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公開番号2025148610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2025126991,2021030570
出願日2025-07-30,2021-02-26
発明の名称水性医薬組成物
出願人ロート製薬株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 47/38 20060101AFI20250930BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】特定の増粘剤を含有する水性医薬組成物において、保存効力の低下が抑制された水性医薬組成物を提供すること。
【解決手段】(A)ヒドロキシエチルセルロース及びその塩からなる群より選択される少なくとも1種、並びに(B)抗酸化剤及び緩衝剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、水性医薬組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
明細書に記載された発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、水性医薬組成物に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
水性医薬組成物は、使用時の微生物汚染等による製品の腐敗を防止されていることが望ましい。そのため、各種の水性医薬組成物には、その腐敗を防止するとともに保存安定性を図る目的で防腐剤が配合されている（特許文献１）。しかしながら、増粘成分を水性医薬組成物に配合した場合に、水性医薬組成物の保存効力に及ぼす影響については明らかにされていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平６－２９３６３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明の目的は、特定の増粘剤を含有する水性医薬組成物において、保存効力の低下が抑制された水性医薬組成物を提供すること、及び該水性医薬組成物における保存効力を増強する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明者らは、増粘剤として配合されるヒドロキシエチルセルロースを含有する水性医薬組成物に、抗酸化剤及び／又は緩衝剤を配合すると、意外にも水性医薬組成物における保存効力の低下が抑制されることを見出した。本発明はこの新規な知見に基づくものである。
【０００６】
本発明は、例えば、以下の各発明を提供する。
（項１）
（Ａ）ヒドロキシエチルセルロース及びその塩からなる群より選択される少なくとも１種、並びに（Ｂ）抗酸化剤及び緩衝剤からなる群より選択される少なくとも１種を含有する、水性医薬組成物。
（項２）
（Ａ）ヒドロキシエチルセルロース及びその塩からなる群より選択される少なくとも１種を含有する水性医薬組成物に、（Ｂ）抗酸化剤及び緩衝剤からなる群より選択される少なくとも１種を配合することを含む、該水性医薬組成物における保存効力の低下を抑制する方法。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の水性医薬組成物は保存効力の低下が抑制されている。このため、菌汚染に対して特に高い安全性が要求される水性医薬組成物においても、使用時の水性医薬組成物の汚染、及び微生物感染症のリスク等を低減できる。また、本発明の水性医薬組成物は、より安全且つ快適に、長期に亘って有効に使用することができる。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本明細書において、特に記載のない限り、「ＰＯＥ」はポリオキシエチレンを意味する。
【０００９】
本明細書において、特に記載のない限り、「ＰＯＰ」はポリオキシプロピレンを意味する。
【００１０】
本明細書において、特に記載のない限り、「コンタクトレンズ」は、ハード、酸素透過性ハード、ソフト（シリコーンハイドロゲルレンズを含む）、カラー等のあらゆるタイプのコンタクトレンズを包含する。
（【００１１】以降は省略されています）

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