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公開番号2025154102
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056914
出願日2024-03-29
発明の名称眼検査システムおよび眼検査プログラム
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/14 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 撮影された眼科画像の品質の妥当性を検者が判断しやすい、眼検査システムおよび眼検査プログラムを提供すること。
【解決手段】 眼検査システムは、被検者の眼を撮影することで眼科画像を取得する撮影手段と、前記眼科画像における品質の目標である品質目標を、被検者の診療情報に基づいて設定する、品質目標設定手段と、実際に撮影された前記被検者の眼科画像における品質を評価した品質評価結果を取得する品質評価手段と、前記品質目標および前記品質評価結果の双方を、或いは、双方の比較結果である品質比較結果を表示する表示制御手段とを有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
被検者の眼を撮影することで眼科画像を取得する撮影手段と、
前記眼科画像における品質の目標である品質目標を、被検者の診療情報に基づいて設定する、品質目標設定手段と、
実際に撮影された前記被検者の眼科画像における品質を評価した品質評価結果を取得する品質評価手段と、
前記品質目標および前記品質評価結果の双方を、或いは、双方の比較結果である品質比較結果を表示する表示制御手段と、
を有する、眼検査システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記表示制御手段は、前記品質目標および前記品質評価結果の両方、或いは、前記品質比較結果は、撮影結果を示す被検眼の前記眼科画像と、同一画面において表示され、
更に、
当該画面から再撮影を行うための操作入力を受け付けた場合に、再撮影を実行する再撮影手段を、有する、請求項1記載の眼検査システム。
【請求項3】
前記品質評価手段は、
被検者の前記診療情報が入力データとして入力されることによって、前記入力データと対応する前記品質目標を出力するように、機械学習アルゴリズムによって訓練された数学モデルであって、
複数の被検者の前記診療情報が入力用訓練データとして、複数の被検者を撮影した前記眼科画像に基づいて得られる前記品質評価結果が出力用訓練データとして、予め訓練された数学モデルを有する、請求項1記載の眼検査システム。
【請求項4】
前記撮影手段における検査条件を、被検者の診療情報に基づいて取得する検査条件取得手段と、
前記検査条件取得手段によって取得される検査条件を前記撮影手段に対して設定する検査条件設定手段と、
を更に有する請求項1から3のいずれかに記載の眼検査システム。
【請求項5】
前記検査条件取得手段は、
被検者の前記診療情報が入力データとして入力されることによって、前記入力データと対応する前記検査条件を出力するように、機械学習アルゴリズムによって訓練された第2の数学モデルであって、
複数の被検者の前記診療情報が入力用訓練データとして、複数の被検者を撮影したときの前記検査条件が出力用訓練データとして、予め訓練された第2の数学モデルを有する、請求項4記載の眼検査システム。
【請求項6】
眼検査プログラムであって、
眼検査装置のプロセッサで実行されることによって、前記眼検査装置が、
被検者の眼を撮影することで眼科画像を取得し、
前記眼科画像における品質の目標である品質目標を、被検者の診療情報に基づいて設定し、
実際に撮影された前記被検者の眼科画像における品質を評価した品質評価結果を取得し、
前記品質目標および前記品質評価結果の双方を、或いは、双方の比較結果である品質比較結果を表示する、眼検査プログラム。
【請求項7】
被検者の眼を撮影することで眼科画像を取得する撮影手段と、
前記撮影手段における検査条件を、被検者の診療情報に基づいて取得する検査条件取得手段と、
前記検査条件取得手段によって取得される検査条件を前記撮影手段に対して設定する検査条件設定手段と、を有する、眼検査システム。
【請求項8】
眼検査プログラムであって、
眼検査装置のプロセッサで実行されることによって、前記眼検査装置が、
前記撮影手段における検査条件を、被検者の診療情報に基づいて取得し、
前記検査条件取得手段によって取得される検査条件を前記撮影手段に対して設定する、眼検査システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、眼検査システムおよび眼検査プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
眼底カメラや、OCTデバイスなどの眼底撮影装置が、眼科分野において広く利用されている。撮影装置によって撮影される画像の品質が良好で無い場合に、再撮影が行われる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-104708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、再撮影を行っても画像の品質改善が難しい場合があり得る。
【0005】
ここで、画像の品質は、例えば、被検眼の異常の有無、病歴、個体差等の事由に依存し得る。例えば、近視眼・遠視眼では光学系の反射アーチファクトが生じやすくなる。小瞳孔眼では、画像上にケラレ(アーチファクトの一種)や輝度ムラが生じやすくなる。また、例えば、被検眼の透光体に混濁が存在する場合、眼底撮影装置による撮影光の投受光が混濁によって妨げられることで、光学系の調整が難しくなり、更に、輝度またはコントラストが良好な眼底画像を撮影できない場合がある。また、視神経系に障害がある場合、撮影中に固視が不安定であることで画像の品質が劣化しうる。
【0006】
しかしながら、上記の事由を、撮影時に検者があらかじめ把握することは難しい場合がある。また、上記の事由を、あらかじめ検者が把握していたところで、どの程度の品質の画像が妥当であるかを検者が判断することは困難である。このため、撮影された眼科画像の品質の評価が良好でない場合、再撮影に至りやすく、検査の手戻りが必要以上に発生しやすい。
【0007】
また、例えば、検査の習熟度は検者毎に異なっており、各検者の間で許容される画像の品質も異なる場合があり得る。習熟度の低い検者には、再撮影による品質改善が難しい場合がある。
【0008】
更に、画像の品質については、補助や調整によって改善可能な場合がある。例えば、例えば、撮影時に開瞼が不十分であったり、瞬目(まばたき)が生じていたり、頭部や眼の動き等によって、アライメントやフォーカスがズレていることによって、良好な画像が得られない場合がある。これらは、開瞼補助、顔支持の補助、アライメント調整、および、撮影タイミングの調整、等によって改善可能である。
【0009】
本開示は、従来技術の問題点の少なくともいずれかに基づいてなされたものであり、撮影された眼科画像の品質の妥当性を検者が判断しやすい、眼検査システムおよび眼検査プログラムを提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の第1態様に係る眼検査システムは、被検者の眼を撮影することで眼科画像を取得する撮影手段と、前記眼科画像における品質の目標である品質目標を、被検者の診療情報に基づいて設定する、品質目標設定手段と、実際に撮影された前記被検者の眼科画像における品質を評価した品質評価結果を取得する品質評価手段と、前記品質目標および前記品質評価結果の双方を、或いは、双方の比較結果である品質比較結果を表示する表示制御手段とを有する。
本開示の第2態様に係る眼検査プログラムは、眼検査装置のプロセッサで実行されることによって、前記眼検査装置が、被検者の眼を撮影することで眼科画像を取得し、前記眼科画像における品質の目標である品質目標を、被検者の診療情報に基づいて設定し、実際に撮影された前記被検者の眼科画像における品質を評価した品質評価結果を取得し、前記品質目標および前記品質評価結果の双方を、或いは、双方の比較結果である品質比較結果を表示する。
本開示の第3態様に係る眼検査システムは、被検者の眼を撮影することで眼科画像を取得する撮影手段と、前記撮影手段における検査条件を、被検者の診療情報に基づいて取得する検査条件取得手段と、前記検査条件取得手段によって取得される検査条件を前記撮影手段に対して設定する検査条件設定手段と、を有する。
本開示の第4態様に係る眼検査プログラムは、眼検査プログラムであって、眼検査装置のプロセッサで実行されることによって、前記眼検査装置が、前記撮影手段における検査条件を、被検者の診療情報に基づいて取得し、前記検査条件取得手段によって取得される検査条件を前記撮影手段に対して設定する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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