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公開番号2025093603
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209352
出願日2023-12-12
発明の名称読取装置、画像処理装置、読取方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04N 1/04 20060101AFI20250617BHJP(電気通信技術)
要約【課題】サイズ混載の被写体の読取時において機械的な傾き補正ではなく電子的な傾き補正を利用することで被写体へのダメージを抑えつつ、かつ、被写体の搬送時の傾きを補正した読取画像を提供する。
【解決手段】被写体に光を照射する照明部と、前記被写体により反射された光を受光して画像を生成する撮像部と、前記被写体を前記撮像部による読取位置へと搬送する搬送部と、前記被写体の傾きを機械的に補正する第一の傾き補正部と、前記撮像部から得られた画像の傾きを電子的に補正する第二の傾き補正部と、前記第一の傾き補正部および前記第二の傾き補正部の各々の使用有無を切り替える切替部と、を備え、前記切替部は、前記被写体が複数種類のサイズを含まずに同一サイズのもののみである場合、前記第一の傾き補正部を使用し、前記被写体が複数種類のサイズを含む場合、前記第二の傾き補正部を使用する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
被写体に光を照射する照明部と、
前記被写体により反射された光を受光して画像を生成する撮像部と、
前記被写体を前記撮像部による読取位置へと搬送する搬送部と、
前記被写体の傾きを機械的に補正する第一の傾き補正部と、
前記撮像部から得られた画像の傾きを電子的に補正する第二の傾き補正部と、
前記第一の傾き補正部および前記第二の傾き補正部の各々の使用有無を切り替える切替部と、
を備え、
前記切替部は、
前記被写体が複数種類のサイズを含まずに同一サイズのもののみである場合、前記第一の傾き補正部を使用し、
前記被写体が複数種類のサイズを含む場合、前記第二の傾き補正部を使用する、
ことを特徴とする読取装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記切替部は、前記被写体が複数種類のサイズを含まずに同一サイズのもののみである場合、更に前記第二の傾き補正部を使用する、
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項3】
操作部を有し、
前記切替部は、前記操作部において予め定めた操作が行われた場合、前記被写体が複数種類のサイズから構成されるものと判断して、前記第二の傾き補正部を使用する、
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項4】
前記切替部は、前記操作部において不定形サイズの前記被写体をセットする操作を行った場合、前記第二の傾き補正部を使用する、
ことを特徴とする請求項3に記載の読取装置。
【請求項5】
前記撮像部より搬送方向上流に設けられ、前記被写体のサイズを取得する原稿サイズ検知部を備え、
前記切替部は、前記原稿サイズ検知部で得られた読取済みの前記被写体のサイズと、前記原稿サイズ検知部から得られた次に読む前記被写体のサイズに基づいて、前記被写体が複数種類のサイズから構成されるものと判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項6】
前記被写体は、運搬物である、
ことを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
【請求項7】
請求項1ないし5の何れか一項に記載の読取装置と、
画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項8】
被写体に光を照射する照明部と、前記被写体により反射された光を受光して画像を生成する撮像部と、前記被写体を前記撮像部による読取位置へと搬送する搬送部と、を備える読取装置における読取方法であって、
前記被写体の傾きを機械的に補正する第一の傾き補正工程と、
前記撮像部から得られた画像の傾きを電子的に補正する第二の傾き補正工程と、
前記第一の傾き補正工程および前記第二の傾き補正工程の各々の実行有無を切り替える切替工程と、
を含み、
前記切替工程は、
前記被写体が複数種類のサイズを含まずに同一サイズのもののみである場合、前記第一の傾き補正工程を実行し、
前記被写体が複数種類のサイズを含む場合、前記第二の傾き補正工程を実行する、
ことを特徴とする読取方法。
【請求項9】
被写体に光を照射する照明部と、前記被写体により反射された光を受光して画像を生成する撮像部と、前記被写体を前記撮像部による読取位置へと搬送する搬送部と、前記被写体の傾きを機械的に補正する第一の傾き補正部と、前記撮像部から得られた画像の傾きを電子的に補正する第二の傾き補正部と、を備える読取装置を制御するコンピュータを、
前記第一の傾き補正部および前記第二の傾き補正部の各々の使用有無を切り替える切替部として機能させ、
前記切替部は、
前記被写体が複数種類のサイズを含まずに同一サイズのもののみである場合、前記第一の傾き補正部を使用し、
前記被写体が複数種類のサイズを含む場合、前記第二の傾き補正部を使用する、
ことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、読取装置、画像処理装置、読取方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被写体(例えば、原稿)を搬送する搬送装置を備えた読取装置において、搬送の際に生じた被写体の読取画像の傾きを、電子的な手法または機械的な手法で補正する技術およびが知られている。
【0003】
特許文献1には、複数サイズが混載している原稿の読取時に小さいサイズに対する機械的傾き補正をより有効的に行う目的として、搬送ローラの減速タイミングを遅く設定することで、突き当て量を大きくする技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の画像傾きを補正する技術では、機械的な手法では紙サイズなどによっては原稿にダメージを与えやすく、また、電子的な手法では画像取得幅と傾きの角度の組み合わせ等によっては補正が出来ずエラーとなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、サイズ混載の被写体の読取時において機械的な傾き補正ではなく電子的な傾き補正を利用することで被写体へのダメージを抑えつつ、かつ、被写体の搬送時の傾きを補正した読取画像を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被写体に光を照射する照明部と、前記被写体により反射された光を受光して画像を生成する撮像部と、前記被写体を前記撮像部による読取位置へと搬送する搬送部と、前記被写体の傾きを機械的に補正する第一の傾き補正部と、前記撮像部から得られた画像の傾きを電子的に補正する第二の傾き補正部と、前記第一の傾き補正部および前記第二の傾き補正部の各々の使用有無を切り替える切替部と、を備え、前記切替部は、前記被写体が複数種類のサイズを含まずに同一サイズのもののみである場合、前記第一の傾き補正部を使用し、前記被写体が複数種類のサイズを含む場合、前記第二の傾き補正部を使用する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、サイズ混載の被写体の読取時において機械的な傾き補正ではなく電子的な傾き補正を利用することで被写体へのダメージを抑えつつ、かつ、被写体の搬送時の傾きを補正した読取画像を提供することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の一例の構成を示す図である。
図2は、画像読取装置の装置構成の一例を示す図である。
図3は、機械的な傾き補正部の配置の一例を示す図である。
図4は、読取部の構成の一例を説明する図である。
図5は、画像読取装置を構成する各部の電気的接続を示すブロック図である。
図6は、画像読取装置を構成する各部の機能構成を示すブロック図である。
図7は、媒質による分光反射特性の違いを示す図である。
図8は、可視画像と不可視画像の違いを例示的に示す図である。
図9は、被写体のエッジ検出例を示す図である。
図10は、原稿の傾きの補正例を示す図である。
図11は、被写体のエッジから得られる情報を示す図である。
図12は、エッジ検出の手法を例示的に示す図である。
図13は、エッジを利用した特徴量の例を示す図である。
図14は、回帰直線式における直線式の選択を示す図である。
図15は、従来の画像読取装置の構成の一例を示す図である。
図16は、ローラと原稿端の接触例を示す図である。
図17は、傾き補正が有効でない例を示す図である。
図18は、画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
図19は、操作部上の表示形態の一例を示す図である。
図20は、電子的な傾き補正部が有効でないとされる例を示す図である。
図21は、第2の実施の形態にかかる画像読取装置を構成する各部の機能構成を示すブロック図である。
図22は、原稿幅センサの配置例を示す図である。
図23は、画像読取処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
図24は、原稿幅センサの別の配置例を示す図である。
図25は、原稿幅センサの別の配置例を示す図である。
図26は、読取装置の変形例を示す図である。
図27は、読取装置の別の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、読取装置、画像処理装置、読取方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置1の一例の構成を示す図である。図1において、画像処理装置である画像形成装置1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する一般に複合機と称されるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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