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公開番号
2025088895
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203696
出願日
2023-12-01
発明の名称
二酸化炭素排出量の管理方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D04H
1/736 20120101AFI20250605BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】ユーザーがシート製造装置の二酸化炭素排出量を把握することが可能な二酸化炭素排出量の管理方法を提供する。
【解決手段】シート製造装置1は、モーター36の駆動により原料を解繊する解繊部と、モーター36の消費電流を測定する電流測定部47と、シートの製造枚数を計測する計数部92と、を備える。シート製造装置1は、1回の稼働毎に、電流測定部47により測定されたモーター36の消費電流に基づいて、解繊部の消費電力量である解繊電力量を算出し、製造枚数と解繊電力量とをサーバー2に送信する。サーバー2は、シート製造装置1の1回の稼働毎に、製造枚数と解繊電力量とに基づいて、シート製造装置1の全体の消費電力量である装置電力量を算出し、装置電力量に基づいて、シート製造装置1の二酸化炭素排出量を算出し、算出した二酸化炭素排出量をシート製造装置1のユーザーに報知する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを製造するシート製造装置と、前記シート製造装置とネットワークを介して接続されるサーバーとを有する管理システムにおける二酸化炭素排出量の管理方法であって、
前記シート製造装置は、モーターの駆動により原料を解繊する解繊部と、前記モーターの消費電流を測定する電流測定部と、前記シートの製造枚数を計測する計数部と、を備え、
前記シート製造装置は、1回の稼働毎に、
前記電流測定部により測定された前記モーターの消費電流に基づいて、前記解繊部の消費電力量である解繊電力量を算出し、
前記製造枚数と前記解繊電力量とを、前記ネットワークを介して前記サーバーに送信し、
前記サーバーは、前記シート製造装置の前記1回の稼働毎に、
前記製造枚数と前記解繊電力量とに基づいて、前記シート製造装置の全体の消費電力量である装置電力量を算出し、
前記装置電力量に基づいて、前記シート製造装置の二酸化炭素排出量を算出し、
算出した前記二酸化炭素排出量を前記ネットワークを介して前記シート製造装置のユーザーに報知する、二酸化炭素排出量の管理方法。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の二酸化炭素排出量の管理方法であって、
前記サーバーは、
稼働毎の前記二酸化炭素排出量の累積値を算出し、
算出した前記二酸化炭素排出量の累積値を前記ネットワークを介して前記ユーザーに報知する、二酸化炭素排出量の管理方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の二酸化炭素排出量の管理方法であって、
前記サーバーは、
前記シート製造装置のうち前記解繊部を除く部位における前記シート1枚あたりの消費電力量である第1単位電力量を記憶しており、
前記製造枚数と前記解繊電力量とに基づいて、前記シート1枚あたりの解繊電力量である第2単位電力量を算出し、
前記第1単位電力量と前記第2単位電力量とを加算することにより、前記シート製造装置の全体における前記シート1枚あたりの消費電力量を算出し、
前記シート製造装置の全体における前記シート1枚あたりの消費電力量に前記製造枚数を乗じることによって前記装置電力量を算出する、二酸化炭素排出量の管理方法。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の二酸化炭素排出量の管理方法であって、
前記シート製造装置は、表示部を備え、
前記サーバーは、算出した前記二酸化炭素排出量を、前記ネットワークを介して前記シート製造装置に送信し、
前記シート製造装置は、受信した前記二酸化炭素排出量を前記表示部に表示させる、二酸化炭素排出量の管理方法。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の二酸化炭素排出量の管理方法であって、
前記ネットワークには、前記ユーザーによって所有される端末装置が接続され、
前記サーバーは、算出した前記二酸化炭素排出量を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する、二酸化炭素排出量の管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素排出量の管理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、繊維を含む原料を乾式で解繊し、解繊された原料を含む混合物を堆積させてシート状に成形するシート製造装置が記載されている。近年、二酸化炭素の排出量を削減するための取り組みが注目される中で、シート製造装置についても、環境レポート等で外部公表するために、装置の二酸化炭素の排出量を把握したいというニーズが生じている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-77984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、シート製造装置の二酸化炭素排出量を把握することは、これまで容易ではなかった。このため、シート製造装置における二酸化炭素の排出量をユーザーが把握できるようにすることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
二酸化炭素排出量の管理方法は、シートを製造するシート製造装置と、前記シート製造装置とネットワークを介して接続されるサーバーとを有する管理システムにおける二酸化炭素排出量の管理方法であって、前記シート製造装置は、モーターの駆動により原料を解繊する解繊部と、前記モーターの消費電流を測定する電流測定部と、前記シートの製造枚数を計測する計数部と、を備え、前記シート製造装置は、1回の稼働毎に、前記電流測定部により測定された前記モーターの消費電流に基づいて、前記解繊部の消費電力量である解繊電力量を算出し、前記製造枚数と前記解繊電力量とを、前記ネットワークを介して前記サーバーに送信し、前記サーバーは、前記シート製造装置の前記1回の稼働毎に、前記製造枚数と前記解繊電力量とに基づいて、前記シート製造装置の全体の消費電力量である装置電力量を算出し、前記装置電力量に基づいて、前記シート製造装置の二酸化炭素排出量を算出し、算出した前記二酸化炭素排出量を前記ネットワークを介して前記シート製造装置のユーザーに報知する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
シート製造装置を示す概略側面図。
管理システムの概略構成を示すブロック図。
管理システムにおける二酸化炭素排出量の管理方法を説明するためのフローチャートであり、シート製造装置の動作を示すフローチャート。
管理システムにおける二酸化炭素排出量の管理方法を説明するためのフローチャートであり、サーバーの動作を示すフローチャート。
報知情報が表示されたWEBページを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本実施形態のシート製造装置1について説明する。
図1は、本実施形態のシート製造装置1を示す概略側面図である。
本実施形態のシート製造装置1は、古紙等の紙片を乾式にて解繊して、シートに再生する装置である。ただし、シート製造装置1は、乾式であることに限定されず、湿式であってもよい。本明細書において乾式とは、動作が液体中で実施されずに、大気等の気中で実施されることをいう。
【0008】
図1には、互いに交差するX軸、Y軸及びZ軸が示されてる。本実施形態において、X軸、Y軸及びZ軸は、互いに直交する。具体的には、X軸とY軸とを含むXY平面は、水平であり、Z軸は、鉛直である。各軸の矢印が向いた方向を+方向、その反対方向を-方向とする。これ以降、+Z方向を「上」または「上方」、-Z方向を「下」または「下方」と言う場合がある。また、シート製造装置1において、原料、ウェブ、及びシート等が搬送されていく搬送方向側を下流、その反対側を上流ということもある。図示の便宜上、各部材の大きさを実際とは異ならせている。
【0009】
図1に示すように、本実施形態に係るシート製造装置1は、第1ユニット101、第2ユニット102、及び第3ユニット103を有する。第1ユニット101、第2ユニット102、及び第3ユニット103は、図示しないフレームに支持される。なお、図1においては、古紙C、シートP3、スリット片S、及び不要な端材等が移動する方向を白抜きの矢印で示している。
【0010】
シート製造装置1は、原料である古紙CからシートP3を製造する。シート製造装置1では、-Y側から+Y側に向かって、第1ユニット101、第3ユニット103、及び第2ユニット102が順に配置される。
(【0011】以降は省略されています)
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