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公開番号
2025073676
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184657
出願日
2023-10-27
発明の名称
車両衝撃吸収構造
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B62D
21/15 20060101AFI20250502BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】衝突の際に保持可能な荷重を適正にしつつ衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる車両衝撃吸収構造を提供する。
【解決手段】車両衝撃吸収構造10は、第1板11と、第1板11に平行となる位置に設けられる第2板12と、第1板11と第2板12とを接続する第3板13と、を一体的に有する本体部15と、第1板11、第2板12、及び第3板13に亘って設けられた複数の区画リブ16と、を備え、本体部15において複数の区画リブ16によって区画された領域RAには、第1板11及び第3板13に跨り第1板11及び第3板13のみに当接する第1補助リブ21Aが設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
鋳造金属によって形成される車両衝撃吸収構造であって、
第1板と、前記第1板に平行となる位置に設けられる第2板と、前記第1板と前記第2板とを接続する第3板と、を一体的に有する本体部と、
前記第1板、前記第2板、及び前記第3板に亘って設けられた複数の区画リブと、を備え、
前記本体部において複数の前記区画リブによって区画された領域には、前記第1板及び前記第3板に跨り前記第1板及び前記第3板のみに当接する第1補助リブが設けられている車両衝撃吸収構造。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記本体部において複数の前記区画リブによって区画された前記領域には、前記第2板及び前記第3板に跨り前記第2板及び前記第3板のみに当接する第2補助リブが設けられており、
前記第1補助リブと前記第2補助リブとは、複数の前記区画リブの並設方向に沿って交互に配置されている請求項1に記載の車両衝撃吸収構造。
【請求項3】
前記第1補助リブと前記第2補助リブとは、前記並設方向に沿って視たとき、一部が重複している請求項2に記載の車両衝撃吸収構造。
【請求項4】
前記本体部は、前記並設方向に直交する断面がH字形状であり、
前記第1補助リブと前記第2補助リブとは、前記第3板を挟んで点対称となる位置に設けられている請求項2又は3に記載の車両衝撃吸収構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両衝撃吸収構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には、他の物体と衝突したときに受ける衝突エネルギーを吸収して、搭乗者や搭載される精密部品等を保護するための衝撃吸収構造が備えられている。車両における衝撃吸収構造の具体例として、特許文献1には、車両に搭載されるエネルギー吸収鋳造物(以下、「車両衝撃吸収構造」と称する。)が開示されている。特許文献1に開示された車両衝撃吸収構造は、鋳造金属によって形成されており、上部ウェブと、上部ウェブに平行な下部ウェブと、上部ウェブと下部ウェブとを接続する垂直ウェブと、を有する本体部によって構成されている。加えて、本体部には、上部ウェブ、下部ウェブ、及び垂直ウェブに亘るリブが所定間隔毎に設けられている。このような車両衝撃吸収構造では、複数のリブが並設される方向から衝突を受けた際に漸進的に圧潰されるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2023-537494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の車両衝撃吸収構造において、リブが存在する領域では、衝突エネルギーを吸収する際に受ける荷重がウェブ及びリブによって保持される。一方、リブで区切られた空間領域内では、衝突エネルギーによる荷重がウェブのみによって保持される。このため、当該空間領域内では、ウェブの外壁又は内壁に破断が発生した時点で衝突エネルギーによる荷重を保持できなくなる。このように、特許文献1の車両衝撃吸収構造は、衝突エネルギーの吸収時に、リブで区切られた空間領域内において、荷重を適正に保持できないストロークが存在することから、衝突エネルギーの吸収効率が悪くなる。
【0005】
車両衝撃吸収構造において、例えば、リブの数の増加や外形を構成する部材の板厚を増すことで、衝突の際の荷重を継続的に保持することは可能である。しかし、この場合には、車両衝撃吸収構造において、荷重を保持する断面積が増加することにより塑性変形を生じさせるための荷重が増加する。その結果、乗員やバッテリを保護するキャビンに高い耐力が要求され、キャビンの耐力を高めるために、キャビンの構成部材の板厚を増す等の対応が必要となる。このように、車両衝撃吸収構造においては、衝突の際の荷重を適正にしつつ継続的に保持するうえで、改善の余地があった。
【0006】
そこで、衝突の際に保持可能な荷重を適正にしつつ衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる車両衝撃吸収構造が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る車両衝撃吸収構造の一つの実施形態は、鋳造金属によって形成される車両衝撃吸収構造であって、第1板と、前記第1板に平行となる位置に設けられる第2板と、前記第1板と前記第2板とを接続する第3板と、を一体的に有する本体部と、前記第1板、前記第2板、及び前記第3板に亘って設けられた複数の区画リブと、を備え、前記本体部において複数の前記区画リブによって区画された領域には、前記第1板及び前記第3板に跨り前記第1板及び前記第3板のみに当接する第1補助リブが設けられている。
【0008】
本構成における車両衝撃吸収構造は、第1板、第2板、及び第3板によって構成される本体部において複数の区画リブによって区画された領域には、第1板及び第3板に跨り第1板及び第3板のみに当接する第1補助リブが設けられている。これにより、車両衝撃吸収構造において、第1補助リブが本体部の破断の伝播を局所的に受け止める補強材の働きをし、区画された領域において段階的な潰れを促進する。その結果、本構成における車両衝撃吸収構造は、区画リブで区切られた空間領域において、本体部の外壁又は内壁に破断が発生した時点で衝突の際の荷重を保持できない不具合を解消できる。
【0009】
また、第1補助リブは、第1板及び第3板に跨り第1板及び第3板のみに当接する構成であるので、本体部が第1補助リブによって補強され過ぎず、荷重を過度に高めることはない。したがって、車両衝撃吸収構造は、適正な荷重を継続的に保持しつつ、衝突エネルギーの吸収効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車両フレームに設置された車両衝撃吸収構造を示す斜視図である。
車両衝撃吸収体の斜視図である。
車両衝撃吸収体の側面図である。
図3のIV-IV矢視断面図である。
図3のV-V矢視断面図である。
図3のVI-VI矢視断面図である。
比較例1の車両衝撃吸収体の斜視図である。
比較例2の車両衝撃吸収体の斜視図である。
比較例1に関する衝突挙動を示すグラフである。
比較例2に関する衝突挙動を示すグラフである。
第1実施形態に関する衝突挙動を示すグラフである。
第2実施形態(E字形状)の車両衝撃吸収体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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