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公開番号2025160933
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024059593
出願日2024-04-02
発明の名称鉄道車両
出願人日本車輌製造株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類B61D 17/08 20060101AFI20251017BHJP(鉄道)
要約【課題】部品点数の削減により、製造工数および車両構体の質量の増大を防止することが可能な鉄道車両を提供すること。
【解決手段】側外板29と、側外板29の厚み方向に貫通する開口292と、側外板29を開口292の周囲で補強するシアプレート31と、開口292を塞ぐガラス板32と、を備える鉄道車両1において、シアプレート31は、ガラス板32を保持するための保持部312を備えること。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外板と、前記外板の厚み方向に貫通する開口と、前記外板を前記開口の周囲で補強するシアプレートと、前記開口を塞ぐ透明板と、を備える鉄道車両において、
前記シアプレートは、前記透明板を保持するための保持部を備えること、
を特徴とする鉄道車両。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の鉄道車両において、
前記シアプレートは、
前記外板に接合されて前記外板を補強する補強部を備え、
前記保持部は、前記補強部に対して鉄道車両の内方側に段違いに形成され、
前記外板に対して垂直に切断した断面の形状が、前記補強部と前記保持部とにより略Z字状に形成されていること、
前記透明板は、前記外板と前記保持部との間に挟まれて位置すること、
を特徴とする鉄道車両。
【請求項3】
請求項1または2に記載の鉄道車両において、
前記開口は、外部表示器のために用いられること、
を特徴とする鉄道車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外板と、外板の厚み方向に貫通する開口と、外板を開口の周囲で補強するシアプレートと、開口を塞ぐ透明板と、を備える鉄道車両に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鉄道車両においては、車両構体の側面(側構体)に、行先表示器等の外部表示器を設けることが一般的である。
【0003】
例えば、図4に示すように行先表示器が設けられる。図4は、従来の鉄道車両における外部表示器周辺の概略断面図である。なお、図4中の上下方向が鉄道車両の高さ方向である。また、図4中の左右方向が鉄道車両の枕木方向であり、右側が鉄道車両の外側となっている。
【0004】
側構体100を構成する側外板101に、外部表示器102に対応する大きさの開口101aを形成し、その開口101aに対向する位置に外部表示器102を配置する。開口101aは、枠部材103により保持される透明なガラス板104によって閉塞されている。また、側外板101とガラス板104との間は、シール剤105により防水処理が施されている。
【0005】
以上のように、外部表示器102を設ける場合、外部表示器102が乗客から視認可能なように、当然に側外板101に開口101aを設けることになるが、開口101aを設けることにより、側外板101の剛性が低下するため、側外板101が撓むおそれがある。そこで、側外板101の裏面(図中の左側の面)に、シアプレート106を接合(例えばスポット溶接による)することで、開口101aの周囲において側外板101を補強し、側外板101の剛性を確保することが一般的に行われている。そして、ガラス板104を保持するための枠部材103は、シアプレート106の上に重ねられた状態で接合されている。なお、外板の開口の周囲を補強するシアプレートとしては、例えば特許文献1に開示されるような、窓開口の周囲を補強するためのシアプレートが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-60266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように、側外板に対してシアプレートを接合した上、さらに枠部材を接合するため、部品点数が増大するという問題がある。部品点数の増大は、鉄道車両の製造工数の増大や、車両構体の質量の増大につながるため、部品点数の削減が課題となっている。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、部品点数の削減により、製造工数および車両構体の質量の増大を防止することが可能な鉄道車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の鉄道車両は、次のような構成を有している。
【0010】
(1)外板と、前記外板の厚み方向に貫通する開口と、前記外板を前記開口の周囲で補強するシアプレートと、前記開口を塞ぐ透明板と、を備える鉄道車両において、前記シアプレートは、前記透明板を保持するための保持部を備えること、を特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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