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公開番号2025091479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206654
出願日2023-12-07
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人ポレール弁理士法人
主分類G09G 3/36 20060101AFI20250612BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】表示パネルを回転または移動させる表示装置において、表示パネルにおける表示ちらつきを低減できる技術を提供する。
【解決手段】表示装置は、複数の信号線と、複数の走査線と、複数の信号線と複数の走査線で囲まれた複数の画素と、をおのおの有する複数の表示パネルを有する。複数の画素のおのおのは、画素電極と、共通電極と、画素電極と前記共通電極の間に液晶層と、を有する。複数の走査線は、第1方向に延在し、第1方向と交差する第2方向に配列される。複数の信号線は、第2方向に延在し、第1方向に配列される。複数の表示パネルは、1つ表示パネルの第1方向の中心に配置された走査線又は第2方向の中心に配置された信号線が同心円の中心軸から円周方向を結ぶ線と平行になるように中心軸の周囲に配置され、複数の表示パネルは、中心軸を中心に回転可能とされる。対応する表示パネルの画素電極と共通電極は回転角度に応じて極性反転する。
【選択図】図32
特許請求の範囲【請求項1】
複数の信号線と、複数の走査線と、前記複数の信号線と前記複数の走査線で囲まれた複数の画素と、をおのおの有する複数の表示パネルを有し、
前記複数の画素のおのおのは、画素電極と、共通電極と、前記画素電極と前記共通電極の間に液晶層と、を有し、
前記複数の走査線は、第1方向に延在し、前記第1方向と交差する第2方向に配列され、
前記複数の信号線は、前記第2方向に延在し、前記第1方向に配列され、
前記複数の表示パネルは、1つ表示パネルの前記第1方向の中心に配置された前記走査線又は前記第2方向の中心に配置された前記信号線が同心円の中心軸から円周方向を結ぶ線と平行になるように前記中心軸の周囲に配置され、
前記複数の表示パネルは、前記中心軸を中心に回転可能とされ、
対応する表示パネルの前記画素電極と前記共通電極は回転角度に応じて極性反転する、表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の表示装置において、
前記複数の表示パネルは、前記極性反転の間に非表示期間を有し、かつ、前記極性反転を行わないときに表示期間を有し、
前記非表示期間の回転角度は順次変更され、
前記表示期間は複数のフレームを有する、表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の表示装置において、
前記複数の表示パネルに静止画を表示したとき、前記複数の表示パネルの各々の画像は回転方向と反対方向に回転の角速度と同じ速さで移動する、表示装置。
【請求項4】
請求項1に記載の表示装置において、
前記複数の表示パネルのおのおのは透明ディスプレイである、表示装置。
【請求項5】
請求項1に記載の表示装置において、
前記液晶層は高分子分散型液晶である、表示装置。
【請求項6】
複数の信号線と、複数の走査線と、前記複数の信号線と前記複数の走査線で囲まれた複数の画素と、を有する表示パネルを有し、
前記複数の画素のおのおのは、画素電極と、共通電極と、前記画素電極と前記共通電極の間に液晶層と、を有し、
前記複数の走査線は、第1方向に延在し、前記第1方向と交差する第2方向に配列され、
前記複数の信号線は、前記第2方向に延在し、前記第1方向に配列され、
前記表示パネルは、前記第1方向または前記第2方向に移動可能であり、
前記画素電極と前記共通電極は移動量に応じて極性反転する、表示装置。
【請求項7】
請求項6に記載の表示装置において、
前記表示パネルは、前記極性反転の間に非表示期間を有し、かつ、前記極性反転を行わないときに表示期間を有し、
前記非表示期間の場所は順次変更され、
前記表示期間は複数フレームを有する、表示装置。
【請求項8】
請求項6に記載の表示装置において、
前記表示パネルに静止画を表示したとき、前記表示パネルの画像は移動方向と反対方向に移動速度と同じ速さで移動する、表示装置。
【請求項9】
請求項6に記載の表示装置において、
前記表示パネルは透明ディスプレイである、表示装置。
【請求項10】
請求項6に記載の表示装置において、
前記液晶層は高分子分散型液晶である、表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
第1透光性基板と、第1透光性基板と対向して配置される第2透光性基板と、第1透光性基板と第2透光性基板との間に封入される高分子分散型液晶を有する液晶層と、第1透光性基板及び第2透光性基板の少なくとも1つの側面に対向して配置される少なくとも1つの発光部とを備える表示装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、液晶表示パネルに表示されるフレーム画像が複数回切り替わる間に、液晶表示パネルにおける全ての画素の電極に対して一方の極性の電圧を印加している状態から他方の極性の電圧を印加している状態に遷移するようにソース電圧印加部を制御する極性反転制御部を備える液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-021974号公報
国際公開第2011/065061号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
高分子分散型液晶を用いた透明(see through)な表示パネルを有する表示装置では、走査線及び信号線が太いため、アクティブ領域内の配線部分が目立ってしまい、表示パネルの透明感が維持できなくなる可能性がある。また、画素電極と共通電極との間の電気的な極性を反転させる場合、高分子分散型液晶を用いた透明な表示パネルは走査線、信号線、画素電極、共通電極などの配線抵抗が大きく、極性反転時に電荷をディスチャージするために多くの時間を要する。そのため、透明な表示パネルを回転運動させて動的に表示させる場合、表示の更新の速度が遅く、回転速度を上げられないことが分かった。
【0006】
また、数フレーム毎に極性を反転して更新する場合、極性反転の駆動時に表示が中断、または、表示の更新の速度が一時的に遅くなり、不規則な表示を引き起こす可能性がある。特に、透明な表示パネルを運動させて表示させた場合において、運動表示中に不規則な表示切れが生じると、表示の乱れ時間に通過する表示エリアでの表示輝度を損ない、表示ちらつきの原因となる。
【0007】
本開示は、表示パネルを回転または移動させる表示装置において、表示パネルにおける表示ちらつきを低減できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様による表示装置は、
複数の信号線と、複数の走査線と、前記複数の信号線と前記複数の走査線で囲まれた複数の画素と、をおのおの有する複数の表示パネルを有し、
前記複数の画素のおのおのは、画素電極と、共通電極と、前記画素電極と前記共通電極の間に液晶層と、を有し、
前記複数の走査線は、第1方向に延在し、前記第1方向と交差する第2方向に配列され、
前記複数の信号線は、前記第2方向に延在し、前記第1方向に配列され、
前記複数の表示パネルは、1つ表示パネルの前記第1方向の中心に配置された前記走査線又は前記第2方向の中心に配置された前記信号線が同心円の中心軸から円周方向を結ぶ線と平行になるように前記中心軸の周囲に配置され、
前記複数の表示パネルは、前記中心軸を中心に回転可能とされ、
対応する表示パネルの前記画素電極と前記共通電極は回転角度に応じて極性反転する。
【0009】
また、本開示の一態様による他の表示装置は、
複数の信号線と、複数の走査線と、前記複数の信号線と前記複数の走査線で囲まれた複数の画素と、を有する表示パネルを有し、
前記複数の画素のおのおのは、画素電極と、共通電極と、前記画素電極と前記共通電極の間に液晶層と、を有し、
前記複数の走査線は、第1方向に延在し、前記第1方向と交差する第2方向に配列され、
前記複数の信号線は、前記第2方向に延在し、前記第1方向に配列され、
前記表示パネルは、前記第1方向または前記第2方向に移動可能であり、
前記画素電極と前記共通電極は移動量に応じて極性反転する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係る表示システムの一例を表す正面図である。
図2は、本実施形態に係る表示システムの一例を表す側面図である。
図3は、本実施形態に係る表示システムを表すブロック図である。
図4は、表示素子半径と回転角及び表示素子半径と表示素子角度の関係を示す説明図である。
図5は、実施形態1の表示装置の一例を表す斜視図である。
図6は、実施形態1の表示装置を表すブロック図である。
図7は、画素電極への印加電圧と画素の散乱状態との関係を示す説明図である。
図8aは、図5の表示装置の、単色発光時における使用例を示す断面図である。
図8bは、図5の表示装置の、無発光時における使用例を示す断面図である。
図9は、図5の表示装置の平面を示す平面図である。
図10は、図8aの液晶層部分を拡大した拡大断面図である。
図11は、液晶層において非散乱状態を説明するための断面図である。
図12は、液晶層において散乱状態を説明するための断面図である。
図13は、表示システムの透過領域及び非透過領域を示す平面図である。
図14は、観察者側から視認される任意の表示画像を示す平面図である。
図15は、表示素子半径と回転角とで表わされる任意の表示画像の時間的変化を示す説明図である。
図16は、表示素子半径と表示素子角度とで表わされる任意の表示画像の時間的変化を示す説明図である。
図17は、実施形態1の表示装置に係る画素への描画処理の流れを示すフローチャートである。
図18は、表示素子半径と表示素子角度に対応する画素の有無を示す説明図である。
図19aは、表示素子半径と表示素子角度で表わされる任意の表示画像における、データ送信中のシフト量の変移を示す説明図である。
図19bは、フレーム単位で画像を生成した場合の表示データのタイムチャートである。
図19cは、ライン単位のシフト補正ありの場合の表示データのタイムチャートである。
図20は、実施形態1の表示装置に係る表示素子半径と素子充填率との関係を示すグラフである。
図21は、実施形態1の表示装置に係る表示素子半径と階調値に対する補正率との関係を示すグラフである。
図22は、実施形態1の変形例1の表示システムの一例を表す平面図である。
図23は、実施形態1の変形例1の表示装置に係る表示素子半径と素子充填率との関係を示すグラフである。
図24は、実施形態1の変形例1の表示装置に係る表示素子半径と階調値に対する補正率との関係を示すグラフである。
図25は、実施形態1の変形例2の表示システムの一例を表す平面図である。
図26は、実施形態1の変形例2の表示装置に係る表示素子半径と素子充填率との関係を示すグラフである。
図27は、実施形態1の変形例2の表示装置に係る表示素子半径と階調値に対する補正率との関係を示すグラフである。
図28は、実施形態2に係る表示装置における信号線SL(画素電極PE)と共通電極CEの間の電気的な極性を反転させる極性反転の説明図である。
図29は、実施形態2に係る表示パネルの回転位置を概念的に説明する図である。
図30は、実施形態2に係る表示パネルの極性反転のタイミングを説明する図である。
図31は、実施形態2に係る表示パネルの極性反転の位置の変形例を説明する図である。
図32は、実施形態2にかかる表示装置の表示パネルの極性反転の他のタイミングを説明する図である。
図33は、1サイクル(1回転)で600回のフレーム更新を行う構成例を示す図である。
図34は、実施形態2に係る左右方向に往復運動する表示パネルを含む表示装置を説明する図である。
図35は、図34の表示装置における表示パネルの極性反転のタイミングを説明する図である。
図36は、図34の表示装置における表示パネルの極性反転の位置の変形例を説明する図である。
図37は実施形態2に係る表示装置の制御フローを説明する図である。
図38は実施形態2に係る表示装置の制御装置を説明する図である。
図39は、実施形態2の表示装置のタイミングチャートを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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