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公開番号2025077429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189617
出願日2023-11-06
発明の名称梁の接合構造及び梁の接合方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 5/32 20060101AFI20250512BHJP(建築物)
要約【課題】プレキャストコンクリートを用いた梁の上部と下部とで強度が異なるコンクリートを使用する場合において、梁の施工性を高める。
【解決手段】梁の接合構造は、ハーフプレキャストコンクリート梁22と、ハーフプレキャストコンクリート梁22に架け渡された床版(ハーフプレキャストコンクリート床版42)と、上面にハーフプレキャストコンクリート梁22の端部が載せられたプレキャストコンクリート柱12と、プレキャストコンクリート柱12の上方の仕口部に打設された仕口部コンクリート14と、ハーフプレキャストコンクリート梁22より設計基準強度が小さく、ハーフプレキャストコンクリート梁22及び床版の上面に亘って打設されて、ハーフプレキャストコンクリート梁22及び床版を、プレキャストコンクリート合成梁20及びプレキャストコンクリート合成床版とするトップコンクリート24と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハーフプレキャストコンクリート梁と、
前記ハーフプレキャストコンクリート梁に架け渡された床版と、
上面に前記ハーフプレキャストコンクリート梁の端部が載せられたプレキャストコンクリート柱と、
前記プレキャストコンクリート柱の上方の仕口部に打設された仕口部コンクリートと、
前記ハーフプレキャストコンクリート梁より設計基準強度が小さく、前記ハーフプレキャストコンクリート梁及び前記床版の上面に亘って打設されて、前記ハーフプレキャストコンクリート梁及び前記床版を、プレキャストコンクリート合成梁及びプレキャストコンクリート合成床版とするトップコンクリートと、
を備えた梁の接合構造。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記仕口部コンクリートは鋼繊維で補強されている、
請求項1に記載の梁の接合構造。
【請求項3】
前記梁の主筋の端部が前記仕口部に配置されている、
請求項1又は2に記載の梁の接合構造。
【請求項4】
前記床版はハーフプレキャストコンクリート床版である、
請求項1又は2に記載の梁の接合構造。
【請求項5】
プレキャストコンクリート柱の上面にハーフプレキャストコンクリート梁の端部を載せる工程と、
前記プレキャストコンクリート柱の上方の仕口部に仕口部コンクリートを打設する工程と、
前記ハーフプレキャストコンクリート梁に床版を架け渡す工程と、
前記ハーフプレキャストコンクリート梁より設計基準強度が小さいトップコンクリートを、前記ハーフプレキャストコンクリート梁及び前記床版の上面に亘って打設して、前記ハーフプレキャストコンクリート梁及び前記床版を、プレキャストコンクリート合成梁及びプレキャストコンクリート合成床版とする工程と、
を備えた梁の接合方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、梁の接合構造及び梁の接合方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、梁、床の高強度コンクリートと普通強度コンクリートを分離打設する分離打設工法が記載されている。この方法では、床型枠の上面と同じレベルに達するまで梁型枠内に高強度コンクリートを打設し、続いて、高強度コンクリート上および床型枠上に普通強度コンクリートを打設する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-336746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に示されたように、求められる強度に応じて、梁の下部を形成するコンクリートより梁の上部を形成するコンクリートの強度を小さくすることがある。
【0005】
このような構成を、プレキャストコンクリートを用いた柱及び梁に適用する場合は、一例として、柱を立て、柱の間においてプレキャストコンクリートで形成された梁を支保工で支持して、柱と梁との間の部分、すなわち梁の端部を現場打ちコンクリートで形成する方法が挙げられる。
【0006】
この際、梁は、下部が高強度コンクリートで形成される一方、スラブと一体化される部分は低強度コンクリートで形成されるため、現場打ちコンクリートを、高強度部分と低強度部分とで打ち分ける必要があり、施工手間がかかる。
【0007】
本発明は、上記事実を考慮し、プレキャストコンクリートを用いた梁の上部と下部とで強度が異なるコンクリートを使用する場合において、梁の施工性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の梁の接合構造は、ハーフプレキャストコンクリート梁と、前記ハーフプレキャストコンクリート梁に架け渡された床版と、上面に前記ハーフプレキャストコンクリート梁の端部が載せられたプレキャストコンクリート柱と、前記プレキャストコンクリート柱の上方の仕口部に打設された仕口部コンクリートと、前記ハーフプレキャストコンクリート梁より設計基準強度が小さく、前記ハーフプレキャストコンクリート梁及び前記床版の上面に亘って打設されて、前記ハーフプレキャストコンクリート梁及び前記床版を、プレキャストコンクリート合成梁及びプレキャストコンクリート合成床版とするトップコンクリートと、を備える。
【0009】
請求項1の梁の接合構造では、ハーフプレキャストコンクリート梁の端部がプレキャストコンクリート柱に載せられている。すなわち、梁の下部の高強度部分は、梁の全長に亘ってプレキャストコンクリートで形成されている。このため、梁を形成する現場コンクリートは、低強度部分であるトップコンクリートのみを打設すればよい。
【0010】
これにより、梁端部を現場打ちコンクリートで形成し、梁端部の上部と下部とでコンクリートを打ち分ける場合と比較して、梁を形成するコンクリートの打設作業を軽減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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