TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025152615
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024054589
出願日
2024-03-28
発明の名称
飲料
出願人
株式会社東洋新薬
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23B
70/00 20250101AFI20251002BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】緑色野菜の緑色が良好に保持され、好ましい香りを呈する飲料を提供すること。
【解決手段】緑色野菜、銅イオン及び亜鉛イオンの中から選ばれる1以上の金属イオン、並びに、カルシウムイオンを含有し、銅イオン及び/又は亜鉛イオンの濃度が1~100質量ppmであり、カルシウムイオンの濃度が200質量ppm超である飲料である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
緑色野菜、銅イオン及び亜鉛イオンの中から選ばれる1以上の金属イオン、並びに、カルシウムイオンを含有し、
前記銅イオン及び/又は亜鉛イオンの濃度が1~100質量ppmであり、
前記カルシウムイオンの濃度が200質量ppm超であることを特徴とする飲料。
続きを表示(約 43 文字)
【請求項2】
容器詰飲料であることを特徴とする請求項1に記載の飲料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、緑色野菜を含有する飲料に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、野菜不足を手軽に解消するために、大麦若葉、ケール等の緑色野菜を利用したいわゆる青汁飲料が用いられている。これら青汁飲料等の緑色野菜飲料は、緑色が経時的に劣化し、緑色野菜の特徴である鮮やかな緑色を長期間保持することが難しい。
【0003】
これまで、これら緑色野菜飲料の退色防止に関する研究が行われており、例えば、緑色野菜粉砕物、結晶セルロース、及び水系媒体を含有し、緑色保持率=(殺菌後の-a/b)÷(殺菌前の-a/b)で定義される緑色保持率が0.8以上である飲料が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、緑色野菜に含まれるクロロフィル中のマグネシウムを銅や亜鉛で置換して安定化する退色防止方法が知られている。このような銅や亜鉛を用いた退色防止方法においては、金属イオン濃度が増大するにつれて金属味も増大する。したがって、このような金属味を抑制すべく、銅イオン又は亜鉛イオン濃度を低減する方法として、カルシウムイオンを200質量ppm以下の濃度で添加する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この緑色野菜含有飲料では、緑色野菜の緑色の退色を防止できると共に金属味が抑制されるものの、緑色野菜に起因する青臭さについてはさらなる改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-093203公報
特開2020-137455公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、緑色野菜の緑色が良好に保持され、好ましい香りを呈する飲料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討の結果、緑色野菜と、銅イオン及び/又は亜鉛イオンを含有する飲料において、カルシウムイオンを高濃度に調整することにより、緑色野菜の緑色が良好に保持され、緑色野菜に起因する青臭さが抑制され、好ましい香りを呈する飲料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
[1] 緑色野菜、銅イオン及び亜鉛イオンの中から選ばれる1以上の金属イオン、並びに、カルシウムイオンを含有し、前記銅イオン及び/又は亜鉛イオンの濃度(両方を含有する場合には合計の濃度)が1~100質量ppmであり、前記カルシウムイオンの濃度が200質量ppm超であることを特徴とする飲料。
[2] 容器詰飲料であることを特徴とする上記[1]に記載の飲料。
[3] 緑色野菜が青汁素材であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の飲料。
[4] 緑色野菜が大麦若葉、ケール、明日葉、ヨモギ、桑葉、長命草及び甘藷若葉、クマザサの中から選ばれる1以上の青汁素材であることを特徴とする上記[1]~[3]のいずれかに記載の飲料。
[5] 緑色野菜が大麦若葉及びケールの中から選ばれる1以上の青汁素材であることを特徴とする上記[1]~[4]のいずれかに記載の飲料。
[6] 緑色野菜が大麦若葉であることを特徴とする上記[1]~[5]のいずれかに記載の飲料。
【0009】
[7] 前記銅イオン及び/又は亜鉛イオンの濃度(両方を含有する場合には合計の濃度)が2.5~30ppmであることを特徴とする上記[1]~[6]のいずれかに記載の飲料。
[8] 前記カルシウムイオンの濃度が1000質量ppm以下であることを特徴とする上記[1]~[7]のいずれかに記載の飲料。
[9] 銅製及び/又は亜鉛製の鍋を用いて銅イオン及び/又は亜鉛イオンを溶出させる方法、又は、銅イオン水及び/又は亜鉛イオン水を用いる方法によって、飲料中に前記銅イオン及び/又は前記亜鉛イオンが配合されたことを特徴とする上記[1]~[8]のいずれかに記載の飲料。
[10] 緑色野菜と、銅イオン及び亜鉛イオンの中から選ばれる1以上の金属イオン、並びに、カルシウムイオンを、前記銅イオン及び/又は亜鉛イオンの濃度(両方を含有する場合には合計の濃度)が1~100質量ppmであり、前記カルシウムイオンの濃度が200質量ppm超となるように配合する工程を含む、飲料の製造方法。
【0010】
[11] 緑色野菜、銅イオン、並びに、カルシウムイオンを含有し、前記銅イオンが1~100質量ppmであり、前記カルシウムイオンの濃度が200質量ppm超であることを特徴とする飲料。
[12] 容器詰飲料であることを特徴とする上記[11]に記載の飲料。
[13] 緑色野菜が青汁素材であることを特徴とする上記[11]又は[12]に記載の飲料。
[14] 緑色野菜が大麦若葉、ケール、明日葉、ヨモギ、桑葉、長命草及び甘藷若葉、クマザサの中から選ばれる1以上の青汁素材であることを特徴とする上記[11]~[13]のいずれかに記載の飲料。
[15] 緑色野菜が大麦若葉及びケールの中から選ばれる1以上の青汁素材であることを特徴とする上記[11]~[14]のいずれかに記載の飲料。
[16] 緑色野菜が大麦若葉であることを特徴とする上記[11]~[15]のいずれかに記載の飲料。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社東洋新薬
飲料
1日前
株式会社東洋新薬
飲料
2日前
株式会社東洋新薬
組成物
1日前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
1日前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
1日前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
株式会社東洋新薬
包装容器及び展開体
12日前
株式会社東洋新薬
pDC活性化用経口組成物
12日前
株式会社東洋新薬
気分向上又は維持用組成物、睡眠の質向上又は維持用組成物
1か月前
株式会社東洋新薬
青汁用の飲食用組成物
5日前
株式会社東洋新薬
テロメラーゼ発現増強剤
1か月前
株式会社東洋新薬
血中中性脂肪上昇抑制組成物
8日前
コタ株式会社
毛髪用糖酸化抑制剤
24日前
個人
健康促進霊芝茶
22日前
個人
古代食品塩梅醤
4か月前
個人
ジャム
4か月前
ライソン株式会社
焙煎機
4か月前
不二製油株式会社
グミ類
1か月前
不二製油株式会社
組成物
1日前
個人
ヨーグルト等の発酵器
19日前
不二製油株式会社
加工食品
1か月前
不二製油株式会社
油性食品
12日前
株式会社ソディック
計量装置
4か月前
不二製油株式会社
油脂組成物
1か月前
不二製油株式会社
光照射油脂
1日前
株式会社東洋新薬
経口組成物
3か月前
株式会社ソディック
計量装置
4か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
3か月前
池田食研株式会社
微粉状食品
3か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
不二製油株式会社
卵代替素材
4か月前
株式会社東洋新薬
飲料
2日前
不二製油株式会社
油脂組成物
2か月前
奥野製薬工業株式会社
処理方法
4日前
不二製油株式会社
チーズ様食品
4か月前
続きを見る
他の特許を見る