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公開番号
2025091737
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207168
出願日
2023-12-07
発明の名称
発光装置、画像形成装置、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、移動体およびウェアラブルデバイス
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H10K
59/122 20230101AFI20250612BHJP()
要約
【課題】リーク電流の低減に有利な技術を提供する。
【解決手段】基板の上に配置された複数の有機EL素子を有する発光装置には、前記複数の有機EL素子のそれぞれの下部電極のうち互いに隣り合う下部電極を相互に絶縁する絶縁膜を有し、前記絶縁膜は、前記互いに隣り合う下部電極の間に溝を有し、前記溝の表面は、対向する2つの壁面と、前記2つの壁面の間に位置する底面とを含み、前記底面は、前記基板から離れる方向に突出した凸面を含み、前記2つの壁面が対向する方向において、前記凸面の幅は、前記2つの壁面の最短距離の1/3以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板の上に配置された複数の有機EL素子を有する発光装置であって、
前記複数の有機EL素子のそれぞれの下部電極のうち互いに隣り合う下部電極を相互に絶縁する絶縁膜を有し、
前記絶縁膜は、前記互いに隣り合う下部電極の間に溝を有し、
前記溝の表面は、対向する2つの壁面と、前記2つの壁面の間に位置する底面とを含み、前記底面は、前記基板から離れる方向に突出した凸面を含み、前記2つの壁面が対向する方向において、前記凸面の幅は、前記2つの壁面の最短距離の1/3以上である、
ことを特徴とする発光装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記底面は、前記2つの壁面と前記凸面との間に非凸面を含み、前記2つの壁面が対向する方向において、前記非凸面の幅が前記凸面の幅より小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記下部電極における周辺部および前記溝を覆う絶縁層を更に含み、
前記複数の有機EL素子は、前記下部電極および前記絶縁膜を覆う複数の有機層を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記複数の有機層の少なくとも1つの有機層は、前記底面における周辺部の上に配置された部分の厚さが前記底面における中央部の上に配置された部分の厚さよりも薄い、
ことを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
【請求項5】
前記複数の有機層の少なくとも1つの有機層は、前記底面における周辺部の上に配置された部分の厚さが前記凸面の上に配置された部分の厚さよりも薄い、
ことを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
【請求項6】
前記複数の有機EL素子のそれぞれは、上部電極を含み、
前記複数の有機層は、発光層と、前記発光層と前記上部電極との間に配置された電荷発生層とを含み、
前記少なくとも1つの有機層は、前記電荷発生層を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の発光装置。
【請求項7】
前記周辺部の上における前記上部電極の厚さと前記中央部の上における前記上部電極の厚さとの差は、前記周辺部の上における前記電荷発生層の厚さと前記中央部の上における前記電荷発生層の厚さとの差よりも小さい、
ことを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
【請求項8】
前記下部電極における周辺部および前記溝を覆う絶縁層を更に含み、
前記複数の有機EL素子は、前記下部電極および前記絶縁膜を覆う複数の有機層を含み、
前記複数の有機層の少なくとも1つの有機層は、前記底面の前記非凸面の上に配置された部分の厚さが前記凸面の上に配置された部分の厚さよりも薄い、
ことを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
【請求項9】
前記複数の有機EL素子のそれぞれは、上部電極を含み、
前記複数の有機層は、発光層と、前記発光層と前記上部電極との間に配置された電荷発生層とを含み、
前記少なくとも1つの有機層は、前記電荷発生層を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の発光装置。
【請求項10】
前記非凸面の上における前記上部電極の厚さと前記凸面の上における前記上部電極の厚さとの差は、前記非凸面の上における前記電荷発生層の厚さと前記凸面の上における前記電荷発生層の厚さとの差よりも小さい、
ことを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置、画像形成装置、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、移動体およびウェアラブルデバイスに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、有機EL(Electro Luminescence)素子を用いた表示装置の画素の高密度化が進んでいる。これにともない、複数の画素に対して共通に設けられた有機層を通じて画素間にわたるリーク電流が発生しやすくなっている。リーク電流が発生すると、例えば、発光画素からの影響で非発光画素がわずかに発光してしまい、混色や発光効率低下の原因となる。
【0003】
特許文献1には、画素間にわたるリーク電流を低減するために、有機EL素子のアノード電極同士を分離する絶縁層に溝を形成することによって、低抵抗な有機層を溝の内部で薄くすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-216338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
画素間の絶縁層に溝を形成しても、溝の底面が平らな構成では、画素間における有機層の抵抗値が十分に小さくならず、リーク電流が生じうる。
【0006】
本発明は、リーク電流の低減に有利な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの側面は、基板の上に配置された複数の有機EL素子を有する発光装置に係り、前記発光装置は、前記複数の有機EL素子のそれぞれの下部電極のうち互いに隣り合う下部電極を相互に絶縁する絶縁膜を有し、前記絶縁膜は、前記互いに隣り合う下部電極の間に溝を有し、前記溝の表面は、対向する2つの壁面と、前記2つの壁面の間に位置する底面とを含み、前記底面は、前記基板から離れる方向に突出した凸面を含み、前記2つの壁面が対向する方向において、前記凸面の幅は、前記2つの壁面の最短距離の1/3以上である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、リーク電流の低減に有利な技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態の発光装置の構成を模式的に示す断面図。
一実施形態の発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図。
一実施形態の発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図。
一実施形態の発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図。
一実施形態の発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図。
一実施形態の発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図。
一実施形態の発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図。
一実施形態の発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図。
一実施形態の発光装置の製造方法を説明するための模式的な断面図。
一実施形態の発光装置の応用例を示す図。
一実施形態の発光装置の応用例を示す図。
一実施形態の発光装置の応用例を示す図。
一実施形態の発光装置の応用例を示す図。
一実施形態の発光装置の応用例を示す図。
一実施形態の発光装置の応用例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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