TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025165637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024069822
出願日2024-04-23
発明の名称積層体の切断装置
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類B26D 5/00 20060101AFI20251028BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】積層体の外面のうちのステージとは反対側の主面が十分に加熱されていないおそれがある。
【解決手段】積層体の切断装置10は、積層体を載置可能な載置面22Aを有する可動ステージ22と、可動ステージを加熱する電熱ヒータ23と、載置面22Aに直交する軸に沿って往復動作可能なカット刃33と、載置面22A上に載置された積層体の主面の温度を検出するサーモグラフィ43と、を備える。また、切断装置10の制御装置は、サーモグラフィ43が検出した積層体の主面の温度が規定温度以上である場合に、カット刃33を往復動作させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
切断対象としての積層体を載置可能な載置面を有する可動ステージと、
前記可動ステージを加熱するヒータと、
前記載置面に直交する軸に沿って往復動作可能なカット刃と、
前記載置面上に載置された積層体の主面の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサが検出した前記主面の温度が予め定められた規定温度以上である場合に、前記カット刃を往復動作させる制御装置と、
を備える
積層体の切断装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記可動ステージ内に埋め込まれている複数の前記ヒータを備え、
複数の前記ヒータは、前記載置面に平行な方向に並ぶように配置されている
請求項1に記載の積層体の切断装置。
【請求項3】
前記ヒータを第1ヒータとしたとき、
前記可動ステージの外部に設けられ、前記載置面を加熱する第2ヒータをさらに備える
請求項1に記載の積層体の切断装置。
【請求項4】
前記第2ヒータは、遠赤外線ヒータである
請求項3に記載の積層体の切断装置。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記載置面の温度が設定温度となるように前記ヒータを制御し、
前記設定温度から前記温度センサが検出した前記主面の温度を減算した温度差が、14.2度以下の正の値として定められた閾値以下である場合に、前記カット刃を往復動作させる
請求項1に記載の積層体の切断装置。
【請求項6】
前記制御装置は、
前記載置面の温度が設定温度となるように前記ヒータを制御し、
前記設定温度から前記温度センサが検出した前記主面の温度を減算した温度差が、5.1度以下の正の値として定められた閾値以下である場合に、前記カット刃を往復動作させる
請求項1に記載の積層体の切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体の切断装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の積層体の切断装置は、積層体を載置できるステージと、ステージ上に載置された積層体を切断するためのカッターと、を備えている。ステージは、加熱可能になっている。積層体を切断する際には、加熱状態のステージに積層体を載置して、その状態においてカッターで切断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭61-144810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の切断装置のように加熱したステージで積層体を加熱する場合には、加熱により軟化する樹脂成分が含まれている積層体は、ステージとの接触面から加熱されることになる。そのため、特許文献1に記載の切断装置では、積層体の外面のうちのステージとは反対側の主面が十分に加熱されていない、すなわち積層体全体が軟化していないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の積層体の切断装置は、切断対象としての積層体を載置可能な載置面を有する可動ステージと、前記可動ステージを加熱するヒータと、前記載置面に直交する軸に沿って往復動作可能なカット刃と、前記載置面上に載置された積層体の主面の温度を検出する温度センサと、前記温度センサが検出した前記主面の温度が予め定められた規定温度以上である場合に、前記カット刃を往復動作させる制御装置と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、積層体の外面が十分に加熱された状態で当該積層体を切断できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、積層体の端面を示す部分平面図である。
図2は、図1における2-2線での断面図である。
図3は、切断装置の正面図である。
図4は、図3における4-4線での部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、積層体の切断装置の一実施形態を説明する。なお、図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。また、構成要素の寸法比率は実際のものと、又は別の図面中のものと異なる場合がある。
【0009】
<積層体の構成>
先ず、切断装置10が切断対象とする積層体100について説明する。
図1に示すように、積層体100は、概ね四角形板状である。したがって、積層体100は、主面100Aと、端面100Bと、を有する。なお、「主面」とは、板状の物体の外表面を構成する平面のうちで、最も面積の大きい平面のことをいう。積層体100の一辺の長さは、例えば10センチメートル以上である。積層体100の厚みは、例えば数ミリメートル程度である。
【0010】
積層体100は、誘電体101、複数の第1内部電極111、複数の第2内部電極112と、を備えている。誘電体101は、バリウム、チタン、カルシウム、亜鉛などのセラミック粒子と、バインダと、基材樹脂とを含んでいる。バインダは、例えば、アクリル樹脂、ビニル樹脂などである。基材樹脂は、例えば、エポキシ樹脂である。誘電体101は、全体としては四角形板状である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社村田製作所
二次電池
22日前
株式会社村田製作所
移相回路
28日前
株式会社村田製作所
コイル部品
28日前
株式会社村田製作所
電池パック
1か月前
株式会社村田製作所
高周波回路
29日前
株式会社村田製作所
コイル部品
16日前
株式会社村田製作所
ネブライザ
28日前
株式会社村田製作所
電子聴診器
28日前
株式会社村田製作所
コイル部品
28日前
株式会社村田製作所
電池パック
今日
株式会社村田製作所
電力システム
17日前
株式会社村田製作所
フィルタ装置
2日前
株式会社村田製作所
電力増幅回路
8日前
株式会社村田製作所
外観検査装置
8日前
株式会社村田製作所
フィルタ装置
29日前
株式会社村田製作所
電池モジュール
28日前
株式会社村田製作所
インダクタ部品
今日
株式会社村田製作所
インダクタ部品
今日
株式会社村田製作所
インダクタ部品
今日
株式会社村田製作所
インダクタ部品
今日
株式会社村田製作所
インダクタ部品
今日
株式会社村田製作所
インダクタ部品
10日前
株式会社村田製作所
伸縮性コイル部品
15日前
株式会社村田製作所
正極及び二次電池
今日
株式会社村田製作所
電子部品包装装置
1か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
8日前
株式会社村田製作所
積層体の切断装置
2日前
株式会社村田製作所
積層体の切断装置
2日前
株式会社村田製作所
造粒粉及びインダクタ
29日前
株式会社村田製作所
コンデンサモジュール
28日前
株式会社村田製作所
ファブリペロー干渉計
29日前
株式会社村田製作所
積層セラミック電子部品
29日前
株式会社村田製作所
積層セラミック電子部品
29日前
株式会社村田製作所
積層セラミック電子部品
14日前
株式会社村田製作所
積層セラミック電子部品
29日前
株式会社村田製作所
濾過装置および濾過方法
29日前
続きを見る