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公開番号
2025083012
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196634
出願日
2023-11-20
発明の名称
駆動部のない流体ポンプ
出願人
日機装株式会社
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
H02K
44/06 20060101AFI20250523BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】簡素な構造で、大流量で高出力化できる駆動部のない流体ポンプを提供する。
【解決手段】 駆動部のない流体ポンプは、ECF(Electro-Conjugate Fluid)を流動させるポンプであって、正極又は負極のいずれか一方の極性の電源電圧が印加される第1のメッシュ状電極と、前記第1のメッシュ状電極から離隔して配置された第2のメッシュ状電極であって、前記第1のメッシュ状電極の極性とは異なる極性の電源電圧が印加される第2のメッシュ状電極と、前記第2のメッシュ状電極から離隔しかつ前記第1のメッシュ状電極との間に前記第2のメッシュ状電極を挟んで配置された第3のメッシュ状電極であって、前記第2のメッシュ状電極と同じ極性の電源電圧が印加される第3のメッシュ状電極と、を備え、前記第1のメッシュ状電極から前記第2のメッシュ状電極を介して前記第3のメッシュ状電極に向かってECFを流動させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ECF(Electro-Conjugate Fluid)に電圧を印加することで、ECFを流動させる駆動部のない流体ポンプであって、
正極又は負極のいずれか一方の極性の電源電圧が印加される第1のメッシュ状電極と、
前記第1のメッシュ状電極から離隔して配置された第2のメッシュ状電極であって、前記第1のメッシュ状電極の極性とは異なる極性の電源電圧が印加される第2のメッシュ状電極と、
前記第2のメッシュ状電極から離隔しかつ前記第1のメッシュ状電極との間に前記第2のメッシュ状電極を挟んで配置された第3のメッシュ状電極であって、前記第2のメッシュ状電極と同じ極性の電源電圧が印加される第3のメッシュ状電極と、を備え、
前記第1のメッシュ状電極から前記第2のメッシュ状電極を介して前記第3のメッシュ状電極に向かってECFを流動させる駆動部のない流体ポンプ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1のメッシュ状電極は、複数の第1の頂点を有する多角形状を有する複数の第1の単位メッシュを有し、
前記第2のメッシュ状電極は、複数の第2の頂点を有する多角形状を有する複数の第2の単位メッシュを有し、
ECFの上下流方向視で、前記複数の第1の頂点のうちの少なくとも一部が、前記第2の単位メッシュ領域内に含まれる、請求項1に記載の駆動部のない流体ポンプ。
【請求項3】
前記第3のメッシュ状電極は、複数の第3の頂点を有する多角形状を有する複数の第3の単位メッシュを有し、
ECFの上下流方向視で、前記複数の第2の頂点のうちの少なくとも一部が、前記第3の頂点と重なる、請求項2に記載の駆動部のない流体ポンプ。
【請求項4】
前記第3のメッシュ状電極は、複数の第3の頂点を有する多角形状を有する複数の第3の単位メッシュを有し、
ECFの上下流方向視で、前記複数の第2の頂点のうちの少なくとも一部が、前記第3の単位メッシュ領域内に含まれる、請求項2に記載の駆動部のない流体ポンプ。
【請求項5】
第1のメッシュ状電極は、複数の第1の頂点を有する多角形状を有する複数の第1の単位メッシュを有し、
第2のメッシュ状電極は、複数の第2の頂点を有する多角形状を有する複数の第2の単位メッシュを有し、
ECFの上下流方向視で、前記複数の第1の頂点のうちの少なくとも一部が、前記第2の頂点と重なる、請求項1に記載の駆動部のない流体ポンプ。
【請求項6】
前記第3のメッシュ状電極は、複数の第3の頂点を有する多角形状を有する複数の第3の単位メッシュを有し、
ECFの上下流方向視で、前記複数の第2の頂点のうちの少なくとも一部が、前記第3の頂点と重なる、請求項5に記載の駆動部のない流体ポンプ。
【請求項7】
前記第1のメッシュ状電極と、前記第2のメッシュ状電極と、前記第3のメッシュ状電極とは、第1の電線と前記第1の電線とは異なる第2の電線とを有し、
前記第1のメッシュ状電極は、複数の第1の頂点を有する多角形状を有する複数の第1の単位メッシュを有し、
前記第2のメッシュ状電極は、複数の第2の頂点を有する多角形状を有する複数の第2の単位メッシュを有し、
前記第3のメッシュ状電極は、複数の第3の頂点を有する多角形状を有する複数の第3の単位メッシュを有し、
前記第1の頂点と、前記第2の頂点と、前記第3の頂点とは、前記第1の電線と前記第2の電線とが、重畳して交差することによって形成された、請求項1に記載の駆動部のない流体ポンプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動部のない流体ポンプに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
メッシュ電極を用いたECFポンプが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
桜井康雄,五十嵐友彰,中田毅,枝村一弥,”メッシュ電極を用いたECFポンプの提案”,日本機械学会論文集(B編),Vol,78,No.786(2012),pp291-299
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従前のECFポンプは、第1のメッシュ電極と第1のメッシュ電極から離隔した第2のメッシュ電極を有する。第1のメッシュ電極は、流路の上流側に配設され、第2のメッシュ電極は、流路の下流側に配設される。このECFポンプは、2枚のメッシュ電極のみでECFを流動させるため、十分な流量を得ることが困難であった。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものである。その目的は、簡素な構造で、流量を増やすことができる、駆動部のない流体ポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による駆動部のない流体ポンプの特徴は、
ECF(Electro-Conjugate Fluid)に電圧を印加することで、ECFを流動させる駆動部のない流体ポンプであって、
正極又は負極のいずれか一方の極性の電源電圧が印加される第1のメッシュ状電極と、
前記第1のメッシュ状電極から離隔して配置された第2のメッシュ状電極であって、前記第1のメッシュ状電極の極性とは異なる極性の電源電圧が印加される第2のメッシュ状電極と、
前記第2のメッシュ状電極から離隔しかつ前記第1のメッシュ状電極との間に前記第2のメッシュ状電極を挟んで配置された第3のメッシュ状電極であって、前記第2のメッシュ状電極と同じ極性の電源電圧が印加される第3のメッシュ状電極と、を備え、
前記第1のメッシュ状電極から前記第2のメッシュ状電極を介して前記第3のメッシュ状電極に向かってECFを流動させることである。
【発明の効果】
【0007】
簡素な構造で、流量を増やすことができる駆動部のない流体ポンプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
3枚のメッシュ状電極100-1、100-2、100-3を有するECFポンプ10の構成を示す斜視図である。
単位メッシュ120の構造をECFの上下流方向視で示す図である。
3枚のメッシュ状電極100-1、100-2、100-3の突出部130の配置の例を、上下流方向に対して垂直な方向視で示す図である。
3枚のメッシュ状電極100-1、100-2、100-3の突出部130の配置の例を、上下流方向に対して垂直な方向視で示す図である。
3枚のメッシュ状電極100-1、100-2、100-3の突出部130の配置の例を、上下流方向に対して垂直な方向視で示す図である。
3枚のメッシュ状電極100-1、100-2、100-3に接続された電源装置を示す回路ブロック図である。
3つのECFポンプ10(1)、10(2)、10(3)を上下流方向に直列に配置した例を上下流方向視で示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<<<<本実施の形態の詳細>>>>
以下に、実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0010】
<<<方向等>>>
<縦方向、鉛直方向、上下方向>
ECFポンプを駆動できる状態において、重力の方向及び重力と反対の方向に沿った方向、すなわち物体を吊り下げた糸の示す方向をいう。
(【0011】以降は省略されています)
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