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公開番号2025077431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189619
出願日2023-11-06
発明の名称コンクリート打継用の仕切部材 コンクリート打継用の仕切部材の施工方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04C 5/20 20060101AFI20250512BHJP(建築物)
要約【課題】仕切部材の荷姿をコンパクトにすることが可能な構成を得ることである。
【解決手段】コンクリート打継用の仕切部材は、一方向に延びるコンクリート製の構造部材において、異なるタイミングで打設される一方向の一方側のコンクリート部と一方向の他方側のコンクリート部との間に配置されるプレキャストコンクリート製の仕切板と、仕切板に少なくとも一部が埋設され、仕切板の一方側及び他方側に開口すると共に鉄筋が挿入可能とされる管部材と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に延びるコンクリート製の構造部材において、異なるタイミングで打設される前記一方向の一方側のコンクリート部と前記一方向の他方側のコンクリート部との間に配置されるプレキャストコンクリート製の仕切板と、
前記仕切板に少なくとも一部が埋設され、前記仕切板の一方側及び他方側に開口すると共に鉄筋が挿入可能とされる管部材と、
を備えるコンクリート打継用の仕切部材。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記管部材は、前記仕切板の一方側及び他方側へ突出しており、前記仕切板から突出した部分の前記管部材の周面には、グラウトが注入可能な注入孔が形成されており、前記管部材の一方側と他方側から前記鉄筋が挿入可能とされている、
請求項1に記載のコンクリート打継用の仕切部材。
【請求項3】
前記管部材の内周面に雌ねじが形成されており、外周面に雄ねじが形成された前記鉄筋が前記管部材の内周面に形成された雌ねじに捻じ込まれることで前記管部材に挿入される、
請求項1に記載のコンクリート打継用の仕切部材。
【請求項4】
前記仕切板の一方側の板面には、波状に荒らされた荒らし部が形成されており、
前記仕切板の他方側の板面には、凹状のコッター部が形成されている、
請求項1~3の何れか1項に記載のコンクリート打継用の仕切部材。
【請求項5】
一方向に延びるコンクリート製の構造部材において、異なるタイミングで打設される前記一方向の一方側のコンクリート部と前記一方向の他方側のコンクリート部との間に配置されるプレキャストコンクリート製の仕切板と、前記仕切板に少なくとも一部が埋設され、前記仕切板の一方側及び他方側に開口すると共に鉄筋が挿入可能とされる管部材とを備えたコンクリート打継用の仕切部材を施工する方法であって、
前記仕切部材の施工位置に前記仕切部材を配置する工程と、
前記施工位置に配置された前記仕切部材の前記管部材に前記鉄筋を挿入する工程と、
を備えるコンクリート打継用の仕切部材の施工方法。
【請求項6】
一方向に延びるコンクリート製の構造部材において、異なるタイミングで打設される前記一方向の一方側のコンクリート部と前記一方向の他方側のコンクリート部との間に配置されるプレキャストコンクリート製の仕切板と、少なくとも一部が埋設され、前記仕切板の一方側及び他方側に開口すると共に鉄筋が挿入可能とされる管部材とを備えたコンクリート打継用の仕切部材を施工する方法であって、
前記仕切部材が施工される施工位置とは異なる位置で前記仕切部材の前記管部材に前記鉄筋を挿入する工程と、
前記管部材に前記鉄筋が挿入された状態の前記仕切部材を前記施工位置に配置する工程と、
を備えるコンクリート打継用の仕切部材の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コンクリート打継用の仕切部材、及びコンクリート打継用の仕切部材の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のコンクリート構造物の構築装置は、コンクリートの打ち込みスペースを横方向に向けて複数個に区切り、区切った打ち込みスペース毎にコンクリートの打ち込みが行え、打ち込みスペース毎に打ち込まれたコンクリートの接触面を繋いで横方向に連続するコンクリート構造物を構築する構築装置であり、打ち込みスペースの表裏面側に間隔をおいて設置される縦型枠と、間隔内に配筋される縦補強筋及び横補強筋と、横方向に隣り合う打ち込みスペースの鉛直接触面に設置される埋設部材とを備え、埋設部材は、閉鎖板と、閉鎖板に貫挿して取り付けられた連結筋とを有し、 閉鎖板は、打ち込みスペースの鉛直接触面を塞ぐべく略長方形をなす板状部材に構成すると共に、両表面部は粗面として構成し、連結筋と横補強筋とは連結できる構成とし、横方向に隣り合う打ち込みスペースにコンクリートが打ち込まれ、隣り合うコンクリートは埋設部材を介して一体化されることを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-31960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一度にコンクリートの打設が完了しない場合、コンクリートの仕様を変えたい場合等に、先に打設して既に硬化したコンクリートに対して、連続するようにコンクリートを後で打設してコンクリートを打ち分けることがある。
【0005】
従来、コンクリートを打ち分ける部分には、コンクリート製の仕切板に鉄筋が予め埋設された仕切部材が用いられる。しかし、このように、仕切板に予め鉄筋が埋設されていると、仕切部材が製造される製造現場から仕切部材が施工される施工現場まで搬送するときの仕切部材の荷姿が大きくなってしまう。
【0006】
本開示の課題は、仕切部材の荷姿をコンパクトにすることが可能な構成を得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様に係るコンクリート打継用の仕切部材は、一方向に延びるコンクリート製の構造部材において、異なるタイミングで打設される前記一方向の一方側のコンクリート部と前記一方向の他方側のコンクリート部との間に配置されるプレキャストコンクリート製の仕切板と、前記仕切板に少なくとも一部が埋設され、前記仕切板の一方側及び他方側に開口すると共に鉄筋が挿入可能とされる管部材と、を備える。
【0008】
上記態様によれば、鉄筋が挿入可能な管部材の一部が仕切板に埋設されている。これにより、鉄筋が仕切板に埋設されている場合と比して、仕切部材の荷姿をコンパクトにすることができる。
【0009】
第2態様に係るコンクリート打継用の仕切部材は、第1態様に記載のコンクリート打継用の仕切部材において、前記管部材は、前記仕切板の一方側及び他方側へ突出しており、前記仕切板から突出した部分の前記管部材の周面には、グラウトが注入可能な注入孔が形成されており、前記管部材の一方側と他方側から前記鉄筋が挿入可能とされている。
【0010】
上記態様によれば、仕切板から突出した部分の管部材の周面には、グラウトが注入可能な注入孔が形成されている。これにより、管部材に鉄筋を挿入してグラウトを注入孔から注入することで、鉄筋を仕切部材に固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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