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公開番号
2025082564
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195981
出願日
2023-11-17
発明の名称
電極活物質層、固体電池、及び電極活物質層の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
パナソニックホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
4/13 20100101AFI20250522BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】本開示は、固体電解質スラリーの塗工によって固体電解質層をその上に形成できる電極活物質層、そのような電極活物質層を有する固体電池、及びそのような電極活物質層の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示の電極活物質層は、電極活物質及びバインダーを含み、固体電解質層側のバインダー面積分率の、集電体側のバインダー面積分率に対する割合が、55面積%以上である。本開示の固体電池1は、集電体10、本開示の電極活物質層20、及び固体電解質層30をこの順に有する。電極活物質層を製造する本開示の方法は、(a)バインダー等を含む電極合材スラリーを提供すること、(b)集電体にスラリーを塗工して、予備電極活物質層を形成すること、(c)予備電極活物質層を、100℃未満の温度で乾燥させること、及び(d)100℃未満の温度で乾燥させた予備電極活物質層を、140℃以上の温度で更に乾燥させること、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
集電体と固体電解質層との間に介在させられる固体電池用の電極活物質層であって、
電極活物質及びバインダーを含み、
前記固体電解質層側のバインダー面積分率の、前記集電体側のバインダー面積分率に対する割合が、55面積%以上である、
電極活物質層。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記固体電解質層側のバインダー面積分率の、バインダー体積分率に対する割合が、30%以上である、請求項1に記載の電極活物質層。
【請求項3】
前記バインダーが、スチレンブタジエンゴム系バインダーである、請求項1に記載の電極活物質層。
【請求項4】
集電体、
固体電解質層、及び
前記集電体と前記固体電解質層との間に介在している請求項1~3のいずれか一項に記載の電極活物質層
を有する、固体電池。
【請求項5】
下記の工程を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の電極活物質層の製造方法:
(a)前記電極活物質、前記バインダー、及び分散媒を含む電極合材スラリーを提供すること、
(b)前記集電体に前記スラリーを塗工して、予備電極活物質層を形成すること、
(c)前記予備電極活物質層を、100℃未満の温度で乾燥させること、及び
(d)100℃未満の温度で乾燥させた前記予備電極活物質層を、140℃以上の温度で更に乾燥させること。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電極活物質層、固体電池、及び電極活物質層の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、集電箔の表面に負極合剤塗工材(負極合材スラリー)を塗工し、これを乾燥させることで負極活物質層を製造する方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-131988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
固体電池において、製造コストの観点から、電極活物質層上に固体電解質スラリーを塗工することによって固体電解質層を電極活物質層上に形成することが好ましい。しかしながら、従来の電極活物質層では、その上に固体電解質スラリーを塗工して固体電解質層を形成すると、得られる電極活物質層と固体電解質層との間で剥離が生じることがあった。
【0005】
本開示は、固体電解質スラリーの塗工によって固体電解質層をその上に形成できる電極活物質層、そのような電極活物質層を有する固体電池、及びそのような電極活物質層の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本件開示者等は、以下の手段により上記課題を解決することができることを見出した。
〈態様1〉
集電体と固体電解質層との間に介在させられる固体電池用の電極活物質層であって、
電極活物質及びバインダーを含み、
前記固体電解質層側のバインダー面積分率の、前記集電体側のバインダー面積分率に対する割合が、55面積%以上である、
電極活物質層。
〈態様2〉
前記固体電解質層側のバインダー面積分率の、バインダー体積分率に対する割合が、30%以上である、態様1に記載の電極活物質層。
〈態様3〉
前記バインダーが、スチレンブタジエンゴム系バインダーである、態様1又は2に記載の電極活物質層。
〈態様4〉
集電体、
固体電解質層、及び
前記集電体と前記固体電解質層との間に介在している態様1~3のいずれか一項に記載の電極活物質層
を有する、固体電池。
〈態様5〉
下記の工程を含む、態様1~3のいずれか一項に記載の電極活物質層の製造方法:
(a)前記電極活物質、前記バインダー、及び分散媒を含む電極合材スラリーを提供すること、
(b)前記集電体に前記スラリーを塗工して、予備電極活物質層を形成すること、
(c)前記予備電極活物質層を、100℃未満の温度で乾燥させること、及び
(d)100℃未満の温度で乾燥させた前記予備電極活物質層を、140℃以上の温度で更に乾燥させること。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、固体電解質スラリーの塗工によって固体電解質層をその上に形成できる電極活物質層、そのような電極活物質層を有する固体電池、及びそのような電極活物質層の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の固体電池の一例を示す概略断面図である。
図2は、比較例2、並びに実施例1及び2の電極活物質層についての、固体電解質層側のバインダー面積分率及び集電体側のバインダー面積分率を示すグラフである。
図3は、電極活物質層を固体電解質層側から撮像したSEM画像である((a)比較例2、(b)実施例1、(c)実施例2)。
図4は、電極活物質層を固体電解質層側から撮像したSEM画像を二値化した画像である((a)比較例2、(b)実施例2)。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について詳述する。なお、本開示は、以下の実施の形態に限定されるのではなく、開示の本旨の範囲内で種々変形して実施できる。
【0010】
《電極活物質層》
本開示の電極活物質層は、集電体と固体電解質層との間に介在させられる固体電池用の電極活物質層である。本開示の電極活物質層は、電極活物質及びバインダーを含み、固体電解質層側のバインダー面積分率の、集電体側のバインダー面積分率に対する割合が、55面積%以上である。
(【0011】以降は省略されています)
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