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公開番号
2025088180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202714
出願日
2023-11-30
発明の名称
フレキソ印刷版用の水性現像液組成物、及びフレキソ印刷版の製造方法
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
7/32 20060101AFI20250604BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】未硬化の感光性樹脂組成物の除去性が高く、フレキソ印刷版再現性に優れ、印刷時の印刷ムラが少ないフレキソ印刷版が得られる、フレキソ印刷版用の水性現像液組成物を提供する。
【解決手段】(a)炭素数が3~11の分岐構造を有し、かつHLB値が10未満であるポリオキシアルキレンアルキルエーテル系化合物、
を、含む、フレキソ印刷版用の水性現像液組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)炭素数が3~11の分岐構造を有し、かつHLB値が10未満であるポリオキシアルキレンアルキルエーテル系化合物、
を、含む、
フレキソ印刷版用の水性現像液組成物。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記(a)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル系化合物が、下記式(1)で表される構造を有する化合物である、
請求項1に記載のフレキソ印刷版用の水性現像液組成物。
TIFF
2025088180000017.tif
29
170
(式(1)中、Rは炭素数3~10であり、3級炭素又は4級炭素を1つ以上有するアルキル基である。Aは炭素数2~4のアルキレン基である。nは1~8の整数である。)
【請求項3】
前記(a)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル系化合物が、下記式(2)で表される構造を有する、
請求項1に記載のフレキソ印刷版用の水性現像液組成物。
TIFF
2025088180000018.tif
41
170
(式(2)中、l、m、nは、l=1~6、m=1~6、l+m≦7を満たす整数である。Aは炭素数2~4のアルキレン基であり、nは1~8の整数である。)
【請求項4】
(b)炭素数が6~20の分岐したアルキル基を有し、かつHLB値が10以上である、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル系化合物を、さらに含む、
請求項1に記載のフレキソ印刷版用の水性現像液組成物。
【請求項5】
(c)下記式(3)に示す構造の化合物を、さらに含む、
請求項1に記載のフレキソ印刷版用の水性現像液組成物。
TIFF
2025088180000019.tif
38
170
(式(3)中、Rは炭素数4~30のアルキル基である。pは0~2の整数である。)
【請求項6】
前記(a)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル系化合物の含有量が、0.01質量%以上90質量%以下である、
請求項1に記載のフレキソ印刷版用の水性現像液組成物。
【請求項7】
感光性樹脂組成物に対する露光工程、現像工程、及び後露光工程を有するフレキソ印刷版の製造方法であって、
前記現像工程において、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のフレキソ印刷版用の水性現像液組成物を用いて、未露光の感光性樹脂組成物を洗浄する、
フレキソ印刷版の製造方法。
【請求項8】
前記フレキソ印刷版用の水性現像液組成物中の(a) ポリオキシアルキレンアルキルエーテル系化合物の含有量が、0.01質量%以上55質量%以下である、
請求項7に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
【請求項9】
前記後露光工程を、水中で行う、
請求項7に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
【請求項10】
前記露光工程前の感光性樹脂組成物が、
(d)少なくとも一方の末端にアクリレート基又はメタクリレート基を有するポリマー、を含有し、
前記感光性樹脂組成物中の、前記(d)ポリマーの含有量が50質量%以上95質量%以下である、
請求項7に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキソ印刷版用の水性現像液組成物、及びフレキソ印刷版の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
感光性樹脂組成物を用いたフレキソ印刷版を活用したフレキソ印刷は、凹凸のある紙や不織布、平滑性の高いプラスチックフィルムに対して優れた印刷特性を示すため、従来から、段ボール印刷や食品包装用印刷等、各種産業で広く用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
近年、作業環境改善や地球環境の保全の観点から有機溶剤の使用を減らそうという動きが各種産業界から出ており、フレキソ印刷版の製版工程中の、未硬化の感光性樹脂組成物を除去する現像工程においても、水性現像可能な感光性樹脂組成物の使用が増えつつある状況にある。
また、フレキソ印刷版は、高度な柔軟性を備えるため、液晶用無アルカリガラス板や、半導体ウエハー等の、表面に高度な耐傷性が要求される用途へも展開されている。特に、液晶用無アルカリガラス板に対する印刷を行う印刷版、具体的には配向膜印刷に供されるフレキソ印刷版においては、版面内の厚み精度や版表面パターンの高精細性が要求されるようになっている。
【0004】
上述した配向膜印刷に供されるフレキソ印刷版を製造する際の現像工程においては、高精細な版表面パターンに未硬化の感光性樹脂組成物が残らないように高い洗浄性や、印刷に好ましい洗浄後版表面を提供すること等が求められている。特に、印刷した配向膜の厚さにムラが少なくなる版表面が求められている。従来、かかる版表面の洗浄性を改善するに関する技術が提案されている(例えば、特許文献3、4参照)。
【0005】
例えば、特許文献3には、「(A)成分:HLBが10以下であるノニオン系界面活性剤、(B)成分:HLBが10超過である、少なくとも一つのオキシアルキレン単位を有する化合物、及び水を含む、感光性樹脂用の水性現像液組成物」が開示されている。
また、特許文献4には、「HLB10~14の炭素数8~20の第2級アルコールのアルキレンオキシド付加体と、下記式(I)で表される化合物を含む感光性高分子用の水性現像液組成物」が開示されている。
RO(AO)
n
R
1
・・・(I)
【0006】
前記式(I)中、R及びR
1
は、炭素数2~6のアルキル基又はアルケニル基であり、Aは炭素数2~4のアルキレン基であり、nは1~5の数である。
【0007】
しかしながら、近年においては、印刷版を製造する際の現像工程において、版表面の洗浄性の向上とともに、現像液によって印刷品質の向上効果が得られる技術が要求されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平11-92659号公報
特開2004-148309号公報
特開2021-43401号公報
特開2018-116109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献3及び4に開示されている水性現像液組成物は、デブリ回収率と経時安定性が良好であるが、これらに開示されている水性現像液組成物を用いて製造した印刷版を用いて印刷した際の印刷ムラに関しては未だ改善の余地があるという問題点を有している。さらに、特許文献3、4に開示されている水性現像液組成物は微細な凹凸形状を現像するための洗浄性が不十分であるという問題点を有している。特に、液晶印刷用途において顕著な課題である。
【0010】
そこで本発明においては、上述した従来技術の問題点に鑑み、未硬化の感光性樹脂組成物の除去性が高く、フレキソ印刷版の再現性に優れ、印刷時の印刷ムラが少ないフレキソ印刷版が得られる、フレキソ印刷版用の水性現像液組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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