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公開番号
2025075813
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187244
出願日
2023-10-31
発明の名称
固液分離システム
出願人
積水アクアシステム株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B01D
21/02 20060101AFI20250508BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】地震時の傾斜板装置の揺動を抑制することが可能な固液分離システムを提供すること。
【解決手段】固液分離システム1は、傾斜板装置15と、懸架装置16と、を備える。傾斜板装置15は、複数の傾斜板20を有し、沈殿池12に配置される。懸架装置16は、傾斜板装置15を懸架する。懸架装置16は、桁材30と、固定支持部材31と、揺動支持部33と、チャンネル材32と、を有する。桁材30は、沈殿池12の幅方向Fに沿って配置され、沈殿池12の縁12d、12eに支持される。固定支持部材31は、桁材30に固定され、桁材30から下方に延びる。揺動支持部33は、固定支持部材31の下側に配置され、フック部材74が傾斜板装置15に接続される。チャンネル材32は、固定支持部材31の下部31bと揺動支持部33の上部71aとを接続する。固定支持部材31の下部31bはチャンネル材32に固定される。揺動支持部33の上部71aはチャンネル材32に揺動可能に支持される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の傾斜板を有し、沈殿池に配置された傾斜板装置と、
前記傾斜板装置を懸架する懸架装置と、を備え、
前記懸架装置は、
前記沈殿池の幅方向に沿って配置され、前記沈殿池の縁に支持される水平部材と、
前記水平部材に固定され、前記水平部材から下方に延びる第1支持部と、
前記第1支持部の下側に配置され、下部が前記傾斜板装置に接続された第2支持部と、
前記第1支持部の下部と前記第2支持部の上部とを接続する接続部材と、を有し、
前記第1支持部の下部は前記接続部材に固定され、
前記第2支持部の上部は前記接続部材に揺動可能に支持される、
固液分離システム。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記接続部材は、鉛直方向に沿って貫通孔が形成され、前記第2支持部が接続される接続部を有し、
前記第2支持部は、
前記鉛直方向に沿って配置され、前記貫通孔を挿通する棒状の支持部材と、
前記接続部の上側において前記支持部材の周囲に配置された球状部材と、を有し、
前記貫通孔の内径は、前記支持部材の外径よりも大きい、
請求項1に記載の固液分離システム。
【請求項3】
前記第2支持部に配置され、前記傾斜板装置の前記接続部材への接触を緩衝する緩衝機構を更に備えた、
請求項1に記載の固液分離システム。
【請求項4】
前記緩衝機構は、
前記接続部材の下側において前記第2支持部に配置されたバネ部材と、
前記第2支持部に固定され、前記バネ部材の下端を下方から支持するバネ支持部と、を有する、
請求項3に記載の固液分離システム。
【請求項5】
前記接続部材には、複数の前記第1支持部の下部が固定され、複数の前記第2支持部の上部が揺動可能に接続される、
請求項1に記載の固液分離システム。
【請求項6】
前記接続部材は、
前記第1支持部の下部が固定される固定部と、
前記固定部の下側において前記固定部と対向して配置され、前記第2支持部の上部が接続される接続部と、
前記固定部と前記接続部とを鉛直方向に沿って繋ぐ鉛直部と、を有する、
請求項1に記載の固液分離システム。
【請求項7】
前記第2支持部は、前記傾斜板装置のフレーム部材を係止するフック部材を有し、
前記フレーム部材に配置され、前記フック部材の前記フレーム部材に沿った位置を固定する固定具を更に備えた、
請求項1に記載の固液分離システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固液分離システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
浄水処理施設や下水処理施設において、水処理プロセスの一つである固液分離を促進するために、沈殿池(主としてコンクリート水槽、浄水処理施設においては薬品沈殿池、凝集沈殿池、下水処理施設においては、最初沈殿池、最終沈殿池と呼ばれる)には傾斜板装置が設置されている(例えば、特許文献1参照)。傾斜板装置は、その内部に懸濁物を含む水流を通過させることにより固液分離を促進させるものである。
【0003】
傾斜板装置は、沈殿池に渡された桁材に吊りボルトによって懸架されることによって、沈殿池の底から所定の間隔を空けて設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-64007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、傾斜板装置を沈殿池へ設置する際には、設置工事上の制約から傾斜板装置の両端部(側面部)と沈殿池の内壁との間には隙間が生じているため、地震が発生した場合、水面揺動(スロッシング)に従って傾斜板装置が揺動し、沈殿池の内壁と接触して破損するおそれがある。
【0006】
本発明は、地震時の傾斜板装置の揺動を抑制することが可能な固液分離システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明にかかる固液分離システムは、傾斜板装置と、懸架装置と、を備える。傾斜板装置は、複数の傾斜板を有し、沈殿池に配置される。懸架装置は、傾斜板装置を懸架する。懸架装置は、水平部材と、第1支持部と、第2支持部と、接続部材と、を有する。水平部材は、沈殿池の幅方向に沿って配置され、沈殿池の縁に支持される。第1支持部は、水平部材に固定され、水平部材から下方に延びる。第2支持部は、第1支持部の下側に配置され、下部が傾斜板装置に接続される。接続部材は、第1支持部の下部と第2支持部の上部とを接続する。第1支持部の下部は接続部材に固定される。第2支持部の上部は接続部材に揺動可能に支持される。
【0008】
このように、第1支持部から接続部材までが水平部材に固定されているため、揺動可能な長さは、第2支持部の鉛直方向における長さの範囲となる。このため、スロッシングが生じた場合でも、接続部材までは固定されているため、第2支持部から下側が揺動することになり、傾斜板装置の揺動範囲を抑制することができ、傾斜板装置が沈殿池の内側面に衝突して損傷することを低減することができる。
【0009】
また、傾斜板装置を固定せずに揺動可能とすることによって、傾斜板装置に大きな動水圧が発生し難く、ねじれやひずみも発生し難く、傾斜板装置が損傷することを抑制することができる。
【0010】
第2の発明にかかる固液分離システムは、第1の発明にかかる固液分離システムであって、接続部材は、鉛直方向に沿って貫通孔が形成され、第2支持部が接続される接続部を有する。第2支持部は、支持部材と、球状部材と、を有する。支持部材は、棒状であって、鉛直方向に沿って配置され、貫通孔を挿通する。球状部材は、接続部の上側において支持部材の周囲に配置される。貫通孔の内径は、支持部材の外径よりも大きい。
(【0011】以降は省略されています)
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