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公開番号2025071109
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025017231,2020112342
出願日2025-02-05,2020-06-30
発明の名称化粧仕上げ方法
出願人ベック株式会社
代理人
主分類B05D 1/36 20060101AFI20250424BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】
多種多様な下地に対し適用でき、密着性等において安定した性能を発揮できる化粧仕上げを得る。
【解決手段】
本発明は、下地に対し下塗材及び仕上塗材を塗装する化粧仕上げ方法であって、前記下塗材は、エポキシ樹脂、アミン硬化剤、顔料、及び非水系溶剤を含有し、顔料体積濃度が1~30%であり、前記非水系溶剤が、アニリン点12~70℃の非水系溶剤を含み、前記エポキシ樹脂と前記アミン硬化剤との配合比が、[(アミン硬化剤の配合量/アミン硬化剤の活性水素当量)/(エポキシ樹脂の配合量/エポキシ樹脂のエポキシ当量)]で、1.0以下であり、円筒形マンドレル法による耐屈曲性試験においてマンドレル直径5mm以下の耐屈曲性を示すものであることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下地に対し下塗材及び仕上塗材を塗装する化粧仕上げ方法であって、
前記下塗材は、エポキシ樹脂、アミン硬化剤、顔料、及び非水系溶剤を含有し、
顔料体積濃度が1~30%であり、
前記非水系溶剤が、アニリン点12~70℃の非水系溶剤を含み、
前記顔料が、酸化チタン及びタルク、または、酸化チタン、タルク及び重質炭酸カルシウムであり、
前記エポキシ樹脂と前記アミン硬化剤との配合比が、[(アミン硬化剤の配合量/アミン硬化剤の活性水素当量)/(エポキシ樹脂の配合量/エポキシ樹脂のエポキシ当量)]で、1.0以下であり、
円筒形マンドレル法による耐屈曲性試験においてマンドレル直径5mm以下の耐屈曲性を示すものである
ことを特徴とする化粧仕上げ方法。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記下塗材の不揮発分が30~90重量%であることを特徴とする請求項1記載の化粧仕上げ方法。
【請求項3】
前記エポキシ樹脂は、ダイマー酸変性エポキシ樹脂を含み、前記エポキシ樹脂中に占めるダイマー酸変性エポキシ樹脂の比率は、50重量%以上であることを特徴とする請求項1記載の化粧仕上げ方法。
【請求項4】
前記アミン硬化剤は、脂肪族アミン硬化剤を含むことを特徴とする請求項1記載の化粧仕上げ方法。
【請求項5】
前記仕上塗材が、弾性仕上塗材であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の化粧仕上げ方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な化粧仕上げ方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
建築物、土木構築物等に対し塗装による化粧仕上げを施す場合は、これらを構成する種々の基材に対し、密着性等を確保するために被覆材として下塗材を塗装した後に、仕上塗材を塗装している。
【0003】
また最近は、経年劣化した既存塗膜面(旧塗膜面)に対して塗装を施す場合が多くなっている。このような場合、既存塗膜面の劣化状態等に合わせ、密着性等を確保するために下塗材を選定して施した後に、仕上塗材を塗装している。
【0004】
ここで使用される下塗材は、基材や既存塗膜面等(以下、これらを総称して「下地」ともいう)と、仕上塗材の密着性等を高める大きな役割を担う。
【0005】
従来、このような下塗材としては、下地の種類や状態に合わせて適切な下塗材が選定されてきた。例えば、特許文献1、2に記載されているようなエポキシ系下塗材は汎用的に使用されてきた下塗材の一つである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-319582号公報
特開平11-199648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし近年、建築物、土木構築物等の多種多様化に合わせて、下地の種類が増加しており、下塗材の選定も煩雑化してきている。一方、仕上塗材については、下塗材塗装後、仕上塗材を塗装するまでの条件(例えば、時間、温度等)により、密着性等の物性が悪影響を受けるおそれがある。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、多種多様な下地に対し適用でき、密着性等において安定した性能を発揮できる化粧仕上げを得ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、下地に対し、特定の下塗材と仕上塗材を塗装する化粧仕上げ方法に想到し、本発明を完成させた。
【0010】
すなわち、本発明は、下記の特徴を有するものである。
1.下地に対し下塗材及び仕上塗材を塗装する化粧仕上げ方法であって、
前記下塗材は、エポキシ樹脂、アミン硬化剤、顔料、及び非水系溶剤を含有し、
顔料体積濃度が1~30%であり、
前記非水系溶剤が、アニリン点12~70℃の非水系溶剤を含み、
前記顔料が、酸化チタン及びタルク、または、酸化チタン、タルク及び重質炭酸カルシウムであり、
前記エポキシ樹脂と前記アミン硬化剤との配合比が、[(アミン硬化剤の配合量/アミン硬化剤の活性水素当量)/(エポキシ樹脂の配合量/エポキシ樹脂のエポキシ当量)]で、1.0以下であり、
円筒形マンドレル法による耐屈曲性試験においてマンドレル直径5mm以下の耐屈曲性を示すものである
ことを特徴とする化粧仕上げ方法。
2.前記下塗材の不揮発分が30~90重量%であることを特徴とする1.記載の化粧仕上げ方法。
3.前記エポキシ樹脂は、ダイマー酸変性エポキシ樹脂を含み、前記エポキシ樹脂中に占めるダイマー酸変性エポキシ樹脂の比率は、50重量%以上であることを特徴とする1.記載の化粧仕上げ方法。
4.前記アミン硬化剤は、脂肪族アミン硬化剤を含むことを特徴とする1.記載の化粧仕上げ方法。
5.前記仕上塗材が、弾性仕上塗材であることを特徴とする1.から4.のいずれかに記載の化粧仕上げ方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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