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公開番号2025077579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189878
出願日2023-11-07
発明の名称加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F24C 15/20 20060101AFI20250512BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】側方に向かって開口した排気口を天板部に備えた加熱調理器において、天板部の上の鍋からの水蒸気又は油煙等の壁への付着又は部屋への拡散を抑制できる加熱調理器を得る。
【解決手段】鍋が載置される天板部と、天板部の下に設けられた筐体と、天板部に設けられて側方に向かって開口し、筐体内の空気を流出させる排気口とを備え、天板部は、筐体内と連通する流入口と排気口とを接続する風路を有し、風路には、上部導風部と、上部導風部よりも下に設けられた下部導風部とを有し、排気口の上流側に設けられて排気口に向かって空気を斜め上に導く導風手段を備え、風路における排気口側の端部である第1位置の上下寸法は、風路における導風手段の上流側にある第2位置の上下寸法よりも小さく、第1位置の上下方向の中心は、第2位置の上下方向の中心よりも上にある。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
鍋が載置される天板部と、
前記天板部の下に設けられた筐体と、
前記天板部に設けられて側方に向かって開口し、前記筐体内の空気を流出させる排気口とを備え、
前記天板部は、前記筐体内と連通する流入口と前記排気口とを接続する風路を有し、
前記風路には、
上部導風部と、前記上部導風部よりも下に設けられた下部導風部とを有し、前記排気口の上流側に設けられて前記排気口に向かって空気を斜め上に導く導風手段を備え、
前記風路における前記排気口側の端部である第1位置の上下寸法は、前記風路における前記導風手段の上流側にある第2位置の上下寸法よりも小さく、
前記第1位置の上下方向の中心は、前記第2位置の上下方向の中心よりも上にある
加熱調理器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記天板部の下端から前記排気口の下端までの高さ寸法は、前記天板部の上端から前記排気口の上端までの高さ寸法よりも大きい
請求項1記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記下部導風部は、下へ凹んだ凹部を備えた
請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記上部導風部と、前記下部導風部とは、別個の部材で構成されており、
前記排気口の下流側には、前記上部導風部と前記下部導風部とを接続し、前記排気口から流出した空気を通過させる開口を備えた接続部材が設けられている
請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記上部導風部と前記下部導風部とは一体の部材で構成されており、
前記流入口は、複数の流入口を含み、
前記上部導風部及び前記下部導風部を構成する前記部材と、前記流入口を形成する部材とを接続する接続部は、前記複数の流入口のうち隣り合う流入口の間に配置されている
請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記上部導風部と、前記下部導風部とは、別個の部材で構成されており、
前記上部導風部及び前記下部導風部は、前記天板部の下面の少なくとも一部を構成する下フレームに接続されており、前記上部導風部と前記下部導風部とは、互いに直接的には接続されていない
請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記天板部の前記排気口側の上面の端部に、前記排気口の幅方向に沿って延びる上へ突出した上面凸部を備えた
請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記天板部の前記排気口側の上面に、前記天板部の前記排気口側の端部に沿って形成された下へ凹んだ上面凹部を備えた
請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項9】
前記天板部の上面には、前記排気口側から前記天板部の中央に向かって下降する傾斜面が設けられている
請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項10】
前記上部導風部の前記排気口を形成する端部に、下へ突出した下面凸部を備えた
請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加熱調理器内の部品を冷却する冷却風の排気口を備えた加熱調理器に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鍋が載置されるトップ部を備え、キッチンに組み込まれる組み込み式加熱調理器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の加熱調理器は、トップ部の少なくとも一辺の側壁に開口部を備え、この開口部を、本体内部の冷却を行うための空気の吸気口又は排気口として用いている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-265210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の技術のように、トップ部つまり天板部の側壁に開口を設けてこれを排気口とした場合、排気は、天板部の内から外へ流出し、キッチンの天板に沿って概ね水平に流れる。ここで、一般に、加熱調理器の後方にはキッチンの壁があり、排気口はキッチンの壁と対向する。このため、排気口から流出した排気はキッチンの壁に衝突し、加熱調理器の後方には空気の乱れが生じやすい。そうすると、加熱調理器の天板部の上に載置された鍋から発生した水蒸気又は油煙は、加熱調理器の後方の空気に誘引されて、キッチンの壁に結露又は油の凝集等による汚れが付着しやすくなってしまう。加熱調理器の上方に換気装置が設置されている場合には、鍋からの水蒸気又は油煙は換気装置に吸引されるようになっているものの、天板部の側壁に設けられた排気口からの気流による空気の乱れにより、蒸気又は油煙は、換気装置に吸引される前にキッチンの壁に付着する傾向がある。また、加熱調理器の後方にキッチンの壁のないアイランドキッチンに加熱調理器が設置されている場合には、鍋からの水蒸気又は油煙は、上述した排気口からの気流による空気の乱れにより拡散され、キッチンに隣接するリビング又はダイニング等の部屋に流入しやすくなる。
【0005】
本開示は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、側方に向かって開口した排気口を天板部に備えた加熱調理器において、天板部の上の鍋からの水蒸気又は油煙等の壁への付着又は部屋への拡散を抑制できる加熱調理器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る加熱調理器は、鍋が載置される天板部と、前記天板部の下に設けられた筐体と、前記天板部に設けられて側方に向かって開口し、前記筐体内の空気を流出させる排気口とを備え、前記天板部は、前記筐体内と連通する流入口と前記排気口とを接続する風路を有し、前記風路には、上部導風部と、前記上部導風部よりも下に設けられた下部導風部とを有し、前記排気口の上流側に設けられて前記排気口に向かって空気を斜め上に導く導風手段を備え、前記風路における前記排気口側の端部である第1位置の上下寸法は、前記風路における前記導風手段の上流側にある第2位置の上下寸法よりも小さく、前記第1位置の上下方向の中心は、前記第2位置の上下方向の中心よりも上にあるものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、天板部の側面部に設けられた排気口に至る風路に導風手段が設けられており、排気口から流出した空気は上へ向かって流れる。このため、排気口から流出した空気がエアカーテンとなり、天板部の上に載置された鍋からの水蒸気又は油煙が、壁に付着したり部屋に拡散したりすることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る加熱調理器100が設置された状態を示す図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の後方からの斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の下方からの分解斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の上方からの分解斜視図である。
実施の形態1に係る天板部1の分解斜視図である。
実施の形態1に係る後部上フレーム13及び第1整流手段19の下方からの斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の筐体2内に配置される部材の分解斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の筐体2内に配置される部材の斜視図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の前後方向に沿った縦断面模式図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の後部の断面模式図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の平面図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100の後部の断面模式図である。
図12の下面凸部137を含む領域を拡大した図である。
実施の形態2に係る加熱調理器100Aの後方からの斜視図である。
実施の形態2に係る天板部1Aの下方からの斜視図である。
実施の形態2に係る天板部1Aの下方からの分解斜視図である。
実施の形態2に係る後部上フレーム13Aの一部の下方からの斜視図である。
実施の形態2に係る加熱調理器100Aの後部の一部の平面図である。
実施の形態2に係る加熱調理器100Aの前後方向に沿った縦断面模式図である。
実施の形態2に係る加熱調理器100Aの後部の断面模式図である。
実施の形態3に係る加熱調理器100Bの後方からの斜視図である。
実施の形態3に係る加熱調理器100Bの後部の斜視図である。
実施の形態3に係る天板部1Bの後部の分解斜視図である。
実施の形態3に係る加熱調理器100Bの後部の一部の平面図である。
実施の形態3に係る加熱調理器100Bの後部の断面模式図である。
実施の形態4に係る加熱調理器100Cの後方からの斜視図である。
実施の形態4に係る加熱調理器100Cの後部の前方からの斜視図である。
実施の形態4に係る天板部1Cの後部の分解斜視図である。
実施の形態4に係る加熱調理器100Cの後部の一部の平面図である。
実施の形態4に係る加熱調理器100Cの後部の断面模式図である。
実施の形態1~4の変形例に係る加熱調理器100Dの後方からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る加熱調理器の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本開示が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本開示を限定するものではない。方向を示す用語は、加熱調理器の設置状態を基準として用いている。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
【0010】
実施の形態1.
実施の形態1に係る加熱調理器100の設置例を説明する。図1は、実施の形態1に係る加熱調理器100が設置された状態を示す図である。図1は、キッチン台200、キッチン壁201及び収納庫202を有するいわゆる壁付けキッチンに、加熱調理器100が設置された状態を示している。加熱調理器100は、キッチン台200に設けられた据え付け穴に挿入されている。キッチン台200には、加熱調理器100の下方に、1以上のスライド式の引出し扉を備えた収納庫202が設けられている。加熱調理器100の後方において、キッチン台200の上にキッチン壁201が延びている。加熱調理器100の上方には、換気装置が設置されていてもよい。なお、図1に示したキッチン台200、キッチン壁201及び収納庫202は、キッチンの一部であり、キッチンを構成しうる他の設備は図示を省略している。また、収納庫202の扉は引き出し式に限定されず、観音開式であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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