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公開番号
2025147276
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047477
出願日
2024-03-25
発明の名称
紙透明化剤
出願人
アイカ工業株式会社
代理人
主分類
D21H
21/26 20060101AFI20250930BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】不透明な紙に含浸させて、下地の印刷物や模様が透けて見えるように加工する樹脂組成物において、含浸性と共に、透明性及び乾燥性にも優れる、紫外線硬化が不要な溶剤型の紙透明化剤を提供する。
【解決手段】紙を透明化する紙透明化剤であって、アクリル系オリゴマーと脂肪族エステル系溶剤を含み、前記オリゴマーの重量平均分子量が1,000~15,000であり、全溶剤における脂肪族エステル系溶剤の割合が30重量%以上であり、固形分が25~65重量%であることを特徴とする紙透明化剤である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
紙を透明化する紙透明化剤であって、アクリル系オリゴマー(A)と脂肪族エステル系溶剤(B)を含み、前記(A)の重量平均分子量が1,000~15,000であり、溶剤における前記(B)の割合が30重量%以上であり、固形分が25~65重量%であることを特徴とする紙透明化剤。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
20℃における粘度が3~500mPa・sであることを特徴とする請求項1記載の紙透明化剤。
【請求項3】
請求項1又は2の紙透明化剤が塗布又は含浸された透明化紙。
【請求項4】
請求項1又は2の紙透明化剤を紙に10~40g/m
2
塗布又は含浸した後、乾燥させること特徴とする透明化紙の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙に含浸して透明化させる紙透明化剤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、紙に樹脂を含浸して半透明にする技術としては、光紫外線硬化型インキを用紙に含浸させて、該用紙を透明化する方法がある。例えばその用紙に含浸させる組成物として、過去に出願人は、2官能EO変性ビスフェノールAジアクリレートと、多官能アクリルモノマーと、光重合開始剤とを含む、粘度が500~3000mPa・sの透明加工紙用樹脂組成物を発明している(特許文献1)。
【0003】
この組成物は、紙への浸透性が良好で硬化速度も非常に速く、透明加工紙用の光硬化性樹脂組成物として大変優れた発明であった。一方、こうした光硬化型樹脂組成物は紫外線照射が必要となるため、生産性が高いという利点を有する反面、紫外線照射装置に対する設備投資が必要という不利な面もあった。そのため、紫外線照射が必要ではなく比較的短時間で紙の透明化が可能な、溶剤型ワニスの需要が根強くあった。
【0004】
このような非反応性の透明化剤に関連する特許としては、例えば脂環族飽和炭化水素系樹脂と、炭化水素系溶剤及び脂肪族エステル系溶剤の少なくとも炭化水素系溶剤とを混合したものからなる、紙透明化剤が提案されている(特許文献2)。しかしながら、この紙透明化剤は乾燥性が不十分であるため生産性が劣り、また皮膜も脆い傾向が有った。そのため、含浸性と共に、透明性及び乾燥性にも優れる溶剤型の透明化樹脂が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6793485号
特許第5722537号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、不透明な紙に含浸させて、下地の印刷物や模様が透けて見えるように加工する樹脂組成物において、含浸性と共に、透明性及び乾燥性にも優れる、紫外線硬化が不要な溶剤型の紙透明化剤を提供する事にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を達成するため、請求項1の発明は、紙を透明化する紙透明化剤であって、アクリル系オリゴマー(A)と脂肪族エステル系溶剤(B)を含み、前記(A)の重量平均分子量が1,000~15,000であり、全溶剤における前記(B)の割合が30重量%以上であり、固形分が25~65重量%であることを特徴とする紙透明化剤を提供する。
【0008】
また請求項2の発明は、20℃における粘度が3~500mPa・sであることを特徴とする請求項1記載の紙透明化剤を提供する。
【0009】
また請求項3の発明は、請求項1又は2の紙透明化剤が塗布又は含浸された透明化紙を提供する。
【0010】
また請求項4の発明は、請求項1又は2の紙透明化剤を紙に10~40g/m
2
塗布又は含浸した後、乾燥させること特徴とする透明化紙の製造方法を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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