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公開番号
2025079699
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192543
出願日
2023-11-10
発明の名称
放射線撮影装置及び放射線撮影システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G01T
7/00 20060101AFI20250515BHJP(測定;試験)
要約
【課題】放射線検出パネルを支持する支持基台に要求される剛性を確保しつつ、放射線撮影装置の筐体の厚肉化を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】入射した放射線201を検出する放射線検出パネル120と、放射線検出パネル120を支持する支持基台130と、放射線検出パネル120及び支持基台130を内包する筐体とを備え、支持基台130は、放射線201の入射方向である筐体の厚み方向(Z方向)において、第1の厚みを有し且つ発泡体の第1部材131からなる第1の領域210と、第1の厚みよりも小さい第2の厚みを有し且つ発泡体よりも剛性が高い第2部材132からなる第2の領域220を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
入射した放射線を検出する放射線検出パネルと、
前記放射線検出パネルを支持する支持基台と、
前記放射線検出パネルおよび前記支持基台を内包する筐体と、
を備え、
前記支持基台は、前記放射線の入射方向である前記筐体の厚み方向において、第1の厚みを有し且つ発泡体の第1部材からなる第1の領域と、前記第1の厚みよりも小さい第2の厚みを有し且つ前記発泡体よりも剛性が高い第2部材からなる第2の領域と、を有する
ことを特徴とする放射線撮影装置。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記支持基台は、前記第1の領域および前記第2の領域のうちの少なくとも1つの領域を複数有する
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記支持基台は、前記第1の領域および前記第2の領域を複数有する
ことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
前記第2部材は、前記発泡体ではない1種類以上の部材である
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項5】
前記第2部材は、前記発泡体よりも高比重である1種類以上の部材である
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項6】
前記第2部材は、マグネシウム合金、アルミニウム合金、CFRP、ABSおよびポリカーボネートの材料のうちの少なくとも1種類以上の材料を含む部材である
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記筐体は、前記放射線が入射する入射面と対向する背面に、前記筐体を把持するための凹部が設けられており、
前記支持基台は、前記筐体の厚み方向において、前記凹部が設けられている領域が前記第2の領域である
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
前記筐体において前記放射線が入射する入射面と対向する背面と、前記支持基台との間に、電気部品を更に備え、
前記支持基台は、前記筐体の厚み方向において、前記電気部品が配置されている領域が前記第2の領域である
ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項9】
前記電気部品は、前記放射線検出パネルに電力を供給する給電部品を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
【請求項10】
前記第2の領域において、前記電気部品と前記第2部材とを固定する固定機構を更に備える
ことを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線撮影装置及び放射線撮影システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
医療画像診断や非破壊検査に用いられる放射線撮影装置として、デジタルラジオグラフィ(DR)が実用化されている。DRは、放射線検出パネルを用いて、被写体を通過した放射線の一種であるX線を検出し、電気信号へ変換することでデジタルの放射線画像を生成する。放射線撮影装置は、小型化が進んでおり、医療現場では可搬型のものも多く使用されている。可搬型の放射線撮影装置は、持ち運びの際に衝突や落下などの衝撃を受けることから、軽量性と堅牢性を両立させることが求められている。
【0003】
一般に、放射線検出パネルは、支持基台に支持されて放射線撮影装置の筐体内に格納されている。また、支持基台は、筐体が受ける衝撃や荷重から放射線検出パネルを保護する機能を有する。そのため、従来の放射線撮影装置では、支持基台には剛性の高い部材が好んで用いられていた。近年では、放射線撮影装置を軽量化するため、多数の空隙を有する多孔性部材(例えば、硬質樹脂の発泡体)を用いて支持基台を構成することがある。これに関連して、特許文献1には、放射線検出パネルを支持する支持基台において、発泡体のみでは支持基台に必要な強度が得られない領域をプレート材によって補強し、支持基台の強度を高める技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-113300号公報
特開2021-73443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発泡体は、その材料特性から薄く成型することが難しい。特に、特許文献1に記載のビーズ法発泡によって発泡体を成型する場合は、発泡ビーズが十分に充填する厚みを確保する必要がある。また、発泡体は、従来の支持基台に用いられていた材料(例えば、軽合金)よりも剛性が低いため、厚みを大きくすることで支持基台に要求される剛性を得なければならない。そのため、支持基台を発泡体で構成する場合、支持基台を薄肉化することが難しい。即ち、放射線撮影装置の筐体の厚みが厚くなる(厚肉化する)ことを抑制することが難しい。
【0006】
一方で、放射線撮影装置には、様々な付加価値の構成を搭載するための空間が必要となる。例えば、特許文献2では、放射線撮影装置の筐体に凹形状を設けることで、ユーザが容易に筐体を把持できる機能が付与されている。また、放射線撮影装置の厚みは、日本産業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)においても規定されているため、このJISに規定されている厚みを超えて機能を付与するための空間を確保することは適切でない。
【0007】
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであり、放射線検出パネルを支持する支持基台に要求される剛性を確保しつつ、放射線撮影装置の筐体の厚肉化を抑制できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の放射線撮影装置は、入射した放射線を検出する放射線検出パネルと、前記放射線検出パネルを支持する支持基台と、前記放射線検出パネルおよび前記支持基台を内包する筐体と、を備え、前記支持基台は、前記放射線の入射方向である前記筐体の厚み方向において、第1の厚みを有し且つ発泡体の第1部材からなる第1の領域と、前記第1の厚みよりも小さい第2の厚みを有し且つ前記発泡体よりも剛性が高い第2部材からなる第2の領域と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、放射線検出パネルを支持する支持基台に要求される剛性を確保しつつ、放射線撮影装置の筐体の厚肉化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る放射線撮影システムの概略構成の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影装置において、図1(a)に示すA-A'線での断面における内部構成の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影装置において、図1(a)に示すA-A'線での断面における内部構成の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影装置における支持基台の構成例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影装置における支持基台の構成例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影装置のフロントカバーが、被写体から荷重を受けた場合の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る放射線撮影装置において、図1(a)に示すA-A'線での断面における内部構成の一例を示す図である。
第2の実施形態に係る放射線撮影装置の第1構成例を示す図である。
第2の実施形態に係る放射線撮影装置の第2構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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