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公開番号2025109246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024002959
出願日2024-01-12
発明の名称画像形成システム、搬送速度制御方法及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類H04N 1/12 20060101AFI20250717BHJP(電気通信技術)
要約【課題】基準画像の形成位置に制限を設けることなく、かつ、コストアップすることなく、高品質の印刷物を生成することが可能な画像形成システム、搬送速度制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】用紙に画像を形成する画像形成部33と、画像形成部33により用紙に形成された画像を読み取る読取部(画像読取部42、測色計43)と、用紙の物性値を検知するメディアセンサー23と、メディアセンサー23により検知された物性値に応じて、読取部における用紙の搬送速度を制御する制御部31と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により前記用紙に形成された前記画像を読み取る読取部と、
前記用紙の物性値に応じて、前記読取部における前記用紙の搬送速度を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記物性値を検知するメディアセンサーを備え、
前記制御部は、前記メディアセンサーにより検知された物性値に応じて、前記搬送速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記メディアセンサーは、前記用紙の剛度を検知する剛度センサー、前記用紙の紙厚を検知する紙厚センサー、前記用紙の水分率を検知する水分率センサー及び前記用紙の坪量を検知する坪量センサーのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記メディアセンサーは、前記画像形成部よりも前記用紙の搬送方向上流側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記メディアセンサーは、前記画像形成部よりも前記用紙の搬送方向下流側であって、前記読取部よりも前記用紙の搬送方向上流側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記用紙に形成された位置調整用の基準画像が前記読取部により読み取られて得られた読取結果に応じて、前記用紙の画像形成位置を調整する調整部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記調整部は、前記用紙の表裏の画像形成位置を調整することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記読取部による前記用紙に形成された画像調整用の基準画像の読み取り時に、前記搬送速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項9】
ユーザーにより設定部を介して設定された用紙情報に基づいて前記物性値を取得する取得部を備え、
前記制御部は、前記取得部により取得された物性値に応じて、前記搬送速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項10】
前記制御部は、前記剛度センサーにより検知された剛度が高いほど、前記搬送速度を遅くすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成システム、搬送速度制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、用紙に画像を形成する画像形成装置が知られている。画像形成装置が画像を形成する用紙は、様々な種類(特性)のものが用いられる。高品質の印刷物を生成するには、用紙上の画像位置を調整する必要がある。そこで、例えば、用紙に形成された基準画像を読取部で読み取り、その結果を画像形成部にフィードバックする構成が知られている。この構成によれば、用紙の表裏の画像位置を合わせることができる。
【0003】
ところで、読取部が表裏位置調整で使用する基準画像を読み取る際には、高精度な位置検知が求められる。しかしながら、従来の構成では、表裏位置調整で使用する基準画像を読み取る際に、ショックノイズが発生することが広く知られている。ショックノイズは、用紙が読取部近傍の搬送コロや搬送ローラーに進入した際に発生する。読取部への用紙搬送時にショックノイズにより用紙の高さ変動や速度変動が生じると、読取画像にピッチムラや倍率変動などの悪影響が生じる。すなわち、ショックノイズの発生は、読取部による位置検知の精度に影響する。
【0004】
そこで、特許文献1には、読取部がショックノイズの発生時に読み取る箇所からずらした位置に基準画像を形成する構成が開示されている。
また、特許文献2には、読取部の読取位置と搬送コロの距離を調整可能な構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-067813号公報
特開2018-142845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1記載の構成では、移動可能な画像が限定されるため、使用用途が限定されるという課題がある。
また、特許文献2記載の構成では、搬送コロを移動させるための機構が必要となるため、コストが嵩むという課題がある。
また、いずれの構成であっても、紙種によっては、読取部の読取時にショックノイズが大きくなることがある。特に、厚紙や剛度の高い用紙が読取部近傍の搬送コロや搬送ローラーに進入した場合、ショックノイズが大きくなることがある。したがって、基準画像の読取タイミングや搬送コロの位置を調整するだけはショックノイズの影響を低減できないことがある。
【0007】
本発明は、基準画像の形成位置に制限を設けることなく、かつ、コストアップすることなく、高品質の印刷物を生成することが可能な画像形成システム、搬送速度制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
画像形成システムにおいて、
用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により前記用紙に形成された前記画像を読み取る読取部と、
前記用紙の物性値に応じて、前記読取部における前記用紙の搬送速度を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記物性値を検知するメディアセンサーを備え、
前記制御部は、前記メディアセンサーにより検知された物性値に応じて、前記搬送速度を制御することを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成システムにおいて、
前記メディアセンサーは、前記用紙の剛度を検知する剛度センサー、前記用紙の紙厚を検知する紙厚センサー、前記用紙の水分率を検知する水分率センサー及び前記用紙の坪量を検知する坪量センサーのうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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