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公開番号
2025076878
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188814
出願日
2023-11-02
発明の名称
非水電解液二次電池用セパレータ、非水電解液二次電池用部材および非水電解液二次電池
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/489 20210101AFI20250509BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】優れたサイクル特性を備えた非水電解液二次電池を得られるセパレータを実現する。
【解決手段】本開示に係る非水電解液二次電池用セパレータは、固有粘度と重量平均分子量から求めるMark-Houwink-Sakurada式の指数αと、ジエチルカーボネートとのハンセン溶解度パラメータの距離Raと、の積であるα×Raが10以下である樹脂を含む第一の層を備える。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の式(I)で表されるMark-Houwink-Sakurada式により求められる指数αと、ジエチルカーボネートとのハンセン溶解度パラメータの距離Ra(単位:MPa
1/2
)と、の積であるα×Raが10以下である樹脂を含む第一の層を備える、非水電解液二次電池用セパレータ。
[η]=KM
α
(I)
(式中、[η]は前記樹脂の固有粘度(単位:dL/g)、Mは前記樹脂の重量平均分子量、Kは定数である。)
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記樹脂が芳香族ポリアミドである、請求項1に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
【請求項3】
前記第一の層がフィラーを含む、請求項1に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
【請求項4】
ポリオレフィン系樹脂を含む第二の層をさらに備え、
前記第一の層が、前記第二の層上に積層されている、請求項1に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
【請求項5】
前記第一の層および前記第二の層とは別に、接着層をさらに備える、請求項4に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
【請求項6】
正極と、請求項1~5のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池用セパレータと、負極とがこの順で配置されてなる、非水電解液二次電池用部材。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池用セパレータを備える、非水電解液二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非水電解液二次電池用セパレータ、非水電解液二次電池用部材および非水電解液二次電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
非水電解液二次電池、特にリチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高いため、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、車載用などに用いる電池として広く使用されている。
【0003】
その非水電解液二次電池の部材として、耐熱性に優れたセパレータの開発が進められている。例えば、特許文献1のように、基材上に、耐熱性樹脂を含む多孔質層を積層させた積層セパレータが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-030686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来技術は、電池のサイクル特性の観点からはさらなる改善の余地があった。本発明の一態様は、優れたサイクル特性を備えた非水電解液二次電池を得られるセパレータを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、固有粘度と重量平均分子量から求めるMark-Houwink-Sakurada式の指数αと、ハンセン溶解度パラメータの距離Raと、の積であるα×Raが特定の範囲である樹脂を用いることにより、優れたサイクル特性を備えた非水電解液二次電池を得られるセパレータを実現できることが見出された。
【0007】
本発明の一態様に係る非水電解液二次電池用セパレータは、以下の式(I)で表されるMark-Houwink-Sakurada式により求められる指数αと、ジエチルカーボネートとのハンセン溶解度パラメータの距離Ra(単位:MPa
1/2
)と、の積であるα×Raが10以下である樹脂を含む第一の層を備える。
[η]=KM
α
・・・(I)
(式中、[η]は前記樹脂の固有粘度(単位:dL/g)、Mは前記樹脂の重量平均分子量、Kは定数である。)
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、優れたサイクル特性を備えた非水電解液二次電池を得られるセパレータを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に関して以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。
【0010】
〔1.非水電解液二次電池用セパレータ〕
本発明の一実施形態に係る非水電解液二次電池用セパレータは、以下の式(I)で表されるMark-Houwink-Sakurada式により求められる指数αと、ジエチルカーボネートとのハンセン溶解度パラメータの距離Ra(単位:MPa
1/2
)と、の積であるα×Raが10以下である樹脂を含む第一の層を備える。
[η]=KM
α
・・・(I)
(式中、[η]は前記樹脂の固有粘度(単位:dL/g)、Mは前記樹脂の重量平均分子量、Kは定数である。)
以下では、非水電解液二次電池用セパレータを単に「セパレータ」とも称する。また、ジエチルカーボネートを「DEC」、ハンセン溶解度パラメータを「HSP」、ハンセン溶解度パラメータの距離を「HSP距離」とも称する。
(【0011】以降は省略されています)
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