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公開番号
2025100810
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025069836,2021172032
出願日
2025-04-21,2021-10-20
発明の名称
コイル装置
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
30/10 20060101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】低背化が可能で、しかも装置の小型化を図りつつ放熱性に優れるコイル装置を提供すること。
【解決手段】ワイヤ41aが巻回される巻芯部21を持つボビン20と、巻芯部21の軸孔に挿入される中脚部53aを持つコア50aと、磁性体コア50aが取り付けられたボビン20が収容されるケース90と、を有するコイル装置1である。中脚部53aの上端E1を含む上水平面P1と、中脚部53の下端E2を含む下水平面P2との間を最短で連絡する垂直距離線の中点Oを通る中間水平面P0で、中脚部53aを、上半分ML1と下半分ML2とに分割する場合に、上半分ML2の横断面の面積(CA1)よりも下半分ML2の横断面の面積(CA2)が大きくなる断面形状を、中脚部53aが有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ワイヤが巻回される巻芯部を持つボビンと、
前記巻芯部の軸孔に挿入される中脚部を持つコアと、
前記コアが取り付けられた前記ボビンが収容されるケースと、
を有するコイル装置であって、
前記ワイヤの巻回軸がケースの底面に略平行となるように、前記ボビンが前記ケースの内部に配置してあり、
前記中脚部の上端を含む上水平面と、前記中脚部の下端を含む下水平面との間を最短で連絡する垂直距離線の中点を通る中間水平面で、前記中脚部を、上半分と下半分とに分割する場合に、
前記上半分の横断面の面積(CA1)よりも前記下半分の横断面の面積(CA2)が大きくなる断面形状を、前記中脚部が有し、
前記コアは、
前記中脚部の基端部が連結されるベース部と、
前記ベース部に連結されて前記中脚部の両側に配置される外脚部と、を有し、
前記中脚部の下端が、前記外脚部の下端よりも上方に位置し、
前記中脚部の下方に位置する前記ベース部には、切欠が形成してある
コイル装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
ワイヤが巻回される巻芯部を持つボビンと、
前記巻芯部の軸孔に挿入される中脚部を持つコアと、
前記コアが取り付けられた前記ボビンが収容されるケースと、
を有するコイル装置であって、
前記ワイヤの巻回軸がケースの底面に略平行となるように、前記ボビンが前記ケースの内部に配置してあり、
前記中脚部の上端を含む上水平面と、前記中脚部の下端を含む下水平面との間を最短で連絡する垂直距離線の中点を通る中間水平面で、前記中脚部を、上半分と下半分とに分割する場合に、
前記上半分の体積(V1)よりも前記下半分の体積(V2)が大きくなる形状を、前記中脚部が有し、
前記コアは、
前記中脚部の基端部が連結されるベース部と、
前記ベース部に連結されて前記中脚部の両側に配置される外脚部と、を有し、
前記中脚部の下端が、前記外脚部の下端よりも上方に位置し、
前記中脚部の下方に位置する前記ベース部には、切欠が形成してある
コイル装置。
【請求項3】
ワイヤが巻回される巻芯部を持つボビンと、
前記巻芯部の軸孔に挿入される中脚部を持つコアと、
前記コアが取り付けられた前記ボビンが収容されるケースと、
を有するコイル装置であって、
前記ワイヤの巻回軸がケースの底面に略平行となるように、前記ボビンが前記ケースの内部に配置してあり、
前記中脚部の上端を含む上水平面と、前記中脚部の下端を含む下水平面との間を最短で連絡する垂直距離線の中点を通る中間水平面で、前記中脚部を、上半分と下半分とに分割する場合に、
前記上半分の外周面の面積(OA1)よりも前記下半分の外周面の面積(OA2)が大きくなる形状を、前記中脚部が有し、
前記コアは、
前記中脚部の基端部が連結されるベース部と、
前記ベース部に連結されて前記中脚部の両側に配置される外脚部と、を有し、
前記中脚部の下端が、前記外脚部の下端よりも上方に位置し、
前記中脚部の下方に位置する前記ベース部には、切欠が形成してある
コイル装置。
【請求項4】
それぞれの前記外脚部を、前記中間水平面で外脚上半分と外脚下半分とに分割した場合に、前記外脚上半分の体積(OV1)よりも前記外脚下半分の体積(OV2)が大きくなる形状を、前記外脚部が有する請求項1~3のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項5】
前記ケースの内部には、放熱性樹脂が充填可能になっている請求項1~4のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項6】
前記ケースには、前記ケースの上部開口の一部を所定隙間で覆うカバー部材が具備してあり、
前記カバー部材は、前記ケースの内部に収容してあるボビンに巻回してあるワイヤの少なくとも一部を覆う請求項1~5のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項7】
前記カバー部材は、前記ケースと一体に成形してある請求項6に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記ケースは、前記ケースの上部開口の縁から外側に向けて突出する端子台支持部を有し、
前記端子台支持部の上に端子台が配置してある請求項1~7のいずれかに記載のコイル装置。
【請求項9】
前記端子台には、複数の端子が、前記ワイヤの巻軸と略平行に配置してある請求項8に記載のコイル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえばトランスなどとして好適に用いられるコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
比較的に大きなトランスなどに用いられるコイル装置として、たとえば下記の特許文献1に示すコイル装置が開発されている。この開発されたコイル装置では、ワイヤが巻回してあるボビンがケースの内部に収容され、ケースの内部はポッティング樹脂などの熱伝達性に優れた樹脂が充填してあり、放熱性を高めている。
【0003】
ところが、近年では、トランスなどのコイル装置の低背化が求められているまた、コイル装置の小型化を図りつつ放熱特性を向上させることが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-93405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、低背化が可能で、しかも装置の小型化を図りつつ放熱性に優れるコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るコイル装置は、
ワイヤが巻回される巻芯部を持つボビンと、
前記巻芯部の軸孔に挿入される中脚部を持つコアと、
前記磁性体コアが取り付けられた前記ボビンが収容されるケースと、
を有するコイル装置であって、
前記中脚部の上端を含む上水平面と、前記中脚部の下端を含む下水平面との間を最短で連絡する垂直距離線の中点を通る中間水平面で、前記中脚部を、上半分と下半分とに分割する場合に、
前記上半分の横断面の面積(CA1)よりも前記下半分の横断面の面積(CA2)が大きくなる断面形状を、前記中脚部が有する。
【0007】
また、本発明の第2の観点に係るコイル装置は、
ワイヤが巻回される巻芯部を持つボビンと、
前記巻芯部の軸孔に挿入される中脚部を持つコアと、
前記磁性体コアが取り付けられた前記ボビンが収容されるケースと、
を有するコイル装置であって、
前記中脚部の上端を含む上水平面と、前記中脚部の下端を含む下水平面との間を最短で連絡する垂直距離線の中点を通る中間水平面で、前記中脚部を、上半分と下半分とに分割する場合に、
前記上半分の体積(V1)よりも前記下半分の体積(V2)が大きくなる形状を、前記中脚部が有する。
【0008】
さらに、本発明の第3の観点に係るコイル装置は、
ワイヤが巻回される巻芯部を持つボビンと、
前記巻芯部の軸孔に挿入される中脚部を持つコアと、
前記磁性体コアが取り付けられた前記ボビンが収容されるケースと、
を有するコイル装置であって、
前記中脚部の上端を含む上水平面と、前記中脚部の下端を含む下水平面との間を最短で連絡する垂直距離線の中点を通る中間水平面で、前記中脚部を、上半分と下半分とに分割する場合に、
前記上半分の外周面の面積(OA1)よりも前記下半分の外周面の面積(OA2)が大きくなる形状を、前記中脚部が有する。
【0009】
本発明(第1~第3の観点)に係るコイル装置では、ワイヤの巻回軸がケースの底面に略平行となるように、前記ボビンが前記ケースの内部に配置してある。すなわち、本発明のコイル装置は、横型のコイル装置であり、ワイヤの巻回軸がケースの底面に略垂直となる縦型のコイル装置に比べて、低背化を容易に図ることができる。
【0010】
また、ケースの内部にポッティング樹脂などの放熱性樹脂を充填することなどにより、ワイヤまたはボビン(コアを含む)からの熱を放熱性樹脂を介してケースの底面に逃がすことが可能になり放熱性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)
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