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公開番号
2025089177
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023204235
出願日
2023-12-01
発明の名称
ポリアセタール樹脂組成物
出願人
旭化成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
59/00 20060101AFI20250605BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ホルムアルデヒドの発生が少なく、かつモールドデポジットの発生を抑制し、さらに成形滞留時の安定性に優れたポリアセタール樹脂組成物を提供する。
【解決手段】(A)ポリアセタール樹脂100質量部と、(B)アルミニウム粒子0.01~10質量部と、(C)エチレン尿素0.02~0.4質量部とを含む、ポリアセタール樹脂組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)ポリアセタール樹脂100質量部と、
(B)アルミニウム粒子0.01~10質量部と、
(C)エチレン尿素0.02~0.4質量部と
を含む、ポリアセタール樹脂組成物。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記(A)ポリアセタール樹脂が、コポリマーである、請求項1に記載のポリアセタール樹脂組成物。
【請求項3】
前記(A)ポリアセタール樹脂のMFRが、2.5~20g/10minである、請求項1又は2に記載のポリアセタール樹脂組成物。
【請求項4】
前記(C)エチレン尿素の含有量が、0.02~0.3質量部である、請求項1又は2に記載のポリアセタール樹脂組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアセタール樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリアセタール樹脂は、機械的強度及び剛性が高く、耐油性、耐有機溶剤性、自己潤滑性に優れ、広い温度範囲で各特性のバランスが良好な樹脂である。また、その加工が容易であることから、ポリアセタール樹脂は、代表的なエンジニアリングプラスチックスとして、精密機器、家電・OA機器、自動車、工業材料及び雑貨等の機構部品・摺動部品を中心に広範囲に用いられている。特に、ポリアセタール共重合体は、ポリアセタールホモポリマーに比べて、コモノマー成分が化学的に安定なため、分子鎖が中間で切断されても分解が連続的に進行することがなく、耐熱エージング性や耐加水分解性、成形安定性に優れていることが知られている。
【0003】
近年、ポリアセタール樹脂の利用分野の拡大によって、さらに要求性能が高くなっている。上述したような状況の中で、上記各種物性に加え、成形体の意匠性を高めるために、外観特性を改良し、金属光沢性を付与する試みが行われている。
【0004】
例えば、光沢顔料を含む樹脂組成物を成形することによって金属光沢性を発現させ意匠性を付与する試みがなされている(特許文献1、2参照。)。また、熱可塑性樹脂に、光学的に変化し得るメタリック顔料と着色剤を所定量含有させる方法、特定のアルミニウム粒子からなる樹脂添加用光沢顔料を含有させる方法(特許文献3、4参照。)、特定の末端構造を有するポリアセタール樹脂に耐候剤、ホルムアルデヒド抑制剤と共にメタリック顔料を添加する方法(特許文献5参照。)が提案されており、ホルムアルデヒド発生量の抑制と耐候性改良が効果として示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭61-241333号公報
特開昭61-159453号公報
特開2001-261978号公報
国際公開第2004/026970号
特開2009-155418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1~4に記載されている技術によると、溶融混合時の発熱や金属表面の活性点の影響から、成形体の熱安定性やホルムアルデヒド発生量の増加等が問題となる場合がある。さらに、上記特許文献5においては、特定の配合成分の組合せによって成形体の熱安定性とホルムアルデヒドの抑制とを目的とした技術が提案されているが、連続成形時のモールドデポジットや成形時の滞留によるシルバーストリークの発生の点で課題がある。
【0007】
そこで本発明においては、上述した従来技術の問題点に鑑みて、モールドデポジットを抑制し、滞留時の安定性に優れ、ホルムアルデヒドの発生を抑えたポリアセタール樹脂組成物及び成形体を提供することを目的とする。
【0008】
すなわち、本発明は以下の通りである。
〔1〕
(A)ポリアセタール樹脂100質量部と、
(B)アルミニウム粒子0.01~10質量部と、
(C)エチレン尿素0.02~0.4質量部と
を含む、ポリアセタール樹脂組成物。
〔2〕
前記(A)ポリアセタール樹脂が、コポリマーである、〔1〕に記載の樹脂組成物。
〔3〕
前記(A)ポリアセタール樹脂のMFRが、2.5~20g/10minである、〔1〕又は〔2〕に記載の樹脂組成物。
〔4〕
前記(C)エチレン尿素の含有量が、0.02~0.3質量部である、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の樹脂組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、成形時のモールドデポジットを抑制し、更に成形時の滞留によるシルバーストリークの発生を抑制できる、金属光沢を有し、かつホルムアルデヒドの発生を抑制したポリアセタール樹脂組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例におけるFI値の評価方法を説明する概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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