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公開番号
2025070760
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181283
出願日
2023-10-20
発明の名称
ニューラルネットワーク回路装置及び故障検出方法
出願人
公立大学法人会津大学
代理人
弁理士法人フィールズ国際特許事務所
主分類
G06N
3/063 20230101AFI20250424BHJP(計算;計数)
要約
【課題】回路面積や消費電力を抑えながら故障検出を行うことを可能とするニューラルネットワーク回路装置及び故障検出方法を提供する。
【解決手段】ニューラルネットワークを構成する複数の層のうちの特定の層に対応する演算を行う複数の演算回路を有するニューラルネットワーク回路装置であって、複数の演算回路は、特定の層に対応する演算を行う演算回路であって、特定の層に対するNビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行う第1演算回路と、特定の層に対応する演算を行う演算回路であって、特定の層に対する2次元入力特徴マップを量子化することによってMビットの2次元入力特徴マップを生成し、生成したMビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行う第2演算回路と、第1演算回路の第1出力と、第2演算回路の第2出力との差分に基づいて、第1演算回路または第2演算回路の故障を検出する故障検出回路とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ニューラルネットワークを構成する複数の層のうちの特定の層に対応する演算を行う複数の演算回路を有するニューラルネットワーク回路装置であって、
前記複数の演算回路は、
前記特定の層に対応する演算を行う演算回路であって、前記特定の層に対するNビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行う第1演算回路と、
前記特定の層に対応する演算を行う演算回路であって、前記特定の層に対する2次元入力特徴マップを量子化することによってMビットの2次元入力特徴マップを生成し、生成した前記Mビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行う第2演算回路と、
前記第1演算回路の第1出力と、前記第2演算回路の第2出力との差分に基づいて、前記第1演算回路または前記第2演算回路の故障を検出する故障検出回路とを有する、ニューラルネットワーク回路装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記第1演算回路は、前記特定の層に対応するNビットの2次元入力特徴マップと、前記特定の層に対応する重みとを用いた演算を行い、
前記第2演算回路は、前記特定の層に対する重みを量子化することによってLビットの重みを生成し、生成した前記Mビットの2次元入力特徴マップと前記Lビットの重みとを用いた演算を行う、ニューラルネットワーク回路装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記故障検出回路は、前記差分が所定の閾値以上である場合、前記第1演算回路または前記第2演算回路が故障していると判定し、前記差分が前記所定の閾値未満である場合、前記第1演算回路及び前記第2演算回路が故障していないと判定する、ニューラルネットワーク回路装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記所定の閾値は、前記第1演算回路及び前記第2演算回路が故障していない場合における前記差分についての第1分布と、前記第1演算回路または前記第2演算回路が故障している場合における前記差分についての第2分布との間の値である、ニューラルネットワーク回路装置。
【請求項5】
ニューラルネットワークを構成する複数の層のうちの特定の層に対応する演算を行う複数の演算回路を有するニューラルネットワーク回路装置であって、
前記複数の演算回路は、
前記特定の層に対応する演算を行う演算回路であって、前記特定の層に対するNビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行う第1演算回路と、
前記特定の層に対応する演算を行う演算回路であって、前記特定の層に対する前記Nビットの2次元入力特徴マップを用いることによって所定の決定木モデルに対応する比較演算及び分岐演算を行う第3演算回路と、
前記第1演算回路の第1出力と、前記第3演算回路の第3の出力との差分に基づいて、前記第1演算回路または前記第3演算回路の故障を検出する故障検出回路とを有する、ニューラルネットワーク回路装置。
【請求項6】
ニューラルネットワークを構成する複数の層のうちの特定の層に対応する演算を行う複数の演算回路における故障検出方法であって、
前記複数の演算回路に含まれる第1演算回路が、前記特定の層に対するNビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行い、
前記複数の演算回路に含まれる第2演算回路が、前記特定の層に対する2次元入力特徴マップを量子化することによってMビットの2次元入力特徴マップを生成し、生成した前記Mビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行い、
前記複数の演算回路に含まれる故障検出回路が、前記第1演算回路の第1出力と、前記第2演算回路の第2出力との差分に基づいて、前記第1演算回路または前記第2演算回路の故障を検出する、故障検出方法。
【請求項7】
ニューラルネットワークを構成する複数の層のうちの特定の層に対応する演算を行う複数の演算回路における故障検出方法であって、
前記複数の演算回路に含まれる第1演算回路が、前記特定の層に対するNビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行い、
前記複数の演算回路に含まれる第3演算回路が、前記特定の層に対する前記Nビットの2次元入力特徴マップを用いることによって所定の決定木モデルに対応する比較演算及び分岐演算を行い、
前記複数の演算回路に含まれる故障検出回路が、前記第1演算回路の第1出力と、前記第3演算回路の第3出力との差分に基づいて、前記第1演算回路または前記第3演算回路の故障を検出する、故障検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ニューラルネットワーク回路装置及び故障検出方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ディープニューラルネットワーク(DNN:Deep Neural Network)の演算を行う回路(以下、ニューラルネットワーク回路とも呼ぶ)は、例えば、経年劣化によって意図しない動作をする可能性がある。そのため、ニューラルネットワーク回路には、例えば、故障を検出可能な機能が実装される場合がある(特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-120966号公報
特開2003-316599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記のようなニューラルネットワーク回路における故障検出の方法として、例えば、同一のn個の回路からの出力を比較することによって故障を検出するn-MR(n-modular redundancy)が知られている。
【0005】
しかしながら、n-MRが実装されたニューラルネットワーク回路は、例えば、n-MRが実装されていないニューラルネットワーク回路と比較した場合、回路面積や消費電力が大きくなる。そのため、n-MRが実装されたニューラルネットワーク回路は、例えば、実装可能な用途が制限される場合がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、回路面積や消費電力を抑えながら故障検出を行うことを可能とするニューラルネットワーク回路装置及び故障検出方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明におけるニューラルネットワーク回路装置は、ニューラルネットワークを構成する複数の層のうちの特定の層に対応する演算を行う複数の演算回路を有するニューラルネットワーク回路装置であって、前記複数の演算回路は、前記特定の層に対応する演算を行う演算回路であって、前記特定の層に対するNビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行う第1演算回路と、前記特定の層に対応する演算を行う演算回路であって、前記特定の層に対する2次元入力特徴マップを量子化することによってMビットの2次元入力特徴マップを生成し、生成した前記Mビットの2次元入力特徴マップを用いた演算を行う第2演算回路と、前記第1演算回路の第1出力と、前記第2演算回路の第2出力との差分に基づいて、前記第1演算回路または前記第2演算回路の故障を検出する故障検出回路とを有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明におけるニューラルネットワーク回路装置及び故障検出方法によれば、回路面積や消費電力を抑えながら故障検出を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施の形態における情報処理装置1の構成例を示す図である。
図2は、第1の実施の形態における複数の演算回路120の具体例について説明する図である。
図3は、第1の実施の形態におけるAIプロセッサ110の構成例について説明する図である。
図4は、AIプロセッサ110において行われる処理について説明するフローチャート図である。
図5は、AIプロセッサ110において行われる処理について説明するフローチャート図である。
図6は、AIプロセッサ110において行われる処理を説明する図である。
図7は、AIプロセッサ110において行われる処理を説明する図である。
図8は、AIプロセッサ110において行われる処理を説明する図である。
図9は、AIプロセッサ110において行われる処理を説明する図である。
図10は、AIプロセッサ110において行われる処理を説明する図である。
図11は、AIプロセッサ110において行われる処理を説明する図である。
図12は、第2の実施の形態における複数の演算回路120について説明する図である。
図13は、決定木モデルの学習処理について説明する図である。
図14は、決定木モデルの学習処理について説明する図である。
図15は、決定木モデルTの構成例である。
図16は、ランダムフォレストモデルRの構成例である。
図17は、第1の実施の形態における演算回路124の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる説明は、限定的な意味に解釈されるべきではなく、特許請求の範囲に記載の主題を限定するものではない。また、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することがなく様々な変更や置換や改変をすることが可能である。また、異なる実施の形態を適宜組み合わせることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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