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公開番号2025073746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184785
出願日2023-10-27
発明の名称コンクリート打設管理システム及びコンクリート打設管理方法
出願人鉄建建設株式会社,株式会社ベクトル総研
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20250502BHJP(計算;計数)
要約【課題】コンクリートの打設作業の進捗管理を支援するコンクリート打設管理システム10及びコンクリート打設管理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】コンクリート打設管理システム10であって、コンクリートを打設する打設区画67aに配置された送信機41と、打設区画67aの外部に配置された受信機42と、打設区画67aに配置された送信機41の状態を判定する判定手段と、判定手段による判定結果に基づいた応答情報を出力する出力手段とが備えられ、送信機41と受信機42とは、水分量が多いほど減衰する周波数帯の電波を用いて無線通信する構成であり、判定手段は、送信機41の識別子41aを受信する状況にある受信機42が識別子41aを受信していない場合、打設区画67aに配置された送信機41がコンクリートに埋没した状態と判定することを特徴とする。
【選択図】図10

特許請求の範囲【請求項1】
コンクリートの打設作業の進捗管理を支援するコンクリート打設管理システムであって、
一方が前記コンクリートを打設する打設区画に配置され、他方が前記打設区画の外部に配置される送信機及び受信機と、
前記打設区画に配置された前記送信機または前記受信機の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づいた出力情報を出力する出力手段とが備えられ、
前記送信機と前記受信機とは、
水分量が多いほど減衰するまたは水分に吸収される周波数帯の電波を用いて無線通信する構成であり、
前記判定手段は、
前記送信機の送信情報を受信する状況にある前記受信機が前記送信情報を受信していない場合、前記打設区画に配置された前記送信機または前記受信機が前記コンクリートに埋没した状態と判定する
コンクリート打設管理システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記送信機と前記受信機とは、2.4GHz帯の周波数で無線通信する構成である
請求項1に記載のコンクリート打設管理システム。
【請求項3】
前記送信機は、
前記打設区画に流し込んだ前記コンクリートに挿脱される部材に固定された構成であり、
埋没させた前記コンクリートから引き抜かれた前記送信機の前記送信情報を前記受信機が受信していない場合、前記送信機または前記受信機の故障と判定する故障判定手段と、
該故障判定手段による判定が前記送信機または前記受信機の故障の場合、前記送信機または前記受信機の故障を報知する報知手段とが備えられた
請求項1に記載のコンクリート打設管理システム。
【請求項4】
前記送信機は、
前記コンクリートの締固めに用いるバイブレーターに着脱自在に固定された
請求項1に記載のコンクリート打設管理システム。
【請求項5】
前記バイブレーターの振動を検知する加速度センサーが備えられ、
前記判定手段は、
前記加速度センサーが前記バイブレーターの振動を検知し、かつ前記受信機が前記送信情報を所定時間受信していない場合、前記送信機が前記コンクリートに埋没した状態を締固め正常と判定する構成である
請求項4に記載のコンクリート打設管理システム。
【請求項6】
前記出力手段は、
少なくとも前記受信機が前記送信情報を受信していない時間を前記出力情報に関連付けて出力する構成である
請求項4に記載のコンクリート打設管理システム。
【請求項7】
前記コンクリートを打設する施工範囲の平面図を示す図面データを記憶する記憶手段と、
前記施工範囲を定点で撮像して撮像情報を出力するカメラと、
前記コンクリートを搬送する管状体の特徴に基づいて、前記撮像情報における前記管状体の筒先の位置を検出する筒先検出手段と、
前記筒先の位置を示す筒先位置情報を、前記施工範囲の前記平面図における位置座標を示す打設座標情報に変換する座標変換手段と、
前記判定手段による判定結果が締固め正常の場合、前記筒先の位置を示す前記打設座標情報を打設完了位置として前記図面データに関連付けるマッピング手段とが備えられ、
前記出力手段は、
前記打設完了位置が関連付けられた前記図面データを前記出力情報として出力する構成である
請求項1から請求項6のいずれか1つに記載のコンクリート打設管理システム。
【請求項8】
コンクリートの打設作業の進捗管理を支援するコンクリート打設管理方法であって、
前記コンクリートを打設する打設区画または前記打設区画の外部のうち、一方に配置された送信機が他方に配置された受信機に送信情報を送信する送信工程と、
水分量が多いほど減衰するまたは水分に吸収される周波数帯の電波を用いて、前記受信機が前記送信機の前記送信情報を受信する受信工程と、
前記送信機の前記送信情報を受信する状況にある前記受信機が前記送信情報を受信していない場合、前記打設区画に配置された前記送信機または前記受信機が前記コンクリートに埋没した状態と判定手段が判定する判定工程と、
出力手段が前記判定工程による判定結果に基づいた出力情報を出力する出力工程とを行う
コンクリート打設管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばコンクリートの打設状況を判定して、打設作業の進捗管理を支援するようなコンクリート打設管理システム及びコンクリート打設管理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コンクリートの施工現場では、アジテータトラック(ミキサー車ともいう)で運搬されたコンクリート(フレッシュコンクリート)を、コンクリートポンプ車などを用いて型枠に流し込んで打設している。
【0003】
この際、コンクリートの施工現場では、例えばコールドジョイントの発生を防止するため、打設作業を計画的かつ効率よく行う必要があった。
そこで、コンクリートの打設状況を管理するコンクリート打設管理システムが提案されている。
【0004】
例えば特許文献1では、表計算ソフトで作成された設計データの各セルを、コンクリートの施工範囲を区画分けした打設区画とし、各セルに打設開始時刻などの各種情報を入力することで、打設作業の進捗を管理している。
【0005】
ところが、特許文献1では、打設作業に関わる利用者が設計データの各セルに対して各種情報を入力する必要があるため、利用者の手間がかかるという問題があった。このため、コンクリートの施工現場では、コンクリートの打設作業の進捗管理をより容易にしたいというニーズがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-20103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述の問題に鑑み、コンクリートの打設作業の進捗管理を支援するコンクリート打設管理システム及びコンクリート打設管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、コンクリートの打設作業の進捗管理を支援するコンクリート打設管理システムであって、一方が前記コンクリートを打設する打設区画に配置され、他方が前記打設区画の外部に配置される送信機及び受信機と、前記打設区画に配置された前記送信機または前記受信機の状態を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいた出力情報を出力する出力手段とが備えられ、前記送信機と前記受信機とは、水分量が多いほど減衰するまたは水分に吸収される周波数帯の電波を用いて無線通信する構成であり、前記判定手段は、前記送信機の送信情報を受信する状況にある前記受信機が前記送信情報を受信していない場合、前記打設区画に配置された前記送信機または前記受信機が前記コンクリートに埋没した状態と判定することを特徴とする。
【0009】
またこの発明は、コンクリートの打設作業の進捗管理を支援するコンクリート打設管理方法であって、前記コンクリートを打設する打設区画または前記打設区画の外部のうち、一方に配置された送信機が他方に配置された受信機に送信情報を送信する送信工程と、水分量が多いほど減衰するまたは水分に吸収される周波数帯の電波を用いて、前記受信機が前記送信機の前記送信情報を受信する受信工程と、前記送信機の前記送信情報を受信する状況にある前記受信機が前記送信情報を受信していない場合、前記打設区画に配置された前記送信機または前記受信機が前記コンクリートに埋没した状態と判定手段が判定する判定工程と、出力手段が前記判定工程による判定結果に基づいた出力情報を出力する出力工程とを行うことを特徴とする。
【0010】
上記打設区画とは、コンクリートを打設する施工範囲を所定の大きさで区切った区画のことをいう。
上記打設区画内に配置されたとは、打設区画に流し込んだコンクリートの内部に送信機を挿入して配置する、あるいはコンクリートを打設する前の打設区画に予め配置することをいう。
(【0011】以降は省略されています)

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