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公開番号2025099439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216103
出願日2023-12-21
発明の名称RAID保守システム
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人iX
主分類G06F 3/06 20060101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約【課題】リビルド完了までの時間を短縮できるRAID保守システムを提供する。
【解決手段】実施形態は、複数の記憶装置を有するディスクアレイ装置と、複数の仮想ドライブを設定することを可能とし、前記ディスクアレイ装置と第1通信ネットワークを介して通信可能に接続されたネットワーク記憶装置と、を備える。前記ネットワーク記憶装置は、第2通信ネットワークを介して通信可能にRAID記憶装置に接続することが可能である。RAID記憶装置を構成する複数の物理ディスクのデータは、ネットワーク記憶装置の複数の仮想ドライブにそれぞれコピーされる。1つの物理ディスクの停止により1つの仮想ドライブへのコピーは停止され、前記1つの仮想ドライブのデータは、1つの記憶装置にコピーされる。前記1つの記憶装置は、1つの物理ディスクと置き換える直前に差分データをコピーする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の記憶装置を有するディスクアレイ装置と、
複数の仮想ドライブを設定することを可能とし、前記ディスクアレイ装置と第1通信ネットワークを介して通信可能に接続されたネットワーク記憶装置と、
を備え、
前記ネットワーク記憶装置は、第2通信ネットワークを介して通信可能にRAID記憶装置に接続することが可能であり、
前記RAID記憶装置は、RAID構成された複数の物理ディスクを有し、
前記複数の仮想ドライブは、
前記複数の物理ディスクのデータをそれぞれコピーし、
前記複数の物理ドライブのうちの1つの物理ディスクが停止したことに応じて、前記複数の仮想ドライブのうちの1つの仮想ドライブへのデータのコピーを停止し、
前記1つの仮想ドライブのすべてのデータを前記複数の記憶装置のうちの1つの記憶装置にコピーし、
前記1つの記憶装置にコピーした後に、前記1つの記憶装置のデータと、前記複数の仮想ドライブのうちの前記1つの仮想ドライブ以外の残りの仮想ドライブのデータとの差分データを前記1つの記憶装置にコピーした後に、前記1つの物理ドライブを前記1つの記憶装置と置き換えてRAID実装するRAID保守システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ネットワーク記憶装置は、前記1つの仮想ドライブへのデータのコピーを停止したことに応じて、前記第1通信ネットワークを介して、前記1つの仮想ドライブへのデータのコピーを停止した旨の通知を前記ディスクアレイ装置に送信し、
前記ディスクアレイ装置は、前記通知に応じて、前記1つの記憶装置へのデータのコピーを開始する請求項1記載のRAID保守システム。
【請求項3】
複数の記憶装置を有するディスクアレイ装置と、
仮想ドライブを設定することを可能とし、前記ディスクアレイ装置と第1通信ネットワークを介して通信可能に接続されたネットワーク記憶装置と、
を備え、
前記ネットワーク記憶装置は、第2通信ネットワークを介して通信可能にRAID記憶装置に接続することが可能であり、
前記RAID記憶装置は、RAID構成された複数の物理ディスクを有し、
前記仮想ドライブは、
前記複数の物理ドライブに記憶された複数のデータを、前記複数の物理ドライブをそれぞれ識別する複数の識別ラベルに関連付けてそれぞれコピーし、
前記複数の物理ドライブのうちの1つの物理ディスクが停止したことに応じて、前記複数のデータのうち、前記1つの物理ディスクの識別ラベルに関連付けられたデータのコピーを停止し、
前記複数の仮想ドライブのうちの1つの仮想ドライブへのデータのコピーを停止し、
前記1つの仮想ドライブのすべてのデータを前記複数の記憶装置のうちの1つの記憶装置にコピーし、
前記1つの記憶装置にコピーした後に、前記1つの記憶装置のデータと、前記複数の仮想ドライブのうちの前記1つの仮想ドライブ以外の残りの仮想ドライブのデータとの差分データを前記1つの記憶装置にコピーした後に、前記1つの物理ドライブを前記1つの記憶装置と置き換えてRAID実装するRAID保守システム。
【請求項4】
前記ネットワーク記憶装置は、前記1つの物理ディスクの識別ラベルに関連付けられたデータのコピーを停止することに応じて、前記第1通信ネットワークを介して、前記1つの物理ディスクの識別ラベルに関連付けられたデータのコピーを停止した旨の通知を前記ディスクアレイ装置に送信し、
前記ディスクアレイ装置は、前記通知に応じて、前記1つの記憶装置へのデータのコピーを開始する請求項1記載のRAID保守システム。
【請求項5】
前記ディスクアレイ装置は、前記複数の物理ドライブが設置された場所から離隔した第1の場所に設置された請求項1~4のいずれか1つに記載のRAID保守システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、RAID保守システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
コンピュータは、HDDやSSDなどの外部記憶装置に各種データを読み書きして動作する。外部記憶装置が故障した際には、各種データの読み書きができなくなることがあり、これを防ぐため方法として、記憶装置をRAID(Redundant Array of Independent Disks or Redundant Array of Inexpensive Disks)構成することがある。RAID構成には各種レベルがあり、RAID0はストライピング、RAID1はミラーリング、RAID5はパリティ分散などである。たとえば、RAID1は、同じデータを2台のディスクに書き込み、データを冗長化させる技術であり、外部記憶装置のうち1台に故障が発生しても、他の正常な外部記憶装置によってコンピュータを継続稼働することができ、データも正常に保存される。
【0003】
RAIDにおいて、故障した外部記憶装置は、新しいものと交換される。新しい外部記憶装置に交換した後、正常な記憶装置から新しい記憶装置にデータがコピーされ、再び冗長性を確保する。このように、新しい記憶装置に既存の記憶装置のデータをコピーして、元の状態に復元することをリビルドと呼ぶ。
【0004】
近年、ストレージデバイスの大容量化が進み、リビルドに多大な時間がかかる場合が多い。そのような場合には、保守作業時の保守作業員のリビルド完了までの待ち時間が長くなるとの問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-119233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、リビルド完了までの時間を短縮できるRAID保守システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、RAID保守システムは、複数の記憶装置を有するディスクアレイ装置と、複数の仮想ドライブを設定することを可能とし、前記ディスクアレイ装置と第1通信ネットワークを介して通信可能に接続されたネットワーク記憶装置と、を備える。前記ネットワーク記憶装置は、第2通信ネットワークを介して通信可能にRAID記憶装置に接続することが可能である。前記RAID記憶装置は、RAID構成された複数の物理ディスクを有する。前記複数の仮想ドライブは、前記複数の物理ディスクのデータをそれぞれコピーし、前記複数の物理ドライブのうちの1つの物理ディスクが停止したことに応じて、前記複数の仮想ドライブのうちの1つの仮想ドライブへのデータのコピーを停止し、前記1つの仮想ドライブのすべてのデータを前記複数の記憶装置のうちの1つの記憶装置にコピーし、前記1つの記憶装置にコピーした後に、前記1つの記憶装置のデータと、前記複数の仮想ドライブのうちの前記1つの仮想ドライブ以外の残りの仮想ドライブのデータとの差分データを前記1つの記憶装置にコピーした後に、前記1つの物理ドライブを前記1つの記憶装置と置き換えてRAID実装する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係るRAID保守システムを例示する模式的なブロック図である。
第1の実施形態に係るRAID保守システムの動作を説明するための模式的なブロック図である。
第1の実施形態に係るRAID保守システムの動作を説明するための模式的なブロック図である。
第1の実施形態に係るRAID保守システムの動作を説明するための模式的なブロック図である。
第2の実施形態に係るRAID保守システムを例示する模式的なブロック図である。
第2の実施形態に係るRAID保守システムの動作を説明するための模式的なブロック図である。
第2の実施形態に係るRAID保守システムの動作を説明するための模式的なブロック図である。
第2の実施形態に係るRAID保守システムの動作を説明するための模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るRAID保守システムを例示する模式的なブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るRAID保守システム100は、ディスクアレイ装置10と、ネットワーク記憶装置20と、を備える。ディスクアレイ装置10は、通信ネットワーク1を介して、ネットワーク記憶装置20に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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