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公開番号
2025090203
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205293
出願日
2023-12-05
発明の名称
印刷装置、印刷制御方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20250610BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 連続シートに対する印刷において、プルーフ印刷と本印刷との間の空白部分の発生を抑制し、オペレータによる目視確認のための印刷待機時間を抑制する。
【解決手段】 印刷装置は、連続シートに対して印刷を実行する印刷手段と、試し印刷用ジョブと本印刷用ジョブとで構成される印刷ジョブに基づいて前記印刷手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、第1の印刷ジョブにおける前記本印刷用ジョブの印刷を、第1の連続シートの搬送方向における先頭部を含む領域である前方領域に実行し、前記第1の印刷ジョブとは異なる第2の印刷ジョブにおける前記試し印刷用ジョブの印刷を、第1の連続シートの搬送方向における後端部を含む領域である後方領域に実行するように前記印刷手段を制御する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
連続シートに対して印刷を実行する印刷手段と、
試し印刷用ジョブと本印刷用ジョブとで構成される印刷ジョブに基づいて前記印刷手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
第1の印刷ジョブにおける前記本印刷用ジョブの印刷を、第1の連続シートの搬送方向における先頭部を含む領域である前方領域に実行し、
前記第1の印刷ジョブとは異なる第2の印刷ジョブにおける前記試し印刷用ジョブの印刷を、第1の連続シートの搬送方向における後端部を含む領域である後方領域に実行するように前記印刷手段を制御する
ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、
前記第2の印刷ジョブにおける前記本印刷用ジョブの印刷を、第1の連続シートより後に使用される第2の連続シートの前記前方領域に実行する
ように前記印刷手段を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記第2の印刷ジョブにおける前記試し印刷用ジョブの印刷を、第2の連続シートの直前に使用される第1の連続シートに実行する
ように前記印刷手段を制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
第1の連続シートに印刷された前記第1の印刷ジョブにおける前記本印刷用ジョブの残りページが、第1の連続シートの次に使用される第2の連続シートの前記前方領域に印刷される
ように前記印刷手段を制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記前方領域及び前記後方領域の長さは固定であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項6】
オペレータによる入力に基づき前記前方領域及び前記後方領域の長さを設定する領域設定手段を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
連続シート毎に、前記前方領域への印刷対象とする前記第1の印刷ジョブ及び前記後方領域への印刷対象とする前記第2の印刷ジョブを決定する第1の決定手段
を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
【請求項8】
本印刷を実行可能な状態であるか否かの情報が、複数の前記印刷ジョブにおける前記本印刷用ジョブにそれぞれ関連付けて管理され、
前記第1の決定手段は、
前記前方領域の長さと、本印刷を実行可能な状態である情報を有する前記本印刷用ジョブを印刷した場合の長さである印刷長さと、に基づいて、前記第1の印刷ジョブを決定する
ことを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記第1の決定手段は、
前記前方領域に印刷される前記本印刷用ジョブの前記印刷長さの合計値が前記前方領域の長さを超えるように、前記第1の印刷ジョブを決定する
ことを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記合計値には、直前に使用された連続シートに印刷された前記本印刷用ジョブの残りページを印刷した場合の長さが含まれることを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、連続シートを使用した印刷における試し印刷に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、印刷ジョブの印刷を実行する前に、仕上がり具合を確認するための試し印刷(以下、プルーフ印刷という)が行われている。特に、ページ数の多い印刷ジョブの場合、プルーフ印刷を本印刷の前に行うことにより、失敗印刷の数を減らし、コスト面や作業面での無駄を省くことが期待できる。
【0003】
しかしながら、給紙から排紙まで一貫して連続したシートを使用して印刷を行う場合、プルーフ印刷を行った領域と本印刷を行う領域との間に大きな空白部分が発生し、無駄になるという問題があった。これは、従来の作業手順では、ジョブ毎にプルーフ印刷の結果をオペレータが目視確認し、問題なければ本印刷のジョブを供給するという手順としているからである。そのため、プルーフ印刷を行う都度、目視位置まで連続シートを搬送する必要があるため、その搬送距離分の空白部分が生じていた。
【0004】
また、連続シートの場合、プルーフ印刷を行った部分が目視位置まで搬送されると、オペレータによる目視確認のために印刷待機状態となる。したがって、待機時間分の生産性が低下するという問題がある。また、搬送の停止と再開を繰り返すと、搬送速度の変化に起因して印刷精度が劣化したり、精度を劣化させないよう複雑な制御が必要になったりするという問題も発生する。
【0005】
連続シートを使用してプルーフ印刷を行う技術に関し、特許文献1には、第一のジョブの本印刷完了後、連続して第二のジョブのプルーフ印刷を実行する方法が開示されている。特許文献1の技術を用いた場合、第一のジョブの本印刷と第二のジョブのプルーフ印刷との間の空白部分は削減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-052096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の技術を用いたとしても、第二のジョブのプルーフ印刷と、その後に行われる第二のジョブの本印刷との間には空白部分が生じてしまう。また、オペレータが目視確認する間の印刷待機に起因する問題は依然として解決されず、改良が要求される。特に近年では、連続シートを用いた印刷においても、部数(ページ数)が比較的少ない小ロットの発注が増加する傾向にある。そのため、従来の方法では、大ロットの場合と比較して印刷部分に対する空白部分の比率が大きくなり、空白部分の影響がより大きな課題となっている。
本開示は、連続シートに対する印刷において、試し印刷と本印刷との間に発生する空白部分を抑制し、オペレータによる目視確認のための印刷待機時間を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る印刷装置は、連続シートに対して印刷を実行する印刷手段と、試し印刷用ジョブと本印刷用ジョブとで構成される印刷ジョブに基づいて前記印刷手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、第1の印刷ジョブにおける前記本印刷用ジョブの印刷を、第1の連続シートの搬送方向における先頭部を含む領域である前方領域に実行し、前記第1の印刷ジョブとは異なる第2の印刷ジョブにおける前記試し印刷用ジョブの印刷を、第1の連続シートの搬送方向における後端部を含む領域である後方領域に実行するように前記印刷手段を制御する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、連続シートに対する印刷において、試し印刷と本印刷との間に発生する空白部分を抑制し、オペレータによる目視確認のための印刷待機時間を抑制可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
印刷システム全体の構成を示す図である。
印刷システムの制御構成を示すブロック図である。
連続シートを用いた従来の印刷の例及び印刷速度の変化を示す図である。
第1の実施形態の印刷装置による印刷結果の例を示す図である。
印刷装置の機能構成を示すブロック図である、
ジョブリストの一例を示す図である。
ジョブ受付及びプルーフジョブ生成処理の流れを示すフローチャートである。
プルーフ設定用のUIの例である。
印刷設定用のUIの例である。
第1の実施形態の印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。
印刷領域設定用のUIの例である。
図10のS1002で実行する本印刷ジョブ決定処理を示すフローチャートである。
図10のS1003で実行するプルーフジョブ決定処理を示すフローチャートである。
プルーフ判定結果を入力するためのUIの一例を示す図である。
再生成されたプルーフジョブJ0021を含むジョブリストを示す図である。
第2の実施形態の印刷装置による印刷結果の例を示す図である。
第2の実施形態の印刷装置の機能構成を示すブロック図である。
第2の実施形態における印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。
余剰数設定用のUIの例である。
S1803で実行する本印刷ジョブ決定処理を示すフローチャートである。
1ロール目の本印刷の対象が決定した段階でのジョブリストの例である。
S1804で実行するプルーフジョブ決定処理を示すフローチャートである。
S2201で実行する暫定プルーフジョブ決定処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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