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公開番号2025073555
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184462
出願日2023-10-27
発明の名称2液硬化型ポリウレタン樹脂組成物
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類C08G 18/10 20060101AFI20250502BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】優れたポットライフを有する2液硬化型ポリウレタン樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】2液硬化型ポリウレタン樹脂組成物は、主剤と、硬化剤と、アルカリ土類金属の水酸化物とを含有する。主剤は、イソシアネート基末端プレポリマーを含有する。硬化剤は、ポリアミン成分を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
イソシアネート基末端プレポリマーを含有する主剤と、
ポリアミン成分を含有する硬化剤と、
アルカリ土類金属の水酸化物と
を含有する、２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記ポリアミン成分１００質量部に対して、前記アルカリ土類金属の水酸化物の割合が、１０～１０００質量部である、請求項１に記載の２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物。
【請求項３】
前記ポリアミン成分が、ジエチルトルエンジアミン、ハロゲン化ジエチルトルエンジアミン、および、ジメチルチオトルエンジアミンからなる群から選択される少なくとも１種を含有する、請求項１または２に記載の２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物。
【請求項４】
前記アルカリ土類金属の水酸化物が、水酸化カルシウムを含有する、請求項１または２に記載の２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物。
【請求項５】
前記硬化剤が、さらに、ポリオール成分を含有する、請求項１または２に記載の２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物は、主剤と硬化剤とを含有する硬化性組成物である。主剤および硬化剤が使用時に混合され、ポリウレタン樹脂が形成される。主剤は、例えば、イソシアネート基末端プレポリマーを含有し、硬化剤は、例えば、ポリアミン成分を含有する。
【０００３】
より具体的には、２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物として、以下に示す２液混合常温硬化型舗装材が、提案されている。この２液混合常温硬化型舗装材は、主剤と硬化剤とを含む。主剤は、ポリプロピレンエーテルジオールとトリレンジイソシアネートとの反応により得られるウレタンプレポリマーを含む。硬化剤は、ジメチルチオトルエンジアミン（商品名エタキュア３００、アルベマール製）と、可塑剤としてのフタル酸ジイソノニルと、フィラーとしての炭酸カルシウムと、触媒としてのオクチル酸とを含んでいる（例えば、特許文献１（水準１）参照。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１９－０７０２５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
一方、２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物は、用途に応じて、より長いポットライフ（可使時間）が要求されている。
【０００６】
本発明は、優れたポットライフを有する２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物である。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明［１］は、イソシアネート基末端プレポリマーを含有する主剤と、ポリアミン成分を含有する硬化剤と、アルカリ土類金属の水酸化物とを含有する、２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物を、含んでいる。
【０００８】
本発明［２］は、前記ポリアミン成分１００質量部に対して、前記アルカリ土類金属の水酸化物の割合が、１０～１０００質量部である、上記［１］に記載の２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物を、含んでいる。
【０００９】
本発明［３］は、前記ポリアミン成分が、ジエチルトルエンジアミン、ハロゲン化ジエチルトルエンジアミン、および、ジメチルチオトルエンジアミンからなる群から選択される少なくとも１種を含有する、上記［１］または［２］に記載の２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物を、含んでいる。
【００１０】
本発明［４］は、前記アルカリ土類金属の水酸化物が、水酸化カルシウムを含有する、上記［１］～［３］のいずれか一項に記載の２液硬化型ポリウレタン樹脂組成物を、含んでいる。
（【００１１】以降は省略されています）

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