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公開番号2025095519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211572
出願日2023-12-14
発明の名称振動構造、パッシブラジエーター、及び吸音構造体
出願人NOK株式会社
代理人個人,個人
主分類H04R 1/28 20060101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】振動マスの振動に伴って変形する弾性部における応力集中を抑制できる振動構造を提供する。
【解決手段】振動構造1は、振動マス10と支持部20と弾性部30とを備える。振動マス10は、板状の部分である。支持部20は、振動マス10を収容可能な空間21を有する部分である。弾性部30は、振動マス10を支持部20に接続する、弾性変形可能な部分である。弾性部30は、振動マス10の外周縁13に沿って延びており、支持部20に対して振動マス10の前面11及び背面12の面する方向に振動可能に振動マス10を支持する。振動マス10は、外周縁13に複数の角部14を有する。振動マス10の複数の角部14に夫々位置する弾性部30の複数の角部31の高さHは、弾性部30の辺部32,33の高さよりも高い。高さHは、前面11及び背面12の面する方向の距離である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対の背向する面である第1面及び第2面を有する板状の部分である振動マスと、
前記振動マスを収容可能な空間を有する部分である支持部と、
前記振動マスを前記支持部に接続する、弾性変形可能な部分である弾性部とを備え、
前記弾性部は、前記振動マスの外周縁に沿って延びており、前記支持部に対して前記振動マスの前記第1面及び前記第2面の面する方向に振動可能に前記振動マスを支持し、
前記振動マスは、前記外周縁に複数の角部を有しており、
前記振動マスの前記複数の角部に夫々位置する前記弾性部の複数の部分の高さは、前記弾性部の他の部分の高さよりも高くなっており、
前記高さは、前記面の面する方向の距離である、
振動構造。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記弾性部の延び方向に直交する断面の形状は、前記第1面の面する方向に突出する弧状である、
請求項1に記載の振動構造。
【請求項3】
前記弾性部の前記他の部分は、前記弾性部の前記複数の部分に向かって徐々に高くなっている、
請求項1に記載の振動構造。
【請求項4】
前記弾性部の前記他の部分の一部の前記高さは、一定になっている、
請求項3に記載の振動構造。
【請求項5】
前記弾性部の前記複数の部分は、互いに同じ形状である、
請求項1に記載の振動構造。
【請求項6】
前記振動マスの前記第1面及び前記第2面の形状は、矩形であり、
前記振動マスは、前記角部を4つ有しており、
前記弾性部は、前記部分を4つ有している、
請求項1に記載の振動構造。
【請求項7】
請求項1に記載の振動構造を備える、
パッシブラジエーター。
【請求項8】
前記振動マスは、前記第1面及び前記第2面の一方を有する板状の部分である第1板部と、前記第1面及び前記第2面の他方を有する板状の部分である第2板部とを有しており、
前記第1板部と前記第2板部とは互いに固定されており、
前記第1板部と、前記弾性部と、前記支持部とは、一体になっている、
請求項7に記載のパッシブラジエーター。
【請求項9】
請求項1に記載の振動構造を備える、
吸音構造体。
【請求項10】
前記振動マスと、前記弾性部と、前記支持部とは、一体になっている、
請求項9に記載の吸音構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動構造、パッシブラジエーター、及び吸音構造体に関し、特に、振動マスを有する振動構造、パッシブラジエーター、及び吸音構造体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、種々の装置に、振動マスを有する振動構造が用いられている。例えば、板状の振動マスを有する振動構造が、従来から、パッシブラジエーターや、吸音構造体に用いられている。
【0003】
上述のような、板状の振動マスを有する振動構造においては、振動マスが、弾性部を介して筐体等に固定される支持部に支持されており、振動マスが特定の周波数で共振するようになっている。弾性部は、振動マスの外周縁と、支持部に形成された振動マスを収容する収容部の内周縁とを接続しており、振動マスの外周縁に沿って環状に延びている。振動マスは、楕円形、矩形、又は円形等の形状を有している。また、振動マスの振動方向に沿う断面における弾性部の形状は、円弧状になっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-283491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のような振動構造において、弾性部は、振動マスの振動に対応して変形する。振動マスの形状によっては、弾性部に応力集中する箇所が生じ、弾性部の破損につながる。例えば、矩形の振動マスを有する振動構造においては、振動マスの角部に対応する弾性部の部分に応力集中が生じる。弾性部に応力集中が生じると、応力集中する箇所の破損が懸念される。
【0006】
このため、従来の振動構造体に対しては、振動マスの振動に伴って変形する弾性部における応力集中の発生を防止できる構成が求められている。
【0007】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動マスの振動に伴って変形する弾性部における応力集中を抑制できる振動構造、パッシブラジエーター、及び吸音構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る振動構造は、一対の背向する面である第1面及び第2面を有する板状の部分である振動マスと、前記振動マスを収容可能な空間を有する部分である支持部と、前記振動マスを前記支持部に接続する、弾性変形可能な部分である弾性部とを備え、前記弾性部は、前記振動マスの外周縁に沿って延びており、前記支持部に対して前記振動マスの前記第1面及び前記第2面の面する方向に振動可能に前記振動マスを支持し、前記振動マスは、前記外周縁に複数の角部を有しており、前記振動マスの前記複数の角部に夫々位置する前記弾性部の複数の部分の高さは、前記弾性部の他の部分の高さよりも高くなっており、前記高さは、前記面の面する方向の距離である。
【0009】
本発明の一態様に係る振動構造において、前記弾性部の延び方向に直交する断面の形状は、前記第1面の面する方向に突出する弧状である。
【0010】
本発明の一態様に係る振動構造において、前記弾性部の前記他の部分は、前記弾性部の前記複数の部分に向かって徐々に高くなっている。
(【0011】以降は省略されています)

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