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公開番号2025101520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023218429
出願日2023-12-25
発明の名称タオル及びタオルの製造方法
出願人株式会社創陽コーポレーション
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類D04B 21/04 20060101AFI20250630BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】基材の第一面側と第二面側とが異なる機能を有する利用価値の高いものであり、しかも、この特徴をユーザーに対して積極的にアピールすることが可能なタオル及びタオルの製造方法を提供する。
【解決手段】二本の経糸により編成された基布10と、該基布10の第一面側に設けられたマイクロファイバー糸からなるシャーリング生地2と、前記基布10の第二面側に設けられた綿糸からなるパイル生地3と、を備え、前記シャーリング生地2が分散染料で着色され、前記パイル生地3が反応染料で着色されているタオル1。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
二本の経糸により編成された基布と、
該基布の第一面側に設けられたマイクロファイバー糸からなるシャーリング生地と、
前記基布の第二面側に設けられた綿糸からなるパイル生地と、を備え、
前記シャーリング生地が分散染料で着色され、
前記パイル生地が反応染料で着色されているタオル。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記分散染料と前記反応染料とが同系色の染料である請求項1記載のタオル。
【請求項3】
前記パイル生地のパイル長さが、前記シャーリング生地のシャーリング長さよりも大きい請求項1又は2記載のタオル。
【請求項4】
二本の経糸により編成された基布にマイクロファイバー糸を絡ませて第一パイルの集合体を前記基布の第一面側に形成するとともに、前記基布に綿糸を絡ませて第二パイルの集合体からなるパイル生地を前記基布の第二面側に形成する編み工程と、
前記第一パイルの先端をカットすることにより前記第一面側にシャーリング生地を形成するシャーリング工程と、
前記シャーリング生地を分散染料により染色する第一染色工程と、
前記パイル生地を反応染料により染色する第二染色工程と、を備え、
前記第一染色工程の後に前記第二染色工程を行い、あるいは前記第二染色工程の後に前記第一染色工程を行うタオルの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基布の第一面側と第二面側とで異なる機能を有するタオル及びタオルの製造方法関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ユーザーがタオルに対して求める機能及びは多様化しており、これに対応して様々な素材、織り方、デザイン、ボリューム等を有する多種多様のタオルが生産、販売されている。例えば、ループ状に突出したパイルを有するタオルは、保温性、保湿性、吸水性に優れているが、これに文字、図形、キャラクター等の図柄を表すのが困難であるという特性がある。このため、基布と、該基布の一方の面に形成されたシャーリング面と、基布の他方の面に形成されたパイル面とを備え、シャーリング面を、二重以上のループから構成されるパイル面をシャーリング加工することにより、タオル生地の柔軟性や肌触り感等を維持しつつ、高解像度での印刷も可能としたタオルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、第1パイル糸がポリエステル長繊維糸であり第2パイル糸が綿糸である丸編み編成を有する両面パイル生地であり、転写印刷面である第1面において第1パイル糸よるパイル面が形成され、かつシャーリング処理が施されており、転写印刷面でない第2面において第2パイル糸によるパイル面が形成されている転写印刷用丸編みパイル生地が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-92086号公報
実用新案登録第3205134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述のようにタオルを構成する基布の第一面側と第二面側とで生地の織り方を変えたり、その素材を変えたりした場合には、一枚のタオルで二種類の機能が得られるという利点がある。しかし、特許文献1,2に開示されたタオルは、いずれも片面にのみ図柄等が印刷されたものであるため、他面が通常のタオルと同等の機能を有するものであると認識され易いため、一枚のタオルが二種類の機能を有していることをユーザーに積極的にアピールすることができず、それほど購買意欲を増進することができなかった。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、基材の第一面側と第二面側とが異なる機能を有する利用価値の高いものであって、このような特徴をユーザーに対して積極的にアピールすることが可能なタオル及びタオルの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るタオルは、二本の経糸により編成された基布と、該基布の第一面側に設けられたマイクロファイバー糸からなるシャーリング生地と、前記基布の第二面側に設けられた綿糸からなるパイル生地と、を備え、前記シャーリング生地が分散染料で着色され、前記パイル生地が反応染料で着色されたものである。
【0008】
また、前記分散染料と前記反応染料とが同系色の染料であることが好ましい。
【0009】
また、前記パイル生地のパイル長さが、前記シャーリング生地のシャーリング長さよりも大きいことが好ましい。
【0010】
本発明に係るタオルの製造方法は、二本の経糸により編成された基布にマイクロファイバー糸を絡ませて第一パイルの集合体を前記基布の第一面側に形成するとともに、前記基布に綿糸を絡ませて第二パイルの集合体からなるパイル生地を前記基布の第二面側に形成する編み工程と、前記第一パイルの先端をカットすることにより前記第一面側にシャーリング生地を形成するシャーリング工程と、前記シャーリング生地を分散染料により染色する第一染色工程と、前記パイル生地を反応染料により染色する第二染色工程と、を備え、前記第一染色工程の後に前記第二染色工程を行い、あるいは前記第二染色工程の後に前記第一染色工程を行うものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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