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公開番号2025096949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212972
出願日2023-12-18
発明の名称植物栽培システム
出願人ノータス研究所株式会社,個人
代理人個人
主分類A01G 7/00 20060101AFI20250623BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】土地を有効に使って出来る限り太陽光発電パネルを配置しつつも、作業車などの農機具を入れるのを可能とし、植物の栽培を可能とする植物栽培システムを提供する。
【解決手段】植物栽培システムは、植物を栽培するための農地を屋根のように覆う複数の太陽光発電パネル1と、複数の太陽光発電パネル1のそれぞれの向きを変更可能な複数の駆動部6と、複数の太陽光発電パネル1のそれぞれの裏面に設けられた複数の照明部4と、複数の駆動部6のそれぞれの動きを制御するための制御部7とを備える。複数の照明部4は、複数の太陽光発電パネル1によって発電された電力を用いて光を発して、植物に光を当てることで、太陽光発電パネル1の下でも栽培を植物の可能としている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
太陽光発電パネルの下で植物を栽培することを可能とする植物栽培システムであって、
前記植物を栽培するための農地を屋根のように覆う複数の太陽光発電パネルと、
前記複数の太陽光発電パネルのそれぞれの向きを変更可能な複数の駆動部と、
前記複数の太陽光発電パネルのそれぞれの裏面に設けられた複数の照明部と、
前記複数の駆動部のそれぞれの動きを制御するための制御部とを備え、
前記複数の照明部は、前記複数の太陽光発電パネルによって発電された電力を用いて光を発して、前記植物に光を当てることを特徴とする、植物栽培システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、向きを変更させたい前記太陽光発電パネルが指定されたら、指定された前記太陽光発電パネルに対応する前記駆動部を駆動させて、前記太陽光発電パネルの向きを変更することを特徴とする、請求項1に記載の植物栽培システム。
【請求項3】
前記向きを変更させたい太陽光パネルの指定は、作業者又は作業車が農地に入るときに行われることを特徴とする、請求項2に記載の植物栽培システム。
【請求項4】
前記向きを変更させたい太陽光パネルの指定は、光を当てたい前記農地の領域を指定することによって行われることを特徴とする、請求項2に記載の植物栽培システム。
【請求項5】
前記制御部は、
光を当てたい前記農地のエリアを指定させる手段と、
指定されたエリアに対応する前記太陽光発電パネルを選定して、選定された前記太陽光発電パネルの角度を算出する手段と、
選定された前記太陽光発電パネルが算出された角度となるように、対応する前記駆動部を駆動させる手段とを備えることを特徴とする、請求項4に記載の植物栽培システム。
【請求項6】
前記制御部は、さらに、
前記指定されたエリアに光を当てることができる前記照明部を選定する手段と、
選定された前記照明部の照度又は照明時間を制御する手段とを備えることを特徴とする、請求項5に記載の植物栽培システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記指定されたエリアに光を当てることが指定されたら、指定されたエリアに対応する前記照明部の照度又は照明時間を調整することを特徴とする、請求項1に記載の植物栽培システム。
【請求項8】
前記植物栽培システムは、制御のためのスケジュールを記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記スケジュールに基づいて、前記駆動部を駆動させることを特徴とする、請求項1に記載の植物栽培システム。
【請求項9】
前記植物栽培システムは、気象センサをさらに備え、
前記制御部は、前記気象センサからの情報に基づいて、前記駆動部を駆動させることを特徴とする、請求項1に記載の植物栽培システム。
【請求項10】
前記植物栽培システムは、制御のためのスケジュールを記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記スケジュールに基づいて、前記照明部の照度又は照明時間を制御することを特徴とする、請求項1に記載の植物栽培システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電用パネルの下で植物を栽培することを可能とした植物栽培システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、いわゆるソーラシェアリングのように、太陽光パネルの下で植物を栽培する場合、パネルの間隔を空けて、光を下の植物に当てるようにするか、若しくは、パネルの裏に光源を付けて、植物に光が当たるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-208716号公報
特許5960332号公報
特開2014-236200号公報
特開2016-059118号公報
特開2015-126683号公報
特開2018-093854号公報
特開2018-093853号公報
特開2018-099008号公報
特開2013-214644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、光が下に射し込むようにパネルの間隔を空けると、土地面積に対して、パネルの数が少なくなり、土地面積に対する発電効率が低くなる。
また、パネルを固定して、パネルの裏の光源で下の植物に光を当てるようにした場合、パネルが固定されているので、作業車などの農機具を農地に入れるのが困難となる。
【0005】
従来の人工的な栽培環境の構築は、ハウス栽培や植物工場に限られていたが、ハウス栽培や植物工場では、作付け可能な植物は限られており、土地利用型作物の作付けは難しかった。
【0006】
本発明は、土地を有効に使って出来る限り太陽光発電パネルを配置しつつも、作業車などの農機具を入れるのを可能とし、植物の栽培を可能とする植物栽培システムを提供することを目的とする。
【0007】
特許文献1~4には、太陽光パネルに雨樋を付けることに関する発明が記載されており、太陽光パネルが可動するものではない。
特許文献2には、照明(22)(括弧内の符号は特許文献に記載の符号であり、以下同様とする。)が設けられて下の植物に光が当てられているが、パネルが可動するものではない。
【0008】
特許文献5には、太陽光発電システムを、作業者が立ち入る場所に設置する場合であっても、作業の妨げにならないものにすることを課題としている。特許文献5に記載の太陽光発電システム(10)は、太陽光パネル(20)と、太陽光パネル(20)を回転自在に支持する支持機構(30)と、太陽光パネル(20)を回転させる駆動機構(40)と、太陽光パネル(20)の受光面(21)が太陽の方向を向き続けるように駆動機構(40)を制御する追尾動作を行う制御部(70)とを備えている。また、太陽光発電システム(10)は、作業者によって太陽光パネル(20)の停止指令が入力される停止入力部(84)を備えている。制御部(70)は、停止入力部(84)に停止指令が入力されると、追尾動作を中止し、太陽光パネル(20)が所定の停止位置で停止した状態に保たれるように駆動機構(40)を制御する停止動作を行う。
【0009】
特許文献5によれば、太陽光発電システム(10)において停止動作を行うようにしたことにより、太陽光発電システム(10)を作業スペースに設置する場合に、太陽光パネル(20)を作業者の妨げにならない位置に保持することができる。
【0010】
しかし、特許文献5には、土地に対する太陽光発電パネルの配置の効率化や下の植物へ光を如何にして与えるかということについての記載がない。
(【0011】以降は省略されています)

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