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公開番号2025087827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2025035274,2022557581
出願日2025-03-06,2021-10-20
発明の名称通信制御方法、ユーザ装置、チップセット、プログラム及び移動通信システム
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04W 36/08 20090101AFI20250603BHJP(電気通信技術)
要約【課題】改善されたマルチキャスト・ブロードキャストサービスを実現する通信制御方法、ユーザ装置、チップセット、プログラム及び移動通信システムを提供する。
【解決手段】移動通信システムにおいて、ユーザ装置は、マルチキャスト・ブロードキャストサービス(MBS)データの受信に用いるMBS制御情報をセルから受信することと、Radio Resource Control(RRC)インアクティブ状態にあるユーザ装置が他のセルへのセル再選択を行うことと、RRCインアクティブ状態にあるユーザ装置が、セルから受信したMBS制御情報が他のセルにおいて利用不可であると判定した場合、他のセルにおいてRRCコネクティッド状態に遷移することと、を含む。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項１】
通信制御方法であって、
ユーザ装置が、マルチキャスト・ブロードキャストサービス（ＭＢＳ）データの受信に用いるＭＢＳ制御情報をセルから受信することと、
ＲＲＣインアクティブ状態にある前記ユーザ装置が他のセルへのセル再選択を行うことと、
前記ＲＲＣインアクティブ状態にある前記ユーザ装置が、前記セルから受信した前記MBS制御情報が前記他のセルにおいて利用不可であると判定した場合、前記他のセルにおいてＲＲＣコネクティッド状態に遷移することと、を有する
通信制御方法。
続きを表示（約 950 文字）【請求項２】
ユーザ装置であって、
マルチキャスト・ブロードキャストサービス（ＭＢＳ）データの受信に用いるＭＢＳ制御情報をセルから受信する受信部と、
前記ユーザ装置がＲＲＣインアクティブ状態にあるときに、他のセルへのセル再選択を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記セルから受信した前記MBS制御情報が前記他のセルにおいて利用不可であると判定した場合、前記他のセルにおいてＲＲＣコネクティッド状態に遷移する
ユーザ装置。
【請求項３】
ユーザ装置のチップセットであって、
マルチキャスト・ブロードキャストサービス（ＭＢＳ）データの受信に用いるＭＢＳ制御情報をセルから受信する処理と、
前記ユーザ装置がＲＲＣインアクティブ状態にあるときに、他のセルへのセル再選択を行う処理と、
前記セルから受信した前記MBS制御情報が前記他のセルにおいて利用不可であると判定した場合、前記他のセルにおいてＲＲＣコネクティッド状態に遷移する処理と、を実行する
チップセット。
【請求項４】
ユーザ装置に、
マルチキャスト・ブロードキャストサービス（ＭＢＳ）データの受信に用いるＭＢＳ制御情報をセルから受信する処理と、
前記ユーザ装置がＲＲＣインアクティブ状態にあるときに、他のセルへのセル再選択を行う処理と、
前記セルから受信した前記MBS制御情報が前記他のセルにおいて利用不可であると判定した場合、前記他のセルにおいてＲＲＣコネクティッド状態に遷移する処理と、を実行させる
プログラム。
【請求項５】
ユーザ装置を有する移動通信システムであって、
前記ユーザ装置は、マルチキャスト・ブロードキャストサービス（ＭＢＳ）データの受信に用いるＭＢＳ制御情報をセルから受信し、
ＲＲＣインアクティブ状態にある前記ユーザ装置は、他のセルへのセル再選択を行い、
前記ユーザ装置は、前記セルから受信した前記MBS制御情報が前記他のセルにおいて利用不可であると判定した場合、前記他のセルにおいてＲＲＣコネクティッド状態に遷移する
移動通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、移動通信システムで用いる通信制御方法に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、第５世代（５Ｇ）の移動通信システムが注目されている。５Ｇシステムの無線アクセス技術（ＲＡＴ：ＲａｄｉｏＡｃｃｅｓｓＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙ）であるＮＲ（ＮｅｗＲａｄｉｏ）は、第４世代の無線アクセス技術であるＬＴＥ（ＬｏｎｇＴｅｒｍＥｖｏｌｕｔｉｏｎ）に比べて、高速・大容量かつ高信頼・低遅延といった特徴を有する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
３ＧＰＰ技術仕様書「３ＧＰＰＴＳ３８．３００Ｖ１６．３．０（２０２０－０９）」
【発明の概要】
【０００４】
第１の態様に係る通信制御方法は、基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス（ＭＢＳ）を提供する移動通信システムで用いる通信制御方法であって、前記基地局が、コアネットワーク又は他の基地局から、ＭＢＳパケットに適用するよう指定された指定ＰＤＣＰ（ＰａｃｋｅｔＤａｔａＣｏｎｖｅｒｇｅｎｃｅＰｒｏｔｏｃｏｌ）シーケンス番号を受信することと、前記基地局が、前記ＭＢＳパケットと前記指定ＰＤＣＰシーケンス番号とを対応付けることと、前記基地局が、前記指定ＰＤＣＰシーケンス番号と対応付けられた前記ＭＢＳパケットを前記ユーザ装置に送信することと、を有する。
【０００５】
第２の態様に係る通信制御方法は、基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス（ＭＢＳ）を提供する移動通信システムで用いる通信制御方法であって、前記基地局が、ＲＲＣ（ＲａｄｉｏＲｅｓｏｕｒｃｅＣｏｎｔｒｏｌ）アイドル状態又はＲＲＣインアクティブ状態にある前記ユーザ装置に対するページングを要求するページングメッセージをコアネットワークから受信することと、前記基地局が、前記ページングメッセージの受信に応じて前記ページングを行うことと、を有し、前記ページングメッセージは、前記ユーザ装置が受信するＭＢＳセッションに関する識別子を含む。
【０００６】
第３の態様に係る通信制御方法は、基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス（ＭＢＳ）を提供する移動通信システムで用いる通信制御方法であって、前記基地局が、コアネットワークから受信したＭＢＳデータをＰＴＭ（ＰｏｉｎｔＴｏＭｕｌｔｉｐｏｉｎｔ）で前記ユーザ装置に送信することと、前記基地局が、前記基地局から前記ユーザ装置への前記ＭＢＳデータのＰＴＭ送信を継続できないと判定した場合、前記ユーザ装置に対して通知を送信することと、前記ユーザ装置が、前記通知の受信に応じて、前記ＭＢＳデータをユニキャストで受信するためのユニキャストセッションを前記コアネットワークと確立することと、を有する。
【０００７】
第４の態様に係る通信制御方法は、基地局からユーザ装置に対してマルチキャスト・ブロードキャストサービス（ＭＢＳ）を提供する移動通信システムで用いる通信制御方法であって、前記ユーザ装置が、ＭＢＳデータの受信に用いるＭＢＳ制御情報と、前記ＭＢＳ制御情報の少なくとも一部を適用可能なエリア範囲であるＭＢＳ制御エリア範囲を示す制御エリア識別子とをセルから受信することと、前記ユーザ装置が、前記ＭＢＳ制御エリア範囲に関する所定条件が満たされたと判定した場合、前記ＭＢＳ制御情報を再受信することと、を有する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。
一実施形態に係るＵＥ（ユーザ装置）の構成を示す図である。
一実施形態に係るｇＮＢ（基地局）の構成を示す図である。
データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
シグナリング（制御信号）を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
一実施形態に係る下りリンクの論理チャネル（Ｌｏｇｉｃａｌｃｈａｎｎｅｌ）とトランスポートチャネル（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔｃｈａｎｎｅｌ）との対応関係を示す図である。
一実施形態に係るＭＢＳデータの配信方法を示す図である。
一実施形態に係る動作環境を示す図である。
一実施形態に係る動作環境を示す図である。
一実施形態に係るシーケンス番号同期の動作例１を示す図である。
一実施形態に係るシーケンス番号同期の動作例２を示す図である。
一実施形態に係るページングの動作例を示す図である。
一実施形態に係るユニキャストへの切り替えの動作例を示す図である。
一実施形態に係る移動通信システムの動作を示す図である。
一実施形態に係るＵＥ１００がセルＣ１からセルＣ２に移動する場合の動作を示す図である。
一実施形態に係るＵＥ１００がセルＣ１からセルＣ２に移動する場合の動作を示す図である。
一実施形態に係るＭＢＳ制御情報の再受信に関する動作例１を示す図である。
一実施形態に係るＭＢＳ制御情報の再受信に関する動作例２を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
５Ｇシステム（ＮＲ）にマルチキャスト・ブロードキャストサービスを導入することが検討されている。ＮＲのマルチキャスト・ブロードキャストサービスは、ＬＴＥのマルチキャスト・ブロードキャストサービスよりも改善されたサービスを提供することが望まれる。
【００１０】
そこで、本発明は、改善されたマルチキャスト・ブロードキャストサービスを実現することを目的とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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