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公開番号
2025110872
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024202276
出願日
2024-11-20
発明の名称
液体洗浄剤組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
C11D
17/08 20060101AFI20250722BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】パルプシートを用いた拭き掃除に使用した場合に該シートが破れにくく、該拭き掃除でシートを把持する手指の感触が良好である液体洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】本発明の液体洗浄剤組成物は、カルボキシメチルセルロース又はその塩と、水溶性有機溶剤と、水とを含有し、前記水溶性有機溶剤を、前記液体洗浄剤組成物全体の質量に対して5質量%以上50質量%以下含む。前記カルボキシメチルセルロース又はその塩は、エーテル化度が0.8以上であるものを含む。本発明の液体洗浄剤組成物の25℃における粘度が7mPa・s以上1000mPa・s以下である。本発明の液体洗浄剤組成物は、更に、界面活性剤を、前記液体洗浄剤組成物の全質量に対して、0質量%超5質量%以下含有してもよく、水不溶性油性物質を含有してもよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
液体洗浄剤組成物であって、
カルボキシメチルセルロース又はその塩と、水溶性有機溶剤と、水とを含有し、
前記水溶性有機溶剤を、前記液体洗浄剤組成物全体の質量に対して5質量%以上50質量%以下含み、
前記カルボキシメチルセルロース又はその塩は、エーテル化度が0.8以上であるものを含み、
前記液体洗浄剤組成物の25℃における粘度が7mPa・s以上1000mPa・s以下である、液体洗浄剤組成物。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
更に界面活性剤を、前記液体洗浄剤組成物の全質量に対して、0質量%超5質量%以下含有する、請求項1に記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項3】
更に水不溶性油性物質を含有する、請求項2に記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項4】
更に香料成分を、前記液体洗浄剤組成物の全質量に対して、0.05質量%以上3質量%以下含有する、請求項2に記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項5】
繊維シートに付与し、硬質表面の拭き掃除を行うための、請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物。
【請求項6】
請求項1又は4に記載の液体洗浄剤組成物を収容した容器。
【請求項7】
繊維シートに請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物を付与し、前記繊維シートを用いて硬質表面の拭き掃除を行う、清掃方法。
【請求項8】
繊維シートに請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物が含浸されている、ウェットシート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレットペーパー等のシートを用いた拭き掃除に用いる液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
室内の掃除方法として、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの身近なパルプシートを用い、これに液体洗浄剤組成物を付与して湿潤状態としてから汚れを拭き取る方法が知られている。この掃除方法は簡単且つ低コストであるが、パルプシートの湿潤強度が低く拭き掃除で破れやすい、パルプシートを把持する手指に液体洗浄剤組成物が付着して不快なべたつき感を与える等の課題がある。特許文献1には、斯かる課題を解決し得るトイレ用洗浄剤組成物として、特定の両性界面活性剤とエタノールとエチレンジアミンテトラ酢酸とを含有するものが記載されている。
【0003】
特許文献2には、塵等の微細汚れの捕集性と毛髪等の繊維汚れの捕集性とに優れたワイピングシートとして、パルプ及びバインダを含む繊維シートに水性薬剤が含浸されたものが記載されており、該水性薬剤は、エーテル化度が0.8以上1.0以下のカルボキシメチルセルロース(CMC)又はその塩を含有し、25℃における粘度が1000mPa・s以上5000mPa・s以下である。特許文献2に記載のワイピングシートは、微細汚れ及び繊維汚れの捕集性の向上を目的とし、その目的を達成するために、水性薬剤にCMC又はその塩を含有させて、水性薬剤の粘度を1000mPa・s以上の高粘度としたものである(特許文献3の[0026]及び[0027]等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-225762号公報
特開2020-81304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、パルプシートを用いた拭き掃除に使用した場合に該シートが破れにくく、該拭き掃除でシートを把持する手指の感触が良好である液体洗浄剤組成物を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、カルボキシメチルセルロース又はその塩と、水溶性有機溶剤と、水とを含有する液体洗浄剤組成物である。
本発明の一実施形態では、前記水溶性有機溶剤を、前記液体洗浄剤組成物全体の質量に対して5質量%以上50質量%以下含むことが好ましい。
本発明の一実施形態では、前記カルボキシメチルセルロース又はその塩は、エーテル化度が0.8以上であるものを含むことが好ましい。
本発明の一実施形態では、前記液体洗浄剤組成物の25℃における粘度が7mPa・s以上1000mPa・s以下であることが好ましい。
【0007】
また本発明は、前記の本発明の液体洗浄剤組成物を収容した容器である。
また本発明は、セルロース繊維を含む繊維シートに前記の本発明の液体洗浄剤組成物を付与し、前記繊維シートを用いて硬質表面の拭き掃除を行う、清掃方法である。
また本発明は、セルロース繊維を含む繊維シートに前記の本発明の液体洗浄剤組成物が含浸されている、ウェットシートである。
本発明の他の特徴、効果及び実施形態は、以下に説明される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、パルプシートを用いた拭き掃除に使用した場合に該シートが破れにくく、該拭き掃除でシートを把持する手指の感触が良好である液体洗浄剤組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の液体洗浄剤組成物は少なくとも、カルボキシメチルセルロース(CMC」)又はその塩(以下、これらを総称して「CMC類」とも言う。)と、水溶性有機溶剤と、水とを含有する。
【0010】
本発明の液体洗浄剤組成物において、CMC類は、該液体洗浄剤組成物を付与したトイレットペーパー等のパルプシートに、拭き掃除に耐えうる十分な湿潤強度を付与する効果を奏する。またCMC類は、本発明の液体洗浄剤組成物に、ある種の香料成分のような水不溶性油性物質を含有させる場合に、該水不溶性油性物質の該液体洗浄剤組成物に対する溶解性を向上させる効果を奏する。更に、斯かるCMC類による含有成分の溶解性向上効果により、本発明の液体洗浄剤組成物は、水不溶性油性物質の溶解性向上を目的とした界面活性剤の配合が不要であるか、又は該界面活性剤の配合量を従来に比べて低減し得るため、界面活性剤に起因する不都合(掃除対象の拭き掃除後の仕上がり度の低下等)が発生し難い。
(【0011】以降は省略されています)
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