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公開番号
2025153344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055786
出願日
2024-03-29
発明の名称
耐水性基材
出願人
リンテック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06M
15/03 20060101AFI20251002BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】耐水性に優れた耐水性基材を提供する。
【解決手段】繊維状材料からなる芯材にシクロデキストリン化合物を含浸させてなる耐水性基材。上記シクロデキストリン化合物は、シクロデキストリンまたはシクロデキストリン誘導体を含む重合体であるか、非親水性基を有する非重合性シクロデキストリン化合物であることが好ましい。前者の場合、上記重合体は、重合性基を有するシクロデキストリン誘導体と、アクリル系モノマーとを共重合したものであることが好ましい。後者の場合、非重合性シクロデキストリン化合物は、アクリル系ポリマーとともに、芯材に含浸されていることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維状材料からなる芯材にシクロデキストリン化合物を含浸させてなる耐水性基材。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記繊維状材料の含有量が、5g/m
2
以上、200g/m
2
以下であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性基材。
【請求項3】
坪量が、11g/m
2
以上、300g/m
2
以下であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性基材。
【請求項4】
前記耐水性基材を酢酸エチルに1時間浸漬したときに、以下の式で算出される重量損失率が、20%以上であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性基材。
重量損失率(%)=[{(浸漬前の耐水性基材の重量-浸漬前の芯材の重量)-(浸漬後の耐水性基材の重量-浸漬後の芯材の重量)}/(浸漬前の耐水性基材の重量-浸漬前の芯材の重量)]×100
【請求項5】
トラウザー引裂法により、試験速度10mm/minにて測定される引き裂き強度が、0.1N以上であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性基材。
【請求項6】
幅10mmの前記耐水性基材について、測定長10mm、引張速度100mm/minの引張試験を行って測定される最大荷重が、0.5N以上であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性基材。
【請求項7】
幅10mmの前記耐水性基材を水に10分間浸漬した後、当該耐水性基材について、測定長10mm、引張速度100mm/minの引張試験を行って測定される最大荷重が、0.5N以上であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性基材。
【請求項8】
幅10mmの前記耐水性基材について、測定長10mm、引張速度100mm/minの引張試験を行って測定される最大荷重をL1(N)とし、
幅10mmの前記耐水性基材を水に10分間浸漬した後、当該耐水性基材について、測定長10mm、引張速度100mm/minの引張試験を行って測定される最大荷重をL2(N)としたときに、
以下の式で算出される最大荷重変化率(%)の絶対値が、100%未満であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性基材。
最大荷重変化率(%)={(L1-L2)/L1}×100
【請求項9】
幅10mmの前記耐水性基材について、測定長10mm、引張速度100mm/minの引張試験を行って測定される最大荷重伸度が、10%以上であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性基材。
【請求項10】
幅10mmの前記耐水性基材を水に10分間浸漬した後、当該耐水性基材について、測定長10mm、引張速度100mm/minの引張試験を行って測定される最大荷重伸度が、10%以上であることを特徴とする請求項1に記載の耐水性基材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維状材料からなる芯材を有し、耐水性を発揮する耐水性基材に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、商品のタグや商品のラベルなど、様々な用途で紙が使用されている。それら用途によっては、紙に耐水性が求められることがある。そこで、例えば、紙に合成樹脂を含浸させた耐水性紙、あるいは紙を合成樹脂で被覆した耐水性紙が知られている。これらの耐水性紙は、紙繊維を芯材とし、その芯材に合成樹脂を含浸または被覆している。
【0003】
例えば、特許文献1は、所定の化学構造を有するシロキサンを含有する紙基材を含む耐水性紙を提案している。なお、環境問題の観点等から、紙も再生可能なリサイクル性を有することが望ましい。そこで、特許文献1は、耐水性と離解性とを兼ね備えた耐水性紙を提供することを課題としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-131894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、耐水性に優れた耐水性基材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、第1に本発明は、繊維状材料からなる芯材にシクロデキストリン化合物を含浸させてなる耐水性基材を提供する(発明1)。
【0007】
上記発明(発明1)におけるシクロデキストリン化合物は、誘導体化や重合体化(特にアクリル系モノマーとの共重合)により非水溶性となる材料であり、かかるシクロデキストリン化合物を芯材に含浸させることにより、水に浸漬したとき、または水が付着したときに、シクロデキストリン化合物が繊維状材料(芯材)を保護する。そのため、上記発明(発明1)に係る耐水性基材は、耐水性に優れたものとなる。
【0008】
上記発明(発明1)においては、前記繊維状材料の含有量が、5g/m
2
以上、200g/m
2
以下であることが好ましい(発明2)。
【0009】
上記発明(発明1,2)においては、坪量が、11g/m
2
以上、300g/m
2
以下であることが好ましい(発明3)。
【0010】
上記発明(発明1~3)においては、前記耐水性基材を酢酸エチルに1時間浸漬したときに、以下の式で算出される重量損失率が、20%以上であることが好ましい(発明4)。
重量損失率(%)=[{(浸漬前の耐水性基材の重量-浸漬前の芯材の重量)-(浸漬後の耐水性基材の重量-浸漬後の芯材の重量)}/(浸漬前の耐水性基材の重量-浸漬前の芯材の重量)]×100
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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