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公開番号2025087402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202022
出願日2023-11-29
発明の名称送風装置および掃除機
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02K 7/14 20060101AFI20250603BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】防水性と放熱性の向上を図り、モータを安定的に動作させる送風機を提供する。
【解決手段】インペラ1と、モータ2と、インペラを径方向外方から覆うとともに、モータの少なくとも上端部を径方向外方から覆う外側筐体4と、を備え、モータは、ロータ21と、ステータ22と、ロータおよびステータを覆う内側筐体3と、を有し、ロータは、シャフト211を有し、シャフトは、内側筐体の上方外側に突出し、インペラは、シャフトの上端部に固定され、シャフトと共に回転することによって流体を上方から下方に流通させ、内側筐体は、ステータを上方から覆い、かつ、ステータを径方向外方から覆う第1内側筐体31と、ステータを下方から覆う第2内側筐体32と、有し、第2内側筐体は、第1内側筐体と軸方向および径方向に接触し、第1内側筐体と第2内側筐体との軸方向の接触位置は、ステータの下端位置よりも上方の位置である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
上下に延びる中心軸を中心に回転可能なインペラと、
前記インペラを回転させるモータと、
前記インペラを径方向外方から覆うとともに、前記モータの少なくとも上端部を径方向外方から覆う外側筐体と、を備え、
前記モータは、
前記中心軸を中心に回転可能なロータと、
前記ロータの径方向外方に配置され、前記ロータを回転させるステータと、
前記ロータおよび前記ステータを覆う内側筐体と、を有し、
前記ロータは、前記中心軸に沿って延びるシャフトを有し、
前記シャフトは、前記内側筐体の上方外側に突出し、
前記インペラは、前記シャフトの上端部に固定され、前記シャフトと共に回転することによって流体を上方から下方に流通させ、
前記内側筐体は、
前記中心軸を中心とする有蓋筒状であり、前記ステータを上方から覆い、かつ、前記ステータを径方向外方から覆う第1内側筐体と、
前記ステータを下方から覆う第2内側筐体と、を有し、
前記第2内側筐体は、前記第1内側筐体と軸方向および径方向に接触し、
前記第1内側筐体と前記第2内側筐体との軸方向の接触位置は、前記ステータの下端位置よりも上方の位置である、送風装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記モータは、
前記ステータに接続され、電子部品が実装される回路基板と、
基板用放熱部材と、を有し、
前記回路基板は、前記第2内側筐体の下方に配置され、
前記基板用放熱部材は、前記第2内側筐体と前記回路基板との軸方向間に配置され、前記第2内側筐体に接触し、かつ、前記電子部品に接触する、請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記モータは、ステータ用放熱部材を有し、
前記ステータ用放熱部材は、前記内側筐体と前記ステータとの軸方向間に配置され、前記内側筐体に接触し、かつ、前記ステータに接触する、請求項1に記載の送風装置。
【請求項4】
前記第2内側筐体は、
前記シャフトの下端部を回転可能に支持する下ベアリングと、
前記下ベアリングを保持するベアリング用凹部と、を有し、
前記ベアリング用凹部は、上方に開口し、
前記下ベアリングは、前記ベアリング用凹部の径方向内側面に固定され、
前記第2内側筐体は、前記ベアリング用凹部の開口縁から上方に突出する複数のガイドを有し、
前記ガイドは、前記ベアリング用凹部の径方向内側面から延びるガイド面を有し、
前記ガイド面は、前記ベアリング用凹部の開口縁から上方に向かって径方向外方に傾斜する、請求項1に記載の送風装置。
【請求項5】
前記ステータは、
前記中心軸を中心とする環状のステータコアと、
コイルと、を有し、
前記ステータコアは、
前記中心軸を中心とする環状のコアバックと、
前記コアバックから径方向に延び、かつ、周方向に互いに間隔を隔てて配置される複数のティースと、を有し、
前記コイルは、前記ティースに配置され、
前記ガイドは、軸方向から見て、周方向に隣り合う一方の前記ティースと他方の前記ティースとの周方向間に配置される、請求項4に記載の送風装置。
【請求項6】
上下に延びる中心軸を中心に回転可能なインペラと、
前記インペラを回転させるモータと、
前記インペラを径方向外方から覆うとともに、前記モータの少なくとも上端部を径方向外方から覆う外側筐体と、を備え、
前記モータは、
前記中心軸を中心に回転可能なロータと、
前記ロータの径方向外方に配置され、前記ロータを回転させるステータと、
前記ステータに接続され、電子部品が実装される回路基板と、
前記ロータおよび前記ステータを覆う内側筐体と、を有し、
前記ロータは、前記中心軸に沿って延びるシャフトを有し、
前記シャフトは、前記内側筐体の上方外側に突出し、
前記インペラは、前記シャフトの上端部に固定され、前記シャフトと共に回転することによって流体を上方から下方に流通させ、
前記内側筐体は、
前記中心軸を中心とする有蓋筒状であり、前記ステータを上方から覆い、かつ、前記ステータを径方向外方から覆う第1内側筐体と、
前記ステータを下方から覆う第2内側筐体と、
基板カバーと、を有し、
前記回路基板は、前記第2内側筐体の下方に配置され、
前記基板カバーは、前記回路基板を下方から覆い、
前記基板カバーは、前記中心軸を中心とする筒状のカバー筒部を有し、
前記カバー筒部の上端部は、挟持部を有し、
前記第1内側筐体の下端部は、前記挟持部によって径方向に挟まれる被挟持部を有し、
前記挟持部は、
前記被挟持部の径方向内方に配置される第1挟持部と、
前記被挟持部の径方向外方に配置される第2挟持部と、を有し、
前記第1挟持部の上端位置は、前記第2挟持部の上端位置よりも上方の位置である、送風装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の送風装置を備える、掃除機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送風装置および掃除機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乾湿両用の掃除機に搭載される送風装置(モータ)が知られている。このような送風装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許公開公報第114172305号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
送風装置を乾湿両用の掃除機に搭載する場合、送風装置のモータの防水性が不十分であれば、モータの内部に液体が侵入し、モータを安定して動作させることが困難になる可能性がある。一方で、防水性を向上させるため、モータを筐体で覆うと、モータの放熱性が低下する。モータの放熱性が低下した場合にも、モータを安定して動作させることが困難になる可能性がある。
【0005】
本発明は、送風装置のモータを安定して動作させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的な送風装置は、上下に延びる中心軸を中心に回転可能なインペラと、インペラを回転させるモータと、インペラを径方向外方から覆うとともに、モータの少なくとも上端部を径方向外方から覆う外側筐体と、を備える。モータは、中心軸を中心に回転可能なロータと、ロータの径方向外方に配置され、ロータを回転させるステータと、ロータおよびステータを覆う内側筐体と、を有する。ロータは、中心軸に沿って延びるシャフトを有する。シャフトは、内側筐体の上方外側に突出する。インペラは、シャフトの上端部に固定され、シャフトと共に回転することによって流体を上方から下方に流通させる。内側筐体は、中心軸を中心とする有蓋筒状であり、ステータを上方から覆い、かつ、ステータを径方向外方から覆う第1内側筐体と、ステータを下方から覆う第2内側筐体と、を有する。第2内側筐体は、第1内側筐体と軸方向および径方向に接触する。第1内側筐体と第2内側筐体との軸方向の接触位置は、ステータの下端位置よりも上方の位置である。
【0007】
本発明の例示的な送風装置は、上下に延びる中心軸を中心に回転可能なインペラと、インペラを回転させるモータと、インペラを径方向外方から覆うとともに、モータの少なくとも上端部を径方向外方から覆う外側筐体と、を備える。モータは、中心軸を中心に回転可能なロータと、ロータの径方向外方に配置され、ロータを回転させるステータと、ステータに接続され、電子部品が実装される回路基板と、ロータおよびステータを覆う内側筐体と、を有する。ロータは、中心軸に沿って延びるシャフトを有する。シャフトは、内側筐体の上方外側に突出する。インペラは、シャフトの上端部に固定され、シャフトと共に回転することによって流体を上方から下方に流通させる。内側筐体は、中心軸を中心とする有蓋筒状であり、ステータを上方から覆い、かつ、ステータを径方向外方から覆う第1内側筐体と、ステータを下方から覆う第2内側筐体と、基板カバーと、を有する。回路基板は、第2内側筐体の下方に配置される。基板カバーは、回路基板を下方から覆う。基板カバーは、中心軸を中心とする筒状のカバー筒部を有する。カバー筒部の上端部は、挟持部を有する。第1内側筐体の下端部は、挟持部によって径方向に挟まれる被挟持部を有する。挟持部は、被挟持部の径方向内方に配置される第1挟持部と、被挟持部の径方向外方に配置される第2挟持部と、を有する。第1挟持部の上端位置は、第2挟持部の上端位置よりも上方の位置である。
【0008】
本発明の例示的な掃除機は、上記送風装置を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の例示的な送風装置および掃除機によれば、送風装置のモータを安定して動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る送風装置の斜視図である。
図2は、実施形態に係る送風装置の分解斜視図である。
図3は、実施形態に係る送風装置の断面斜視図である。
図4は、実施形態に係る送風装置に吸引される流体の流通経路を模式的に示す図である。
図5は、実施形態に係るステータコアを軸方向から見た平面図である。
図6は、実施形態に係る内側筐体の分解断面斜視図である。
図7は、実施形態に係る第2内側筐体の斜視図である。
図8は、実施形態に係るモータの断面図である。
図9は、実施形態に係る下ベアリングおよびその周辺の拡大断面図である。
図10は、実施形態に係る基板カバーの挟持部およびその周辺の拡大断面図である。
図11は、実施形態に係る掃除機の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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