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公開番号2025101802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218826
出願日2023-12-26
発明の名称画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類B41J 29/393 20060101AFI20250701BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】凹凸を有する記録媒体であってもより高精度なパターン測定が可能な画像形成装置、画像形成方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、表面に凹凸を有する用紙Sに画像を形成する画像形成部40と、画像形成部40によって用紙Sに形成されたパターン画像を読み取る読取部として機能するイメージスキャナー55と、用紙Sへのパターン画像の形成前に、用紙Sの画像形成面における凹凸の量及び位置を含む凹凸情報を取得する取得部と、凹凸情報に基づいて、予め定められた条件に当てはまるパターン画像形成箇所を設定して、パターン画像の形成動作を調整する調整部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
表面に凹凸を有する記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって前記記録媒体に形成されたパターン画像を読み取る読取部と、
前記記録媒体へのパターン画像の形成前に、前記記録媒体の画像形成面における凹凸の量に関する凹凸情報を取得する取得部と、
前記凹凸情報に基づいて、予め定められた条件に当てはまるパターン画像形成箇所を設定して、前記画像形成部による前記パターン画像の形成動作を調整する調整部と、を備える画像形成装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記読取部による前記パターン画像の読み取り結果に応じて画像形成条件を制御する制御部を備える請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記凹凸を測定する測定部を備え、
前記取得部は、前記測定部から前記凹凸情報を取得する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
他の装置と通信可能な通信部及び/又は前記凹凸情報が記憶された記憶部を備え、
前記取得部は、前記通信部又は前記記憶部から前記凹凸情報を取得する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記調整部は、前記記録媒体の所定の箇所が前記予め定められた条件に当てはまるか否かを判定する請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記調整部は、前記パターン画像の大きさに応じて前記画像形成部による前記パターン画像の形成動作を調整する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記調整部は、前記凹凸情報に応じて前記画像形成部が形成する前記パターン画像の大きさを変更するよう調整する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記測定部は、前記画像形成部が前記パターン画像を形成する動作に前記調整部が前記凹凸情報を反映可能な位置に設けられる請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記記録媒体は、表面にエンボス加工が施された連続紙であり、
前記凹凸情報は、前記記録媒体の搬送方向におけるエンボス加工周期を含む請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記取得部は、前記エンボス加工周期を取得した時点で、前記凹凸情報の取得を終了する請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真プロセス技術を利用した画像形成装置が知られている。当該画像形成装置においては、帯電した感光体に対して、画像データに基づくレーザー光を照射することで静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラムに現像装置からトナーを供給することで、静電潜像を可視化してトナー像を形成する。そして、形成したトナー像を用紙に転写した後に、当該トナー像を加熱及び加圧させることで記録媒体に定着させ、画像を形成する。
【0003】
このような画像形成装置においては、記録媒体に画質安定用のパターン画像を形成し、当該パターン画像をセンサーで読み取ることで装置の状態を取得して、画像形成条件を調整する。しかしながら、例えば記録媒体がエンボス紙である場合など、記録媒体が凹凸を有して高さが不均一であると、当該凹凸の影響で、装置の状態を正確に取得できないことがあった。
【0004】
具体例を図9A及び図9Cに示す。図9Aは、平滑紙にパターン画像を形成した際のセンサーによる読み取り結果を示すグラフである。また、図9Cは、図9Bに示すエンボス紙の位置に、図9Aと同様のパターン画像を形成した際のセンサーによる読み取り結果を示すグラフである。なお、図9A及び図9Cにおいて、横軸は搬送時間、縦軸はパターン画像を読み取ったセンサーの出力値(すなわち画像濃度)を示す。また、図9Bにおいて、横軸は記録媒体の搬送方向の長さ、縦軸は記録媒体の高さ(すなわちエンボス量)を示す。図9Aと図9Cの比較から、エンボス等の高さの異なる箇所に亘ってパターン画像を形成すると、センサーの読み取り結果にバラつきが生じることが分かる。
【0005】
そこで、例えば特許文献1には、エンボスを有する記録媒体の厚みと当該エンボスの深さに基づいて、画像の乱れが生じる領域及びその発生レベルを特定し、当該乱れを補正する画像形成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-165813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の発明は、あくまで測定結果に規定の補正テーブルの値を掛けることで推定値を算出する発明であり、高精度な測定結果を担保するものではない。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、凹凸を有する記録媒体であってもより高精度なパターン測定が可能な画像形成装置、画像形成方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像形成装置であって、
表面に凹凸を有する記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって前記記録媒体に形成されたパターン画像を読み取る読取部と、
前記記録媒体へのパターン画像の形成前に、前記記録媒体の画像形成面における凹凸の量に関する凹凸情報を取得する取得部と、
前記凹凸情報に基づいて、予め定められた条件に当てはまるパターン画像形成箇所を設定して、前記画像形成部による前記パターン画像の形成動作を調整する調整部と、を備える。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記読取部による前記パターン画像の読み取り結果に応じて画像形成条件を制御する制御部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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