長時間さらされ、接着力が低下するという問題が生じた。
【0005】
この問題を解決するべく、特許文献1~3には、ポリシルセスキオキサン化合物を主成分とする光素子固定材用組成物が提案されている。
光素子固定材用組成物を用いて光素子等を固定する場合、通常、光素子固定材用組成物を加熱して硬化させる。
しかしながら、硬化性に劣る光素子固定材用組成物を用いると、加熱時間を長くしたり、加熱温度を高くしたりする必要があり、光素子や、その周囲の部材の劣化を引き起こしたり、製品の製造効率を低下させたりするおそれがあった。
【0006】
このため、ポリシルセスキオキサン化合物を含有する硬化性組成物の硬化性を向上させることが行われてきた。
例えば、特許文献4には、特定のポリシルセスキオキサン化合物と縮合反応触媒とを含有する、縮合反応型シリコーン組成物が記載されている。
特許文献4には、その縮合反応型シリコーン組成物は、種々の特性に優れるとともに、硬化性(初期硬化性)に優れることも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-359933号公報
特開2005-263869号公報
特開2006-328231号公報
WO2017/122762号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のように、特許文献4に記載の縮合反応型シリコーン組成物は、種々の特性に優れるとともに、硬化性にも優れるとされている。
しかしながら、特許文献4の実施例に記載されている硬化条件は、120℃で1時間加熱した後、さらに150℃で3時間加熱するというものであり、さらに硬化性に優れる硬化性組成物が要望されていた。
【0009】
また、本発明者らの検討によると、硬化性組成物の硬化性を向上させると、貯蔵安定性が低下するおそれがあることが分かった。
【0010】
本発明は、上記した従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、硬化性及び貯蔵安定性に優れる硬化性組成物、前記硬化性組成物が硬化してなる硬化物、及び、前記硬化性組成物を、光素子固定材用接着剤又は光素子固定材用封止材として使用する方法を提供することを目的とする。
本発明において「硬化性に優れる」とは、所定の条件で硬化反応を行ったときに、より短時間で粘度が上昇し、最終的に硬化することをいう。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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