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公開番号
2025154490
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057530
出願日
2024-03-29
発明の名称
乾燥機のフィルター清掃装置及び乾燥機
出願人
株式会社コーワ
代理人
主分類
D06F
58/22 20060101AFI20251002BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】 乾燥運転の初期段階における乾燥効率を低下させることなく、マイクロプラスチック等の微小な塵埃を捕獲することができる乾燥機のフィルター清掃装置を提供する。
【解決手段】 塵埃を捕集するフィルター体2と、フィルター体2の上流側に備えられた通風路3と、通風路3内に可動自在に備えられると共に、フィルター体2に付着した塵埃を除去する清掃体4とを有する乾燥機のフィルター清掃装置10であって、フィルター体2は、第1フィルター部2aと、第1フィルター部2aよりも目が細かい第2フィルター部2bとを有し、乾燥運転が開始されてから所定時間内は、清掃体4が、第1フィルター部2a及び第2フィルター部2bへの通風を阻害しない乾燥初期位置5aに待機し、乾燥運転が開始されてから所定時間経過後は、清掃体4が、第1フィルター部2aへの通風を阻害する乾燥終期位置5bへ移動する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
塵埃を捕集するフィルター体と、
前記フィルター体の上流側に備えられた通風路と、
前記通風路内に可動自在に備えられると共に、前記フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、を有する乾燥機のフィルター清掃装置であって、
前記フィルター体は、第1フィルター部と、該第1フィルター部よりも目が細かい第2フィルター部と、を有し、
乾燥運転が開始されてから所定時間内は、前記清掃体が、前記第1フィルター部及び前記第2フィルター部への通風を阻害しない乾燥初期位置に待機し、
乾燥運転が開始されてから所定時間経過後は、前記清掃体が、前記第1フィルター部への通風を阻害する乾燥終期位置に移動することを特徴とする乾燥機のフィルター清掃装置
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
清掃体は、略板状の基台と、該基台の一端に設けられた除塵部とを有し、
前記基台の他端側が通風路の内壁面側に回動可能に固定されており、
通風は、前記通風路の内壁面と前記基台の側面とに誘導され、
乾燥運転が開始されてから所定時間経過後は、前記通風が第2フィルター部のみを通過する請求項1に記載の乾燥機のフィルター清掃装置
【請求項3】
フィルター体の第1フィルター部と第2フィルター部とは連続的に形成されており、
清掃体の乾燥初期位置は、前記清掃体の先端部が前記第1フィルター部の一方の端部と通風路の内壁面との間に位置し、
清掃体の乾燥終期位置は、前記清掃体の先端部が前記第1フィルター部の他方の端部と前記第2フィルター部の一方の端部との間に位置する請求項2に記載の乾燥機のフィルター清掃装置
【請求項4】
フィルター清掃装置は、通風路の上流側端部に開口面を備えた流入口を有し、
前記流入口の開口面に対して略垂直方向がフィルター体のフィルター面と略垂直となるように設けられており、
前記フィルター体は、第1フィルター部と第2フィルター部とが連続的に形成された略円弧状であると共に、
前記第1フィルター部の表面は、前記流入口の開口面に対して対向するように配置されており、
前記第2フィルター部の表面は、前記流入口の開口面に対して傾斜するように配置されている請求項1~3のいずれか1項に記載の乾燥機のフィルター清掃装置
【請求項5】
第1フィルター部及び第2フィルター部の表面は、エッチング加工が施された金属で一体的に形成されている請求項1~3のいずれか1項に記載の乾燥機のフィルター清掃装置
【請求項6】
フィルター体は、第3フィルター部を有し、該第3フィルター部は、第2フィルター部の他方の端部に連続して形成されていると共に、前記第2フィルター部よりも目が細かい請求項1~3のいずれか1項に記載の乾燥機のフィルター清掃装置
【請求項7】
フィルター清掃装置は、通風路の上流側端部に開口面を備えた流入口を有し、
前記流入口の開口面に対して略垂直方向がフィルター体のフィルター面と略垂直となるように設けられており、
前記流入口の近傍で且つ第2フィルター部の他方の端部近傍に、塵埃を収容するダストボックスが形成されている請求項1~3のいずれか1項に記載の乾燥機のフィルター清掃装置
【請求項8】
槽体内に回転自在に配置され衣類などを収容する回転ドラム内に、送風手段及び加熱手段により発生した温風を、通風ダクトを経て循環供給して前記衣類などを乾燥可能にすると共に、前記通風ダクトの前記槽体からの排気側に請求項1~7のいずれか1項に記載の乾燥機のフィルター清掃装置を着脱可能に備えたことを特徴とする乾燥機
【請求項9】
清掃体を駆動する駆動装置と、前記清掃体の駆動を制御する制御装置とを有する請求項8に記載の乾燥機
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルターに付着した塵埃を除去するための乾燥機のフィルター清掃装置と、このフィルター清掃装置を備えた乾燥機に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から塵埃を捕集するフィルターが設置され、このフィルターに付着した塵埃を除去するための乾燥機のフィルター清掃装置が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の乾燥機のフィルター清掃装置は、清掃装置本体と、通風から塵埃を捕集可能なフィルター体と、側部に塵埃を掻き上げるための突起が形成されたブレードを備え、前記フィルター体に沿って可動し、該フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、を有し、前記清掃体の一方の端部から他方の端部までの長さは、該清掃体の一方の端部から前記フィルター体のフィルター面までの最短距離よりも長く、前記清掃装置本体は、前記ブレードが前記フィルター体に摺接していない前記清掃体の初期位置において、前記ブレードの先端部を収容する凹部を備え、前記突起は、前記フィルター体に積層した塵埃の一方の端部に当接して掻き上げるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-069181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記特許文献1に記載の乾燥機のフィルター清掃装置では、フィルター体の目の大きさよりも小さなマイクロプラスチック等の塵埃は、フィルター体を通り抜けて排水と共に外部に排出されていた。一方、フィルター体の目の大きさを更に小さくした場合には、フィルターが通風の抵抗になると共に、乾燥機における乾燥運転の初期段階において、水分を多く含んだ塵埃がフィルター体に付着して通風量を減少させることとなり、乾燥効率を低下させるものであった。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、乾燥運転の初期段階における乾燥効率を低下させることなく、マイクロプラスチック等の微小な塵埃を捕獲することができる乾燥機のフィルター清掃装置及び乾燥機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、塵埃を捕集するフィルター体と、前記フィルター体の上流側に備えられた通風路と、前記通風路内に可動自在に備えられると共に、前記フィルター体に付着した塵埃を除去する清掃体と、を有する乾燥機のフィルター清掃装置であって、前記フィルター体は、第1フィルター部と、該第1フィルター部よりも目が細かい第2フィルター部と、を有し、乾燥運転が開始されてから所定時間内は、前記清掃体が、前記第1フィルター部及び前記第2フィルター部への通風を阻害しない乾燥初期位置に待機し、乾燥運転が開始されてから所定時間経過後は、前記清掃体が、前記第1フィルター部への通風を阻害する乾燥終期位置に移動することを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明では、清掃体の可動を利用して、乾燥運転が開始されてから所定時間内は、通風は、主に目が大きい第1フィルター部を通過することによって、通風量を大きくすることができ、乾燥運転の初期段階における乾燥効率の低下を防ぐことができる。また、乾燥運転の初期段階の塵埃は、水分を多く含み、通風内を浮遊しにくい状態に対して、乾燥運転が開始されてから所定時間経過後の塵埃は、乾燥されて軽くなり、通風内に多く浮遊している状態となることから、目の小さい第2フィルター部を通過することによって、マイクロプラスチック等の微小な塵埃を捕獲することができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、清掃体は、略板状の基台と、該基台の一端に設けられた除塵部とを有し、前記基台の他端側が通風路の内壁面側に回動可能に固定されており、通風は、前記通風路の内壁面と前記基台の側面とに誘導され、乾燥運転が開始されてから所定時間経過後は、前記通風が第2フィルター部のみを通過することを特徴としている。これにより、清掃体の回動によって、通風を効率的に誘導することができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、フィルター体の第1フィルター部と第2フィルター部とは連続的に形成されており、清掃体の乾燥初期位置は、前記清掃体の先端部が前記第1フィルター部の一方の端部と通風路の内壁面との間に位置し、清掃体の乾燥終期位置は、前記清掃体の先端部が前記第1フィルター部の他方の端部と前記第2フィルター部の一方の端部との間に位置することを特徴としている。これにより、清掃体によって、第1フィルター部の清掃を行った後に、清掃体が乾燥終期位置に至るので、乾燥効率を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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