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公開番号2025097760
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214130
出願日2023-12-19
発明の名称木質柱コンクリート梁の施工方法、及び木質柱コンクリート梁の接合構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 1/58 20060101AFI20250624BHJP(建築物)
要約【課題】木質柱に作用する曲げを低減しつつ、木質柱とコンクリート梁との接合作業の手間を低減することを目的とする。
【解決手段】木質柱コンクリート梁の施工方法は、下側木質柱30の上面30U上にプレキャストコンクリート梁50の梁仕口部52を設置し、下側木質柱30の上面30Uから突出する下側接合ピン40を、梁仕口部52を梁成方向に貫通する貫通孔64に挿入するコンクリート梁設置工程と、梁仕口部52の上面52U上に上側木質柱70を設置し、上側木質柱70の下面70Lから突出する上側接合ピン80を貫通孔64に挿入する上側木質柱設置工程と、下側木質柱30と梁仕口部52との目地62に充填材Mを充填するとともに、貫通孔64を介して梁仕口部52と上側木質柱70との目地68に充填材Mを充填する充填工程と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
下側木質柱の上面上にプレキャストコンクリート梁の梁仕口部を設置し、前記下側木質柱の前記上面から突出する下側接合ピンを、前記梁仕口部を梁成方向に貫通する貫通孔に挿入するコンクリート梁設置工程と、
前記梁仕口部の上面上に上側木質柱を設置し、前記上側木質柱の下面から突出する上側接合ピンを前記貫通孔に挿入する上側木質柱設置工程と、
前記下側木質柱と前記梁仕口部との目地に充填材を充填するとともに、前記貫通孔を介して前記梁仕口部と前記上側木質柱との目地に前記充填材を充填する充填工程と、
を備える木質柱コンクリート梁の施工方法。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記下側接合ピンの下部は、該下部を前記下側木質柱の幅方向に貫通する固定ピンによって前記下側木質柱に固定され、
前記上側接合ピンの上部は、該上部を前記上側木質柱の幅方向に貫通する固定ピンによって前記上側木質柱に固定される、
請求項1に記載の木質柱コンクリート梁の施工方法。
【請求項3】
上面から下側接合ピンが突出された下側木質柱と、
前記下側木質柱の前記上面上に設置されるとともに、前記下側接合ピンが梁成方向に挿入される貫通孔が形成された梁仕口部を有するプレキャストコンクリート梁と、
前記梁仕口部の上面上に設置されるとともに、前記貫通孔に挿入される上側接合ピンが下面から突出された上側木質柱と、
前記下側木質柱と前記梁仕口部との目地、前記貫通孔、及び前記梁仕口部と前記上側木質柱との目地に充填された充填材と、
を備える木質柱コンクリート梁の接合構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、木質柱コンクリート梁の施工方法、及び木質柱コンクリート梁の接合構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
フラットスラブと木造柱との接合構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
鉄骨鉄筋コンクリート造の柱及び梁と木質耐震壁との接合構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-092007号公報
特開2021-172993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、例えば、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の構造物において、意匠性等の観点から、柱を木質柱とすることが考えられる。この場合、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のコンクリート梁と木質柱とを接合することになる。
【0006】
しかしながら、コンクリート梁と木質柱とを接合し、木質柱に大きな曲げを負担させると、木質柱が破損等する可能性があり、また、木質柱とコンクリート梁との接合作業に手間がかかる可能性がある。
【0007】
本発明は、上記の事実を考慮し、木質柱に作用する曲げを低減しつつ、木質柱とコンクリート梁との接合作業の手間を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の木質柱コンクリート梁の施工方法は、下側木質柱の上面上にプレキャストコンクリート梁の梁仕口部を設置し、前記下側木質柱の前記上面から突出する下側接合ピンを、前記梁仕口部を梁成方向に貫通する貫通孔に挿入するコンクリート梁設置工程と、前記梁仕口部の上面上に上側木質柱を設置し、前記上側木質柱の下面から突出する上側接合ピンを前記貫通孔に挿入する上側木質柱設置工程と、前記下側木質柱と前記梁仕口部との目地に充填材を充填するとともに、前記貫通孔を介して前記梁仕口部と前記上側木質柱との目地に前記充填材を充填する充填工程と、を備える。
【0009】
請求項1に係る木質柱コンクリート梁の施工方法によれば、先ず、コンクリート梁設置工程において、下側木質柱の上面上にプレキャストコンクリート梁の梁仕口部を設置し、下側木質柱の上面から突出する下側接合ピンを、梁仕口部を梁成方向に貫通する貫通孔に挿入する。次に、上側木質柱設置工程において、梁仕口部の上面上に上側木質柱を設置し、上側木質柱の下面から突出する上側接合ピンを貫通孔に挿入する。次に、充填工程において、下側木質柱と梁仕口部との目地に充填材を充填するとともに、貫通孔を介して梁仕口部と上側木質柱との目地に充填材を充填する。
【0010】
これにより、下側木質柱とプレキャストコンクリート梁の梁仕口部とが下側接合ピンを介してピン接合されるとともに、上側木質柱とプレキャストコンクリート梁の梁仕口部とが上側接合ピンを介してピン接合される。したがって、下側木質柱及び上側木質柱に作用する曲げが低減される。
(【0011】以降は省略されています)

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