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公開番号2025084415
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198307
出願日2023-11-22
発明の名称非水電解液二次電池用セパレータ、非水電解液二次電池用部材および非水電解液二次電池
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 50/489 20210101AFI20250527BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】耐熱性と低抵抗とを兼ね備えた非水電解液二次電池用セパレータを提供する。
【解決手段】本開示に係る非水電解液二次電池用セパレータは、ポリオレフィン多孔質基材と、当該ポリオレフィン多孔質基材の両面に積層された耐熱層とを備え、総膜厚8.0μm以下であり、下記式(1)から求められるパラメータXが1.0以下である。
X=(A’+A”)/{C×(A’/A”)2} ・・・(1)
(式中、A’およびA”は前記耐熱層それぞれの重量目付[g/m2]であり、A’≦A”であり、Cは前記ポリオレフィン多孔質基材の重量目付[g/m2]である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオレフィン多孔質基材と、当該ポリオレフィン多孔質基材の両面に積層された耐熱層とを備え、総膜厚8.0μm以下であり、下記式(1)から求められるパラメータXが1.0以下である、非水電解液二次電池用セパレータ。
X=(A’+A”)/{C×(A’/A”)

} ・・・(1)
(式中、A’およびA”は前記耐熱層それぞれの重量目付[g/m

]であり、A’≦A”であり、Cは前記ポリオレフィン多孔質基材の重量目付[g/m

]である。)
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
下記式(2)から求められるパラメータYが1.6未満である、請求項1に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
Y=X/(D/100) ・・・(2)
(式中、Xは前記式(1)から求められる値であり、Dは耐熱層の空隙率[%]である。)
【請求項3】
前記耐熱層が、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリレート系樹脂、含フッ素樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂および水溶性ポリマーからなる群より選択される1種以上の樹脂を含む、請求項1に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
【請求項4】
前記ポリアミド系樹脂が、アラミド樹脂である、請求項3に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
【請求項5】
前記ポリオレフィン多孔質基材および前記耐熱層とは別に、接着層をさらに備える、請求項1に記載の非水電解液二次電池用セパレータ。
【請求項6】
正極と、請求項1~5のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池用セパレータと、負極とがこの順で配置されてなる非水電解液二次電池用部材。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池用セパレータを含む、非水電解液二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非水電解液二次電池用セパレータ、非水電解液二次電池用部材および非水電解液二次電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
非水電解液二次電池、特にリチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高いため、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、車載用などに用いる電池として広く使用されている。
【0003】
その非水電解液二次電池の部材として、耐熱性に優れたセパレータの開発が進められている。例えば、特許文献1のように、基材上に、耐熱性樹脂を含む多孔質層を積層させた積層セパレータが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-55942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来技術は、耐熱性と低抵抗との両立の観点からはさらなる改善の余地があった。本発明の一態様は、耐熱性と低抵抗とを兼ね備えた非水電解液二次電池用セパレータを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る非水電解液二次電池用セパレータは、ポリオレフィン多孔質基材と、当該ポリオレフィン多孔質基材の両面に積層された耐熱層とを備え、総膜厚8.0μm以下であり、下記式(1)から求められるパラメータXが1.0以下である。
X=(A’+A”)/{C×(A’/A”)

} ・・・(1)
(式中、A’およびA”は前記耐熱層それぞれの重量目付[g/m

]であり、A’≦A”であり、Cは前記ポリオレフィン多孔質基材の重量目付[g/m

]である。)
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、耐熱性と低抵抗とを兼ね備えた非水電解液二次電池用セパレータを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態に関して以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。
【0009】
〔1.非水電解液二次電池用セパレータ〕
本発明の一実施形態に係る非水電解液二次電池用セパレータは、ポリオレフィン多孔質基材と、当該ポリオレフィン多孔質基材の両面に積層された耐熱層とを備え、総膜厚8.0μm以下であり、下記式(1)から求められるパラメータXが1.0以下である。
X=(A’+A”)/{C×(A’/A”)

} ・・・(1)
(式中、A’およびA”は前記耐熱層それぞれの重量目付[g/m

]であり、A’≦A”であり、Cは前記ポリオレフィン多孔質基材の重量目付[g/m

]である。)
以下では、ポリオレフィン多孔質基材を単に「基材」とも称する。また、非水電解液二次電池用セパレータを単に「セパレータ」とも称する。当該セパレータは、基材と耐熱層とを備える積層体である。よって、当該セパレータは積層セパレータであるとも言える。
【0010】
ポリオレフィン多孔質基材の両面に積層された2つの耐熱層の重量目付は同じであってもよく、異なっていてもよい。2つの耐熱層の重量目付が異なる場合、A’は小さい方の重量目付を表し、A”は大きい方の重量目付を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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