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公開番号2025157199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2025078327
出願日2025-05-08
発明の名称端末及び通信方法
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04W 72/0457 20230101AFI20251007BHJP(電気通信技術)
要約【課題】低周波数帯でのキャリアアグリゲーションをスイッチングで実現するときに必要な制約を規定すること。
【解決手段】端末は、LBCA(Low band carrier aggregation)に係るセミスタティックスイッチングパターンを示す情報を受信する通信部と、前記セミスタティックスイッチングパターンに基づいて、FDD(Frequency Division Duplex)キャリアとSDL(Supplemental DownLink)キャリアとをスイッチングするLBCAを実行する制御部とを有し、前記制御部は、第1の数から第2の数を引いた値が制限される前記第1の数の連続するスロット内において、前記第2の数の回数を上限とするFDDキャリアとSDLキャリアのスイッチングを実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
ＬＢＣＡ（Low band carrier aggregation）に係るセミスタティックスイッチングパターンを示す情報を受信する通信部と、
前記セミスタティックスイッチングパターンに基づいて、ＦＤＤ（Frequency Division Duplex）キャリアとＳＤＬ（Supplemental DownLink）キャリアとをスイッチングするＬＢＣＡを実行する制御部とを有し、
前記制御部は、第１の数から第２の数を引いた値が制限される前記第１の数の連続するスロット内において、前記第２の数の回数を上限とするＦＤＤキャリアとＳＤＬキャリアのスイッチングを実行する端末。
続きを表示（約 970 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記第１の数から前記第２の数を引いた値が３又は４となる前記第１の数の連続するスロット内において、前記第２の数の回数を上限とするＦＤＤキャリアとＳＤＬキャリアのスイッチングを実行する請求項１記載の端末。
【請求項３】
前記制御部は、連続するＳＤＬキャリアのスロット数が上限値を有するようにＦＤＤキャリアとＳＤＬキャリアのスイッチングを実行する請求項１記載の端末。
【請求項４】
前記通信部は、スイッチングパターンの周期中に少なくとも１回ずつＦＤＤキャリアとＳＤＬキャリアにおいて、ＳＳＢ（SS/PBCH block）を受信する請求項１記載の端末。
【請求項５】
前記通信部は、スイッチングパターンの周期中に少なくとも１回ずつＦＤＤキャリアとＳＤＬキャリアにおいて、ＳＩＢ１（System Information Block 1）スロット、ＴＲＳ（Tracking reference signal）スロット、ＣＳＩ－ＲＳ（Channel State Information - reference signal）スロット、ＰＲＡＣＨ（Physical random access channel）スロット、ＳＲ（Scheduling Request）及びＴｙｐｅ－１ＣＧＰＵＳＣＨ（Configured grant Physical Uplink Shared Channel）の少なくとも一つを受信する請求項１記載の端末。
【請求項６】
ＬＢＣＡ（Low band carrier aggregation）に係るセミスタティックスイッチングパターンを示す情報を受信する手順と、
前記セミスタティックスイッチングパターンに基づいて、ＦＤＤ（Frequency Division Duplex）キャリアとＳＤＬ（Supplemental DownLink）キャリアとをスイッチングするＬＢＣＡを実行する手順と、
第１の数から第２の数を引いた値が制限される前記第１の数の連続するスロット内において、前記第２の数の回数を上限とするＦＤＤキャリアとＳＤＬキャリアのスイッチングを実行する手順とを端末が実行する通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、無線通信システムにおける端末及び通信方法に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
移動通信システムにおいて、低周波数帯（Low Band）はその優れた伝搬特性により、都市部の屋内トラフィック又は郊外・農村部の広範なトラフィック収容において重要な役割を果たしている。しかしながら、従来、８００ＭＨｚ帯のＦＤＤ（Frequency Division Duplex）バンド（Band n5）と７００ＭＨｚ帯のＳＤＬ（Supplemental DownLink）バンド（Band n29）のような低周波数同士のキャリアアグリゲーション（CA, Carrier Aggregation）は、端末の送受信回路設計又は制御の複雑性のため実現されていなかった。
【０００３】
また、３ＧＰＰ（登録商標）（3rd Generation Partnership Project）では、端末の実装の複雑性を解消し、低周波数帯でのキャリアアグリゲーション（LBCA, Low band carrier aggregation）を実現するために、セミスタティック（Semi-static, 半静的）スイッチングパターンを用いて、ＦＤＤキャリアとＳＤＬキャリアとを時分割スイッチングする方法が検討されている（例えば非特許文献１）。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００４】
"New WID on low band carrier aggregation via switching", RP-243315, 3GPP TSG RAN Meeting #106, 2024年12月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来、セミスタティックスイッチングパターンをどのように規定すべきか明確にされていない。任意のスイッチングパターンの設定を許容してしまうと、通信品質あるいは動作に悪影響を及ぼすおそれがある。
【０００６】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、低周波数帯でのキャリアアグリゲーションをスイッチングで実現するときに必要な制約を規定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
開示の技術によれば、ＬＢＣＡ（Low band carrier aggregation）に係るセミスタティックスイッチングパターンを示す情報を受信する通信部と、前記セミスタティックスイッチングパターンに基づいて、ＦＤＤ（Frequency Division Duplex）キャリアとＳＤＬ（Supplemental DownLink）キャリアとをスイッチングするＬＢＣＡを実行する制御部とを有し、前記制御部は、第１の数から第２の数を引いた値が制限される前記第１の数の連続するスロット内において、前記第２の数の回数を上限とするＦＤＤキャリアとＳＤＬキャリアのスイッチングを実行する端末が提供される。
【発明の効果】
【０００８】
開示の技術によれば、低周波数帯でのキャリアアグリゲーションをスイッチングで実現するときに必要な制約を規定することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施の形態に係る無線通信システムを説明するための図である。
ＦＤＤバンドとＳＤＬバンドとのスイッチングの動作の一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る端末の動作の一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係るセミスタティックスイッチングパターンの一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係るセミスタティックスイッチングパターンの一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係るセミスタティックスイッチングパターンの一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る動作の例（１）を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る動作の例（２）を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る基地局１０の機能構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る端末２０の機能構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る基地局１０又は端末２０のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
（【００１１】以降は省略されています）

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