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公開番号2025076318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2024177452
出願日2024-10-09
発明の名称配線体、及びスマートグラス
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01Q 1/44 20060101AFI20250508BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナの導体パターンの視認性を抑制するとともに、アンテナの特性を向上できる配線体、及びスマートグラスを提供する。
【解決手段】配線体100は、基板10と、基板10に設けられるグランドパターン11と、金属によって構成された第1の導体パターン16、及び第2の導体パターン17を含む導体部12と、を備え、グランドパターン11は平面状に広がる導体パターンであり、第2の導体パターン17は、第1の導体パターン16と接続されたメッシュ状の導体パターンであり、導体部12は、屈曲した状態で配置可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
基板と、
前記基板に設けられるグランドパターンと、
金属によって構成された第１の導体パターン、及び第２の導体パターンを含む導体部と、を備え、
前記グランドパターンは平面状に広がる導体パターンであり、
前記第２の導体パターンは、前記第１の導体パターンと接続されたメッシュ状の導体パターンであり、
前記導体部は、屈曲した状態で配置可能である、配線体。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記第２の導体パターンのシート抵抗は、１Ω／□以下である、請求項１に記載された配線体。
【請求項３】
前記第２の導体パターンの長さをＡ、前記グランドパターンの長さをＢ、共振周波数の波長をλとした場合、式（１）が成り立つ、請求項１に記載された配線体。
Ａ－λ／４＜Ｂ－Ａ …（１）
【請求項４】
前記第２の導体パターンは、基材上に設けられた樹脂層のメッシュ状のトレンチ内に配置される、請求項１に記載された配線体。
【請求項５】
基板と、
前記基板に設けられるグランドパターンと、
金属によって構成された第１の導体パターン、及び第２の導体パターンを含む導体部と、を備え、
前記グランドパターンは平面状に広がる導体パターンであり、
前記第２の導体パターンは、前記第１の導体パターンと接続されたメッシュ状の導体パターンであり、
前記導体部は、前記第１の導体パターンの少なくとも一部と前記第２の導体パターンの少なくとも一部が、それぞれ異なる方向に沿って延びた状態で配置可能である、配線体。
【請求項６】
一対のレンズ本体と、
一対の前記レンズ本体の両側に配置された蔓と、
請求項１～５の何れか一項に記載の配線体と、を備え、
前記レンズ本体に前記第２の導体パターンが配置され、前記蔓に前記基板が配置される、スマートグラス。
【請求項７】
前記第２の導体パターンのうち、前記レンズ本体と反対側を覆う絶縁層を更に備え、
前記絶縁層の誘電率は、前記レンズ本体の構成部材の誘電率より低い、請求項６に記載されたスマートグラス。
【請求項８】
前記レンズ本体は、内側のレンズ部と、外側のレンズ部を含み、
前記第２の導体パターンは、前記内側のレンズ部と前記外側のレンズ部との間に配置され、
前記外側のレンズ部の厚みは、前記内側のレンズ部の厚みよりも薄い、請求項６に記載されたスマートグラス。
【請求項９】
前記第２の導体パターンを複数有し、
右目側の前記レンズ本体、及び左目側の前記レンズ本体のそれぞれに、少なくとも一つの前記第２の導体パターンが配置される、請求項６に記載されたスマートグラス。
【請求項１０】
前記第２の導体パターンを複数有し、
右目側の前記レンズ本体、及び左目側の前記レンズ本体の何れか一方に複数の前記第２の導体パターンが配置される、請求項６に記載されたスマートグラス。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、配線体、及びスマートグラスに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、眼鏡にアンテナ及び基板を設けたスマートグラスが知られている（例えば、非特許文献１）。このスマートグラスでは、レンズ本体に透明電極をアンテナとして配置している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
Transparent and Flexible Antenna for Wearable Glasses Applications，Seungman Hong,IEEE TRANSACTIONS ON ANTENNAS AND PROPAGATION, VOL.64, NO. 7, ２０１６年７月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、上述のようなスマートグラスにおいては、レンズ本体に配置される導体パターンが外部からの視認性を抑制することが求められていた。また、スマートグラスに用いられる配線体のアンテナ特性を向上することも求められていた。
【０００５】
そこで、本開示は、アンテナの導体パターンの視認性を抑制するとともに、アンテナの特性を向上できる配線体、及びスマートグラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一側面に係る配線体は、基板と、基板に設けられるグランドパターンと、金属によって構成された第１の導体パターン、及び第２の導体パターンを含む導体部と、を備え、グランドパターンは平面状に広がる導体パターンであり、第２の導体パターンは、第１の導体パターンと接続されたメッシュ状の導体パターンであり、導体部は、屈曲した状態で配置可能である。
【０００７】
本開示の一側面に係る配線体は、基板と、基板に設けられるグランドパターンと、金属によって構成された第１の導体パターン、及び第２の導体パターンを含む導体部と、を備え、グランドパターンは平面状に広がる導体パターンであり、第２の導体パターンは、第１の導体パターンと接続されたメッシュ状の導体パターンであり、導体部は、第１の導体パターンの少なくとも一部と第２の導体パターンの少なくとも一部が、それぞれ異なる方向に沿って延びた状態で配置可能である。
【０００８】
本開示の一側面に係るスマートグラスは、一対のレンズ本体と、一対のレンズ本体の両側に配置された蔓と、上述の配線体と、を備え、レンズ本体に第２の導体パターンが配置され、蔓に前記基板が配置される。
【発明の効果】
【０００９】
本開示の一側面によれば、アンテナの導体パターンの視認性を抑制するとともに、アンテナの特性を向上できる配線体、及びスマートグラスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本開示の一実施形態に係る配線体を備えるスマートグラスを示す斜視図である。
配線体のスマートグラスに対する取り付け態様の一例を示す概略図である。
配線体を示す図である。
アンテナ部をレンズ本体に実装したときの断面構造を示す断面図である。
実験結果を示す表である。
レンズ本体に映像を映すための構造の一例を示す図である。
変形例に係るスマートグラスを示す図である。
変形例に係るスマートグラスを示す図である。
変形例に係るスマートグラスを示す図である。
変形例に係る配線体のスマートグラスに対する取り付け態様の一例を示す概略図である。
図１０に示す配線体を示す図である。
変形例に係る配線体のスマートグラスに対する取り付け態様の一例を示す概略図である。
図１２に示す配線体を示す図である。
変形例に係る配線体のスマートグラスに対する取り付け態様の一例を示す概略図である。
図１４に示す配線体を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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