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公開番号2025156306
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2025078239
出願日2025-05-08
発明の名称端末及び通信方法
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H04W 24/10 20090101AFI20251006BHJP(電気通信技術)
要約【課題】他のユーザ装置による送信に起因するクロスリンク干渉(CLI)を検出するため、所定の条件のシンボルタイプのシンボルにより、物理層において受信される参照信号の受信電力を測定する端末及び通信方法を提供すること。
【解決手段】端末が、送信及び/又は受信のシンボルタイプがサブバンド非重複型全二重(SBFD)シンボルタイプ、又は非SBFDシンボルタイプのいずれかである信号を送受信する通信部と、他のユーザ装置による送信に起因するクロスリンク干渉(CLI)を検出するために、物理層において受信される参照信号の受信電力を測定する制御部と、を備え、前記制御部は、所定の条件のシンボルタイプのシンボルにより、前記参照信号の受信電力を測定する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
送信及び/又は受信のシンボルタイプがサブバンド非重複型全二重(Subband non-overlapping Full Duplex:SBFD)シンボルタイプ、又は非SBFDシンボルタイプのいずれかである信号を送受信する通信部と、
他のユーザ装置による送信に起因するクロスリンク干渉(CLI:Cross Link Interference)を検出するために、物理層において受信される参照信号の受信電力を測定する制御部と、
を備え、
前記制御部は、所定の条件のシンボルタイプのシンボルにより、前記参照信号の受信電力を測定する、
端末。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記所定の条件のシンボルタイプは、前記SBFDシンボルタイプである、
請求項1記載の端末。
【請求項3】
前記所定の条件のシンボルタイプは、CSI(Channel State Information)導出のための有効なシンボルタイプである、
請求項1記載の端末。
【請求項4】
前記所定の条件のシンボルタイプは、動的TDD(dynamic TDD:dynamic Time Division Multiple Access)スロット上の非SBFDシンボルタイプである、
請求項1記載の端末。
【請求項5】
前記制御部は、セルにおいて、SFI(Slot Format Indicator)をモニタするように設定されている場合、前記所定の条件のシンボルタイプを前記非SBFDシンボルタイプに決定し、SFIをモニタするように設定されていない場合、前記所定の条件のシンボルタイプを前記SBFDシンボルタイプに決定する、
請求項1記載の端末。
【請求項6】
端末が、
送信及び/又は受信のシンボルタイプがサブバンド非重複型全二重(Subband non-overlapping Full Duplex:SBFD)のシンボルタイプ、又は非SBFDシンボルタイプのいずれかである信号を送受信し、
他のユーザ装置による送信に起因するクロスリンク干渉(CLI:Cross Link Interference)を検出するために、所定の条件のシンボルタイプのシンボルにより、物理層において受信される参照信号の受信電力を測定する、
通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、端末及び通信方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
3GPP(登録商標)は、5th generation mobile communication system(5G、New Radio(NR)又はNext Generation(NG)とも呼ばれる。)を仕様化し、さらに、Beyond 5G、5G Evolutionあるいは6Gと呼ばれる次世代の移動通信システムの仕様化も進めている。
【0003】
Release 18において、時分割複信(TDD:Time Division Multiple Access)のバンドを構成する複数のサブバンドを利用することにより、下りリンク(DL:Downlink)と上りリンク(UL:Uplink)との同時使用を可能にする複信方式が議論されている。このような複信方式はsubband non-overlapping full duplex(SBFD)と呼ばれている。なお、SBFDが適用されるシンボルは、SBFDシンボルと呼ばれてもよい。また、SBFDシンボルにおいて、DLに使用されるサブバンドはDLサブバンドと呼ばれてもよいし、ULに使用されるサブバンドはULサブバンドと呼ばれてもよい。
【0004】
さらに、Release 19に向けて、SBFDシンボル及び非SBFDシンボルによるUL送信及びDL受信に関する拡張が検討され、SBFDの運用を明確にするための技術的要件の検討が進められている(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
“Revised WID: Evolution of NR duplex operation: Sub-band full duplex (SBFD)”, RP-241614, 3GPP TSG RAN Meeting #104, 3GPP, June 17-20, 2024
3GPP TS 38.214 V18.3.0 (2024-06)
3GPP TS 38.300 V18.2.0 (2024-06)
3GPP TS 38.331 V18.1.0 (2024-03)
3GPP TR 38.858 V18.1.0 (2024-03)
3GPP TR 38.213 V18.3.0 (2024-06)
3GPP TR 38.215 V18.4.0 (2024-12)
【発明の概要】
【0006】
非特許文献5では、SBFDの運用に求められる技術的な要件が整理され、Release-19の実行に向けて検討が求められる点がまとめられている。更新されたWID(非特許文献1)においては、動的(Dynamic)なTDD又はフレキシブルTDDの運用では、クロスリンク干渉(CLI:Cross-Link interference)の影響が、PUSCH(物理上りリンク共有チャネル:Physical Uplink Shared Channel)性能や測定精度に悪影響を及ぼすことが課題の1つとして掲げられている。CLIは、異なるセル、基地局又は端末間で発生する干渉であり、例えば、ある基地局又は端末が送信を行っている際に、別の基地局又は端末が同じ周波数帯域で受信を行う場合に発生する。
【0007】
上述したようなクロスリンク干渉は、SBFDシンボルによるUL送信及びDL受信において生じ得る。一方、準静的なSBFDシナリオでは、非SBFDシンボル上での端末間CLIは存在しない。ただし、動的なTDDを用いた非SBFDシンボルによるUL送信及びDL受信においては、クロスリンク干渉が発生し得る。そのため、非SBFDシンボルにおいて、CLI測定をサポートするか否かについては、未解決の検討事項が残されており、さらなる検討が求められる。
【0008】
本開示の一態様は、他のユーザ装置による送信に起因するクロスリンク干渉(CLI)を検出するため、所定の条件のシンボルタイプのシンボルにより、物理層において受信される参照信号の受信電力を測定する端末及び通信方法に資する。
【0009】
本開示の一態様に係る端末は、送信及び/又は受信のシンボルタイプがサブバンド非重複型全二重(Subband non-overlapping Full Duplex:SBFD)シンボルタイプ、又は非SBFDシンボルタイプのいずれかである信号を送受信する通信部と、他のユーザ装置による送信に起因するクロスリンク干渉(CLI:Cross Link Interference)を検出するために、物理層において受信される参照信号の受信電力を測定する制御部と、を備え、前記制御部は、所定の条件のシンボルタイプのシンボルにより、前記参照信号の受信電力を測定する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
無線通信システムの全体概略構成図である。
無線通信システムにおいて用いられる周波数レンジを示す図である。
無線通信システムにおいて用いられる無線フレーム、サブフレーム、スロット、シンボルの構成例を示す図である。
Rel-16までに規定されるTDDの設定の一例を示す図である。
SBFDの構成の一例を示す図である。
SBFD動作の一例を示す図である。
既存のTDD設定の一例を示す図である。
SBFDの設定を含むTDDの一例を示す図である。
RAN1#118bis及びRAN1#119会合における合意事項(抜粋)を示す図である。
RAN1#120bis会合における議論の提案(抜粋)を示す図である。
オプション2-1又はオプション2-2における端末の動作の一例を示すフローチャートの図である。
オプション2-3における端末の動作の一例を示すフローチャートの図である。
基地局の構成の一例を示すブロック図である。
端末の構成の一例を示すブロック図である。
基地局及び端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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