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公開番号2025160473
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2025130696,2023004553
出願日2025-08-05,2018-12-05
発明の名称撮像装置
出願人株式会社ニコン
代理人藤央弁理士法人
主分類H04N 23/88 20230101AFI20251015BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ホワイトバランス調整の適正化を図ること。
【解決手段】撮像装置は、被写体の画像データを取得する取得部と、前記取得部によって取得された被写体の画像データに基づいて、前記被写体からの光の色温度を特定する特定部と、前記特定部によって特定された色温度に基づいて、前記被写体の画像データのホワイトバランスを調整する調整部と、前記被写体の画像データに、照明灯に照らされたLED発光体の画像データが含まれていると、前記特定部によって特定された色温度に基づいて、前記調整部によるホワイトバランスの調整済みの被写体の画像データの彩度を抑制する抑制部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被写体の画像データを取得する取得部と、
前記取得部によって取得された被写体の画像データに基づいて、前記被写体からの光の色温度を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された色温度に基づいて、前記被写体の画像データのホワイトバランスを調整する調整部と、
前記被写体の画像データに、照明灯に照らされたLED発光体の画像データが含まれていると、前記特定部によって特定された色温度に基づいて、前記調整部によるホワイトバランスの調整済みの被写体の画像データの彩度を抑制する抑制部と、
を有する撮像装置。

発明の詳細な説明【参照による取り込み】
【0001】
本出願は、平成29年(2017年)12月5日に出願された日本出願である特願2017-233354の優先権を主張し、その内容を参照することにより、本出願に取り込む。
続きを表示(約 2,400 文字)【技術分野】
【0002】
本発明は、撮像装置、電子機器および彩度抑制プログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を使用したLED光源を検出し、検出したLED光源の種類に基づいて、色補正を行う技術がある。この技術を用いてスタジアムなどで撮影を行う場合、環境光とLED光源であるLED看板の色が異なるため、環境光にAWB(Auto White Balance)を実行すると、LED看板の画像が色づいてしまい、自然な色合いの画像にならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-119780号公報
【発明の概要】
【0005】
本願において開示される技術の一側面となる撮像装置は、被写体の画像データを取得する取得部と、前記取得部によって取得された被写体の画像データに基づいて、前記被写体からの光の色温度を特定する特定部と、前記特定部によって特定された色温度に基づいて、前記被写体の画像データのホワイトバランスを調整する調整部と、前記被写体の画像データに、照明灯に照らされたLED発光体の画像データが含まれていると、前記特定部によって特定された色温度に基づいて、前記調整部によるホワイトバランスの調整済みの被写体の画像データの彩度を抑制する抑制部と、を有する。
【0006】
本願において開示される技術の一側面となる電子機器は、被写体の画像データを取得する取得部と、前記取得部によって取得された被写体の画像データに基づいて、前記被写体からの光の色温度を特定する特定部と、前記特定部によって特定された色温度に基づいて、前記被写体の画像データの色を調整する第1調整部と、前記被写体の画像データに、照明灯に照らされたLED発光体の画像データが含まれていると、前記調整部による調整済の前記LED発光体の色情報に基づいて、前記第1調整部による調整済みの被写体の画像データの色を調整する第2調整部と、を有する。
【0007】
また、本願において開示される技術の一側面となる彩度抑制プログラムは、被写体の画像データを取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された被写体の画像データに基づいて、前記被写体からの光の色温度を特定する特定処理と、前記特定処理によって特定された色温度に基づいて、前記被写体の画像データのホワイトバランスを調整する調整処理と、前記被写体の画像データに、照明灯に照らされたLED発光体の画像データが含まれていると、前記特定処理によって特定された色温度に基づいて、前記調整処理によるホワイトバランスの調整済みの被写体の画像データの彩度を抑制する抑制処理と、をプロセッサに実行させる。
【0008】
また、本願において開示される技術の他の側面となる彩度抑制プログラムは、被写体の画像データを取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された被写体の画像データに基づいて、前記被写体からの光の色温度を特定する特定処理と、前記特定処理によって特定された色温度に基づいて、前記被写体の画像データの色を調整する第1調整処理と、前記被写体の画像データに、照明灯に照らされたLED発光体の画像データが含まれていると、前記調整処理による調整済の前記特定の発光体の色情報に基づいて、前記第1調整処理による調整済みの被写体の画像データの色を調整する第2調整処理と、をプロセッサに実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、撮影シーンの一例を示す説明図である。
図2は、彩度抑制例を示す説明図である。
図3は、撮像装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、撮像装置の機能的構成例を示すブロック図である。
図5は、色空間と色温度との対応関係を示す説明図である。
図6は、環境光の色が青である場合のホワイトバランス調整および彩度抑制処理を示す説明図である。
図7は、環境光の色が緑(青緑)である場合のホワイトバランス調整および彩度抑制処理を示す説明図である。
図8は、環境光の色がアンバーである場合のホワイトバランス調整および彩度抑制処理を示す説明図である。
図9は、本実施例の撮像装置による静止画の撮影処理手順例を示すフローチャート1である。
図10は、動画撮影における高速サンプリングレート設定時におけるフレーム読出し例を示すタイムチャートである。
図11は、本実施例の撮像装置による動画の撮影処理手順例を示すフローチャート1である。
図12は、撮影システムのシステム構成例を示す説明図である。
図13は、本実施例の撮像装置による静止画の撮影処理手順例を示すフローチャート2である。
図14は、本実施例の撮像装置による静止画の撮影処理手順例を示すフローチャート2である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<撮影シーン例>
図1は、撮影シーンの一例を示す説明図である。図1では、屋外のスタジアム100でサッカーをプレイしているサッカー選手Pを撮影するシーンを例に挙げる。スタジアム100は、照明灯101と、フィールド(グラウンド)102と、LED看板103と、を有する。夜になると、照明灯101が点灯し、サッカーをプレイすることが可能である。照明灯101には、たとえば、水銀灯やメタルハイドライドランプ、高圧ナトリウムランプが用いられる。照明灯101は、非LED光源である。
(【0011】以降は省略されています)

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