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公開番号2025098339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214399
出願日2023-12-20
発明の名称電磁継電器
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類H01H 50/12 20060101AFI20250625BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】異物や汚染物質の電磁継電器の内部への侵入を抑制しつつ、電磁継電器の内部の水分を効果的に外部に放出することができる電磁継電器を提供する。
【解決手段】電磁継電処理を実行する機能ユニットと、機能ユニットを載置した平板形状のプレートと、プレートと嵌合することで機能ユニットを覆ってカバーする箱形状のケースと、を備え、ケースは、プレートと嵌合したときにプレートと接触する嵌め込み部に、機能ユニットがある電磁継電器の内部と電磁継電器の外部とを連通させる通気ルートを有している、電磁継電器。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電磁継電器であって、
電磁継電処理を実行する機能ユニットと、
前記機能ユニットを載置した平板形状のプレートと、
前記プレートと嵌合することで前記機能ユニットを覆ってカバーする箱形状のケースと、を備え、
前記ケースは、前記プレートと嵌合したときに前記プレートと接触する嵌め込み部に、前記機能ユニットがある前記電磁継電器の内部と前記電磁継電器の外部とを連通させる通気ルートを有している、電磁継電器。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
電磁継電器であって、
電磁継電処理を実行する機能ユニットと、
前記機能ユニットを載置した平板形状のプレートと、
前記プレートと嵌合することで前記機能ユニットを覆ってカバーする箱形状のケースと、を備え、
前記プレートは、第1の溝を有し、
前記ケースは、第2の溝を有し、
前記プレートと前記ケースとが嵌合したときに、前記第1の溝と前記第2の溝とを合わせることによって、前記機能ユニットがある前記電磁継電器の内部と前記電磁継電器の外部とを連通させる通気ルートが形成される、電磁継電器。
【請求項3】
電磁継電器であって、
電磁継電処理を実行する機能ユニットと、
前記機能ユニットを載置した平板形状のプレートと、
前記プレートと嵌合することで前記機能ユニットを覆ってカバーする箱形状のケースと、を備え、
前記プレートは、前記ケースと嵌合したときに前記ケースが接触する段差部に、前記機能ユニットがある前記電磁継電器の内部と前記電磁継電器の外部とを連通させる通気ルートを有している、電磁継電器。
【請求項4】
前記通気ルートは、前記電磁継電器の内部と前記電磁継電器の外部との最短距離よりも長い距離で形成される、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電磁継電器。
【請求項5】
前記通気ルートは、非直線経路によって形成される、請求項4に記載の電磁継電器。
【請求項6】
前記通気ルートは、前記機能ユニットを構成する電磁コイルの近傍を優先して設けられている、請求項4に記載の電磁継電器。
【請求項7】
前記通気ルートは、少なくとも1箇所の通路寸法が0.1mm未満である、請求項4に記載の電磁継電器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電磁継電器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両などに搭載される電磁継電器が開示されている。この電磁継電器では、コイル端子や接点端子が挿通されるケース部材(ベース)のスリットに通気口を設けて、この通気口から電磁継電器の内部空間に発生した水蒸気を放出することで、電磁継電器の内部の水分が増えることを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/002154号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された電磁継電器は、端子が挿通されるケース部材のスリットに通気口を設ける構造である。このため、通気口の設置場所が限られてしまい、通気口の数が少なくなる(4箇所)。この通気口構造において、通気効率を上げるために通気面積を増やそうとした場合、1つ1つの通気口が大きくなり虫や埃などの異物が電磁継電器の内部に侵入しやすくなるという課題が生じる。また、端子が挿通されるケース部材のスリットに通気口を設けているため、端子にグリスやシリコーンなどの汚染物質が付着した場合、付着した汚染物質が端子を伝って(這い上がって)通気口から簡単に電磁継電器の内部に侵入してしまうことが考えられる。
【0005】
このような電磁継電器の内部に侵入した異物や汚染物質は、電磁継電器の機能に影響を及ぼして接点不良などの問題を引き起こすおそれがある。よって、電磁継電器における通気ルートの形成については、さらなる検討の余地がある。
【0006】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、異物や汚染物質の電磁継電器の内部への侵入を抑制しつつ、電磁継電器の内部の水分を効果的に外部に放出することができる電磁継電器を、提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、電磁継電処理を実行する機能ユニットと、機能ユニットを載置した平板形状のプレートと、プレートと嵌合することで機能ユニットを覆ってカバーする箱形状のケースと、を備え、ケースは、プレートと嵌合したときにプレートと接触する嵌め込み部に、機能ユニットがある電磁継電器の内部と電磁継電器の外部とを連通させる通気ルートを有している、電磁継電器である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の電磁継電器によれば、異物や汚染物質の電磁継電器の内部への侵入を抑制しつつ、電磁継電器の内部の水分を効果的に外部に放出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1の実施形態に係る電磁継電器の正面図および側面図
図1に示す電磁継電器のA-A線断面図およびB-B線断面図
本開示の第2の実施形態に係る電磁継電器の正面図および側面図
図3に示す電磁継電器のC-C線断面図およびD-D線断面図
本開示の第3の実施形態に係る電磁継電器の正面図および側面図
図5に示す電磁継電器のE-E線断面図およびF-F線断面図
本開示の第1の実施形態の応用例1に係る電磁継電器の正面図
本開示の第1の実施形態の応用例2に係る電磁継電器の正面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示に係る電磁継電器は、電磁継電処理を実行する機能ユニットを載置したプレートに、この機能ユニットを覆ってカバーするケースを嵌合させた状態で、プレートとケースとの接合面に電磁継電器の内部と外部とを繋げる通気ルートを設ける。これにより、異物や汚染物質の侵入を防ぎつつ、電磁継電器の内部の水分が電磁継電器の外部に放出されやすくなる。
以下、本開示の複数の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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