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公開番号
2025128620
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025395
出願日
2024-02-22
発明の名称
撥水撥油性繊維処理剤
出願人
株式会社大阪ソーダ
代理人
主分類
D06M
15/37 20060101AFI20250827BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】
本発明の課題は、フッ素化合物系表面処理剤に代わる優れた撥水撥油性を有する表面処理剤を提案することである。
【解決手段】
ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物(A)と、クエン酸、リンの酸素酸から選択される酸化合物(B)を含有することにより、優れた撥水撥油性を維持しつつ、着色を防止することができることを見出した。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物(A)と、クエン酸、リンの酸素酸から選択される酸化合物(B)を含有する撥水撥油性繊維処理剤。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物(A)がポリエチレンイミン、ポリプロピレンイミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミンから選択される化合物と炭素数6以上のアルキル基を有するアルキルイソシアネートとの付加物である請求項1記載の撥水撥油性繊維処理剤。
【請求項3】
液状媒体を含有する請求項1に記載の撥水撥油性繊維処理剤。
【請求項4】
液状媒体が水である請求項3に記載の撥水撥油性繊維処理剤。
【請求項5】
ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物(A)100質量部に対して、クエン酸、リンの酸素酸から選択される酸化合物(B)0.1~20質量部を含有する請求項1に記載の撥水撥油性繊維処理剤。
【請求項6】
請求項1~5いずれかに記載の撥水撥油性繊維処理剤で表面処理された繊維。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物と、クエン酸、リンの酸素酸から選択される酸化合物を含有する撥水撥油性繊維処理剤、及び該撥水撥油性繊維処理剤で処理された繊維に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
撥水撥油性を付与する表面処理剤としては、フッ素系重合体、例えばパーフルオロアルキル基もしくはパーフルオロアルケニル基を有する重合性化合物の重合体であることが知られている。
【0003】
これらのフッ素系化合物の重合体は耐熱性、耐酸化性、耐候性などの特性に優れているという利点もあり、繊維製品、皮革、紙および鉱物基材のための表面処理剤として、幅広く用いられている。
【0004】
一方で、フッ素化合物系表面処理剤はPFAS(パーフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキル物質)として、その環境残留性や生態蓄積性から、人への有害性が懸念されており、フッ素化合物系表面処理剤に代わる優れた撥水撥油性を有する表面処理剤が求められている。
【0005】
繊維処理剤としては、撥水性に優れる処理剤として、ポリアルキレンイミンと脂肪族イソシアネートとの付加物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平2020/022367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ポリアルキレンイミンと脂肪族イソシアネートとの付加物は繊維処理剤として有用である一方で、処理された物品が着色することが課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題について鋭意研究の結果、ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物(A)と、クエン酸、リンの酸素酸から選択される酸化合物(B)を含有することにより、優れた撥水撥油性を維持しつつ、着色を防止することができることを見出した。
【0009】
本発明は、以下のように記載することもできる。
項1 ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物(A)と、クエン酸、リンの酸素酸から選択される酸化合物(B)を含有する撥水撥油性繊維処理剤。
項2 ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物(A)がポリエチレンイミン、ポリプロピレンイミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミンから選択される化合物と炭素数6以上のアルキル基を有するアルキルイソシアネートとの付加物である項1記載の撥水撥油性繊維処理剤。
項3 液状媒体を含有する項1に記載の撥水撥油性繊維処理剤。
項4 液状媒体が水である項3に記載の撥水撥油性繊維処理剤。
項5 ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物から選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物(A)100質量部に対して、クエン酸、リンの酸素酸から選択される酸化合物(B)0.1~20質量部を含有する項1に記載の撥水撥油性繊維処理剤。
項6 項1~5いずれかに記載の撥水撥油性繊維処理剤で表面処理された繊維。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、ポリアルキレンイミン、及びアルキレンポリアミンから選択される化合物から選択される化合物と脂肪族イソシアネートとの付加物(A)と、クエン酸、リンの酸素酸から選択される酸化合物(B)を含有することにより、優れた撥水撥油性を維持しつつ、着色を防止するため、繊維処理剤として非常に有用である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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