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公開番号2025077698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190087
出願日2023-11-07
発明の名称部材の接合方法および部材の組立体
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 45/14 20060101AFI20250512BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】コスト削減および接合の信頼性の向上を図ることができる部材の接合方法を提供する。
【解決手段】部材の接合方法は、第1の部材7と第2の部材9とに隣接して第1の空間6aと第1の空間6aから離隔した第2の空間6bとが形成され第1の空間6aに弾性部材8が圧縮状態で収容されるように、第1の部材7、第2の部材9、および弾性部材8を組み立てる工程と、第2の空間6bに溶融樹脂13を充填して、第1の部材7と第2の部材9とを接合する工程と、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の部材を互いに接合する部材の接合方法であって、
第1の部材と第2の部材とに隣接して第1の空間と前記第1の空間から離隔した第2の空間とが形成され前記第1の空間に弾性部材が圧縮状態で収容されるように、前記第1の部材、前記第2の部材、および前記弾性部材を組み立てる工程と、
前記第2の空間に第1の溶融樹脂を充填して、前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する工程と、を含む、部材の接合方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1の部材の一部と前記第2の部材の一部とが前記第2の空間の内壁を形成する、請求項1に記載の部材の接合方法。
【請求項3】
前記第1の部材は、第1の面を有し、前記第1の面に、前記弾性部材を収容するための第1の凹部を備え、
前記第2の部材は、第2の面を有し、前記第2の面に、前記第1の凹部と対向し、前記弾性部材に当接する当接部を備え、
前記当接部と前記第1の凹部とが前記第1の空間を形成する、請求項1に記載の部材の接合方法。
【請求項4】
前記当接部は凸状であり、該当接部の先端の縁部と前記第1の凹部の縁部とを嵌合させることで前記第1の空間を形成する、請求項3に記載の部材の接合方法。
【請求項5】
前記第1の部材は、前記第1の面に、前記第1の凹部を囲む第2の凹部を備え、
前記第2の部材は、前記第2の面に、前記第2の凹部と対向し、前記当接部を囲む凸部を備え、
前記第2の凹部の縁部と前記凸部の先端の縁部とを嵌合させることで前記第2の空間を形成する、請求項3に記載の部材の接合方法。
【請求項6】
前記第2の凹部は溝状であり、前記第2の凹部の底面の幅方向における断面形状が曲面である、請求項5に記載の部材の接合方法。
【請求項7】
前記第1の部材の前記第1の面は、前記第1の凹部を囲む第1の領域を備え、
前記第2の部材は、前記第2の面に隣接する側面を有し、
前記第1の領域と前記側面とが前記第2の空間の内壁の一部を形成する、請求項3に記載の部材の接合方法。
【請求項8】
前記第2の部材の側面の外周の大きさが前記第1の部材の側面の外周の大きさよりも小さい、請求項7に記載の部材の接合方法。
【請求項9】
第3の部材と前記第2の部材とに隣接して第3の空間が形成されるように、前記第3の部材を前記第2の部材に組み付ける工程と、
前記第3の空間に第2の溶融樹脂を充填して、前記第3の部材と前記第2の部材とを接合する工程と、をさらに含む、請求項1に記載の部材の接合方法。
【請求項10】
第3の部材の一部が前記第1の部材の一部および前記第2の部材の一部とともに前記第2の空間の内壁の一部を形成するように、前記第3の部材と前記第1の部材および前記第2の部材とを組み立て、前記第2の空間に前記第1の溶融樹脂を充填して前記第3の部材と前記第1の部材および前記第2の部材とを接合する、請求項2に記載の部材の接合方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の部材を接合する部材の接合方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液体収納容器等に用いられる部品として、複数の部材で弾性部材を圧縮して各部材を接合した組立体が提供されている。このような組立体における部材の接合には、例えば、溶着機や射出成形機などが用いられている。
部材の接合方法の一例として、特許文献1には、金型を用いたキャップの製造方法が記載されている。この製造方法では、第1上金型と共通下金型を用いて、弾性部材である弾性栓体を収容する内部壁を備えた下側枠部を形成する。弾性栓体を下側枠部に収容し、第2上金型のリング状突起部を弾性栓体の周縁部に押し当て、第2上金型と共通下金型を閉じることで形成された空間に溶融樹脂を流し込むことで、上側枠部を形成する。これにより、下側枠部と上側枠部の間に弾性栓体を圧縮状態で収容したキャップを得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6257995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法においては、第2上金型で弾性栓体を圧縮しながら、弾性栓体の上に直接、上側枠部を形成している。このため、弾性栓体には、成形時の温度や圧力に耐えることができるような材質を使用する必要がある。また、第2上金型で弾性栓体を圧縮する際に、弾性栓体が変形し過ぎて溶融樹脂が漏れるといったがないように、成形条件に制約を設ける必要もある。このような材質の制限や形成条件の制約は、製造コストが増加する要因となるうえ、接合の信頼性が低下する可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、コスト削減および接合の信頼性の向上を図ることができる部材の接合方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、
複数の部材を互いに接合する部材の接合方法であって、
第1の部材と第2の部材とに隣接して第1の空間と前記第1の空間から離隔した第2の空間とが形成され前記第1の空間に弾性部材が圧縮状態で収容されるように、前記第1の部材、前記第2の部材、および前記弾性部材を組み立てる工程と、
前記第2の空間に第1の溶融樹脂を充填して、前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する工程と、を含む、部材の接合方法が提供される。
【0007】
本発明の別の態様によれば、第1の金型と第2の金型を用いて部材を形成して接合する、部材の接合方法であって、
前記第1の金型に第1の部材を形成し、前記第2の金型に第2の部材を形成する工程であって、前記第1の部材に前記第2の部材を組み付けた際に前記第1の部材と前記第2の部材とに隣接して第1の空間と前記第1の空間から離隔した第2の空間とが形成されるように、前記第1の部材および前記第2の部材を形成することを含む工程と、
前記第2の金型を前記第1の金型に対して相対移動して、前記第1の部材に前記第2の部材を組み付ける工程であって、前記第1の空間および前記第2の空間を形成し、前記第1の空間に弾性部材を圧縮状態で収容することを含む工程と、
前記第2の空間に溶融樹脂を充填して前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する工程と、を含む、部材の接合方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コスト削減および接合の信頼性の向上を図ることができる部材の接合方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
インクジェット記録装置の構成を示す模式図である。
液体収納容器の構成を示す模式図である。
図1に示す液体供給部材の拡大図である。
図3に示す液体供給部材に中空針を挿入した状態を示す模式図である。
液体供給部材の各部材を接合する手順を示す模式図である。
本発明の第1の実施形態による部材の接合方法を説明するための図である。
第3の部材の接合構造の一例を示す模式図である。
比較例の部材の接合方法を説明するための図である。
本発明の第2の実施形態による部材の接合方法を説明するための図である。
本発明の第3の実施形態による部材の接合方法を説明するための図である。
射出形成機の一例を示す模式図である。
射出成形機の別の例を示す模式図である。
射出成形機を用いて本発明の部材の接合方法を実施した場合の手順を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、実施形態はあくまで例示であり、本発明の範囲をその実施形態に限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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