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公開番号
2025029319
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023133869
出願日
2023-08-21
発明の名称
微粒子の分離方法
出願人
鹿島建設株式会社
,
国立大学法人京都大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B03D
1/02 20060101AFI20250227BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約
【課題】微粒子の分離を効率よく行うことができる微粒子の分離方法を提供する。
【解決手段】粒径が2mm未満の砂質土及び粒径が75μm未満の粘性土を含み、且つ、pHが10.5以上12.5未満である懸濁液を対象としてマイクロバブル浮選を実施し、浮上物を回収する。この方法によれば、泥水に含まれている粒子を粒径に応じて浮上物と沈降物(残渣)とに分離することができ、それぞれの粒子を別々に回収することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
粒径が2mm未満の砂質土及び粒径が75μm未満の粘性土を含み、且つ、pHが10.5以上12.5未満である懸濁液を対象としてマイクロバブル浮選を実施し、浮上物を回収する、微粒子の分離方法。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記マイクロバブル浮選を実施する前に、pH調整剤を添加して懸濁液のpHを10.5以上12.5未満に調整する、請求項1記載の分離方法。
【請求項3】
前記pH調整剤は、二価の金属カチオンを含む水酸化物である、請求項2記載の分離方法。
【請求項4】
前記懸濁液は、炭素数が8以上である飽和又は不飽和脂肪酸又はその塩が添加されたものである、請求項1記載の分離方法。
【請求項5】
前記懸濁液は、水への溶解度が0.1重量%以上であるアルコール、ケトン又はエーテルが添加されたものである、請求項1記載の分離方法。
【請求項6】
前記懸濁液は、2:1型粘土鉱物を含む、請求項1記載の分離方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、微粒子の分離方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、微粒子を含む泥水から微粒子を分離する方法として、泥水に微細な泡(マイクロバブル)を供給し、微粒子をマイクロバブルに付着させて浮上分離するマイクロバブル浮選の手法が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ここで、マイクロバブル浮選の対象とする懸濁液に含まれている微粒子の粒径は比較的小さく、例えば20μm未満である。つまり、マイクロバブル浮選は粒径が比較的大きな粒子(例えば砂質土)を含んでいる懸濁液を対象とするのではなく、スクリーンやサイクロン等で分級を繰り返して十分に粒径を小さくした分画(例えば粘性土)を対象として実施する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-250261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
サイクロン等による事前の分級では、分級点を小さくするに従って処理速度が遅くなり、分級精度も低下するという非効率な面が現れる。したがって、例えば粒径20μm未満の微粒子を効率的に分離する必要に迫られたとき、従来の分級方法では対応が困難である。そこで本発明は、微粒子の分離を効率よく行うことができる微粒子の分離方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、粒径が2mm未満の砂質土及び粒径が75μm未満の粘性土を含み、且つ、pHが10.5以上12.5未満である懸濁液を対象としてマイクロバブル浮選を実施し、浮上物を回収する、微粒子の分離方法を提供する。
【0007】
この分離方法によれば、マイクロバブルが付着して連行することができる程度に粒径が小さな微粒子を浮上させることができる。他方、粒径が大きな粒子はマイクロバブルに連行されず、沈降することとなる。これらの結果、懸濁液に含まれている粒子を粒径に応じて浮上物と沈降物(残渣)とに分離することができ、それぞれの粒子を別々に回収することができる。
【0008】
この分離方法において、マイクロバブル浮選を実施する前に、pH調整剤を添加して懸濁液のpHを10.5以上12.5未満に調整してもよい。つまり、懸濁液のpHがもともと10.5~12.4の範囲内であればpH調整をする必要はないが、懸濁液のpHが10.5~12.4の範囲外である場合はpH調整剤を添加してpHが当該範囲となるように調整することができる。pH調整剤は、二価の金属カチオンを含む水酸化物であることが好ましい。
【0009】
マイクロバブル浮選の対象である懸濁液は、炭素数が8以上である飽和又は不飽和脂肪酸又はその塩が添加されたものであってもよく、水への溶解度が0.1重量%以上であるアルコール、ケトン又はエーテルが添加されたものであってもよい。
【0010】
対象とする懸濁液は、2:1型粘土鉱物を含んでいてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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