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公開番号2025091096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206098
出願日2023-12-06
発明の名称ズームレンズおよび撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20250611BHJP(光学)
要約【課題】全ズーム範囲で高い光学性能を有する小型軽量のズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズL0は、物体側から像側へ順に配置されたレンズ群が、正の屈折力の第1レンズ群と、第2レンズ群と、複数のレンズ群を含む後群とからなる。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が増加し、第2レンズ群と後群の間隔が増加する。広角端でのズームレンズの最も物体側の面から第2レンズ群の最も像側の面までの光軸上の距離をD2w、望遠端での上記最も物体側の面から第2レンズ群の最も像側の面までの光軸上の距離をD2t、第1レンズ群の焦点距離をfL1 、第2レンズ群の焦点距離をfL2とする。4.4≦D2t/D2w≦15.0および-2.8≦fL1/fL2≦3.0なる条件を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置されたレンズ群が、正の屈折力を有する第1レンズ群と、第2レンズ群と、複数のレンズ群を含む後群とからなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が増加し、前記第2レンズ群と前記後群の間隔が増加し、
広角端での前記ズームレンズの最も物体側の面から前記第2レンズ群の最も像側の面までの光軸上の距離をD2w、望遠端での前記最も物体側の面から前記第2レンズ群の前記最も像側の面までの光軸上の距離をD2t、前記第1レンズ群の焦点距離をfL1 、前記第2レンズ群の焦点距離をfL2とするとき、
4.4≦D2t/D2w≦15.0
-2.8≦fL1/fL2≦3.0
なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記後群は3つ以上のレンズ群を含み、
前記後群において、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第1レンズ群の移動量をML1、広角端での前記ズームレンズの光学全長をTLwとするとき、
0.15≦|ML1/TLw|≦0.90
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記後群は最も物体側に第3レンズ群を含み、
広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第3レンズ群の移動量をML3、広角端での前記ズームレンズの光学全長をTLwとするとき、
0.05≦|ML3/TLw|≦0.40
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記後群は最も物体側に第3レンズ群を含み、
広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第1レンズ群の移動量をML1、広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第3レンズ群の移動量をML3とするとき、
0.05≦|ML3/ML1|≦0.80
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第2レンズ群の移動量をML2、広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第1レンズ群の移動量をML1とするとき、
|ML2/ML1|≦0.20
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記後群は最も物体側に第3レンズ群を含み、
広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第2レンズ群の移動量をML2、広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第3レンズ群の移動量をML3とするとき、
|ML2/ML3|≦0.40
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
広角端での前記ズームレンズのバックフォーカスをSkwとするとき、
0.03≦Skw/fL1≦0.50
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記後群は、フォーカシングに際して移動する第1フォーカスレンズ群と、該第1フォーカスレンズ群より像側に配置されてフォーカシングに際して移動する第2フォーカスレンズ群とを有し、
望遠端での前記第1フォーカスレンズ群の無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際して際の移動量をMF1、望遠端での前記第2フォーカスレンズ群の無限遠物体から至近距離物体へのフォーカシングに際しての移動量をMF2とするとき、
0.20≦|MF1/MF2|≦5.00
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記第1レンズ群は少なくとも1つの正レンズを含み、該第1レンズ群に含まれる全ての正レンズのd線を基準とするアッベ数の平均値をνdL1Pave.とするとき、
60≦νdL1Pave.≦99
なる条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像に好適なズームレンズに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
撮像に用いるズームレンズには、高い光学性能を有し、小型軽量であるという要求に応えられる、最も物体側に正の屈折力のレンズ群を配置した、所謂ポジティブリード型ズームレンズがある。
【0003】
特許文献1には、最も物体側に配置された正の屈折力の第1レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-92388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、ズームレンズを小型化するには、望遠端でテレフォト型のパワー配置を採用し、物体側の正の屈折力と像側の負の屈折力を強くすることが有効である。しかしながら、各レンズ群の屈折力を強くすると、ズーミングに伴う諸収差の変動が大きくなり、少ないレンズ数で諸収差を良好に補正することが困難となる。また、ポジティブリード型ズームレンズでは物体側のレンズ群の有効径が大きくなるため、軽量化のための物体側のレンズ群の構成が重要である。したがって、ズームレンズの小型軽量化のためには、各レンズ群の屈折力と物体側のレンズ群の構成の双方を適切に設定することが重要である。
【0006】
本発明は、全ズーム範囲で高い光学性能を有する小型軽量のズームレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置されたレンズ群が、正の屈折力を有する第1レンズ群と、第2レンズ群と、複数のレンズ群を含む後群とからなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が増加し、第2レンズ群と後群の間隔が増加する。広角端でのズームレンズの最も物体側の面から第2レンズ群の最も像側の面までの光軸上の距離をD2w、望遠端での上記最も物体側の面から第2レンズ群の最も像側の面までの光軸上の距離をD2t、第1レンズ群の焦点距離をfL1 、第2レンズ群の焦点距離をfL2とするとき、
4.4≦D2t/D2w≦15.0
-2.8≦fL1/fL2≦3.0
なる条件を満足することを特徴とする。
【0008】
また本発明の他の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置されたレンズ群が、正の屈折力を有する第1レンズ群と、第2レンズ群と、3つ以上のレンズ群を含む後群とからなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が増加し、第2レンズ群と後群の間隔が増加する。広角端でのズームレンズの最も物体側の面から第2レンズ群の最も像側の面までの光軸上の距離をD2w、望遠端での上記最も物体側の面から第2レンズ群の最も像側の面までの光軸上の距離をD2tとするとき、
4.4≦D2t/D2w≦15.0
なる条件を満足することを特徴とする。なお、上記ズームレンズを備えた撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、全ズーム範囲で高い光学性能を有する小型軽量のズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のズームレンズの断面図。
実施例1のズームレンズの収差図。
実施例2のズームレンズの断面図。
実施例2のズームレンズの収差図。
実施例3のズームレンズの断面図。
実施例3のズームレンズの収差図。
実施例4のズームレンズの断面図。
実施例4のズームレンズの収差図。
実施例5のズームレンズの断面図。
実施例5のズームレンズの収差図。
実施例6のズームレンズの断面図。
実施例6のズームレンズの収差図。
実施例1~6のズームレンズを備えた撮像装置の概略図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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